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【ボクシング】スカウトマンまでファンに! なぜ“学生アマ”のリーグ戦が人気? そして指摘される改善点とは

2019/05/21(火)UP

関東大学ボクシングリーグ戦の第1週で半田光太郎(拓殖大学)を初回で棄権に追い込んだ木村蓮太朗(東洋大学)

 5月11日から7月13日まで5週(5度)にわたり開催される第72回関東大学ボクシングリーグ戦が開幕し、今シーズンも「格闘技の聖地」後楽園ホールにして集客は好調。もし最終週に全勝同士の学校が優勝を争うことになれば、会場が超満員となるのも確実だ。それ以外の週でも「並のタイトルマッチ興行よりもお客さんが多い」と評価するのは、このリーグ戦を観戦して10年以上のプロボクシング関係者。匿名を条件にその秘訣を分析して頂いた。

 当関係者は関東圏内でジムを経営しており、最初は勧誘できる選手がいないかというスカウト感覚で観に行ったが「予想以上の活気と技術レベルで、本来の目的を度外視して趣味で通うようになった」と振り返る。

 長所の一つに感じたのはスムーズなマッチメイクだ。1階級でも多く勝つために

 両校が出し惜しみなく、トップ選手を参加させるため、自然に好カードが組まれやすく、しかもそれが連続していく。また、プロの試合であれば“早く終わってほしい”ともどかしくなるスリルなき試合も、わずか3分3ラウンド(計11分)で終わるため、退屈を感じさせないことも利点に挙げた。

各校の応援の雰囲気も大学リーグ戦ならではの世界観が楽しめる

 大学ボクシング界は東西に分かれており、関西は3部、関東は5部で構成される。最上位の1部や2部はリーグ戦形式で、3部以下はトーナメント戦形式。1シーズンで最も戦績のよかった学校が入れ替え戦で昇格を狙い、最下位校は入れ替え戦で降格の危機にさらされる。『関東大学リーグ』の1部優勝校は、『関西学生リーグ』の1部優勝校と、全日本大学王座決定戦で日本一の大学を争い、過去5年は日本大学が同決定戦を制してきた。

 既出のプロ関係者に改善してほしい点も聞くと、不明確な採点基準を挙げた。
「国際ルールに準じているので仕方ないが、プロボクシングと類似した方法で採点するにも関わらず、ダメージを競っていないので微妙に違う。私も最初は“どうして?”と思う採点で、周りは案外納得していることが何度かあった。誤解されやすい採点であれば東京オリンピックでも“これが噂の〇〇判定か”とか、また陰謀を勘ぐられてしまうでしょう。ただでさえ、応援すると熱くなって客観性を失っているから」

 最後に、本来の目的だった選手のスカウトについて聞くと、空振りばかりだとのことだが、卒業して就職したOB選手が、しばらくして「仕事に慣れてきたらプロでも戦ってみたいと思うようになった」とジムに来てくれたことがあったという。きっかけはなんにせよ、観戦歴を重ねるほど味わい深くなってくるというボクシングリーグ戦に、一度と言わず何度か足を運んでみるのもいいかもしれない。今月25日の後楽園ホールでは、関東大学リーグ戦の第2週が予定されている。

■第72回 関東大学ボクシングリーグ戦 第2週
5月25日(土)10時30分から
2部 法 大-立 大
2部 日体大-専 大
2部 平国大-慶 大
1部 日 大-駒 大
1部 拓 大-中 大
1部 東農大-東洋大

■6月8日 9時30分開始
■6月22日 9時30分開始
■7月13日 9時30分開始

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