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【RIZIN】川尻達也、北岡悟、廣田瑞人のアラフォーたちの明暗

2019/07/30(火)UP

ロシアのアリとの激闘を制し連敗脱出した川尻達也

 7月29日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.17』でアラフォー日本人選手たちの明暗が分かれた。

 第5試合から第7試合に登場した廣田瑞人(38歳、CAVE所属)、北岡悟(39歳、ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜所属)、川尻達也(41歳、T-BLOOD所属)の3選手。試合順が並んだマッチメイクというのも因縁を感じてしまうのは筆者だけか・・・。

昨年大みそかは北岡が川尻に判定勝利している

 ライト級GPに名前が挙がってほしい3選手である。北岡と川尻は昨年の大みそかに戦い、北岡が接戦を制している。廣田と北岡は10年前に当時戦極ライト級王者だった北岡に廣田が臨み、TKO勝利を飾っている。この三すくみの争いは、まだまだファンのハートを掴んでくれるのは間違いないからだ。

 デビュー時期は川尻と北岡がともに00年で廣田が04年。廣田に4年の遅れがあるが、鎬(しのぎ)を削ってきた時期に大きな差はない。川尻と廣田に至っては多くの関係者が「出世する」と口を揃える修斗の新人王決定トーナメント王者である。

ソウザ(上)にグラウンドのパンチの連打でTKO負けを喫した廣田

 今回の大会はそんなアラフォーの日本人選手3選手の明暗が分かれた大会となった。

 第5試合でホベルト・サトシ・ソウザ(30歳、ボンサイ柔術所属)と対戦し、1R 3分05秒、グラウンドでのパンチにより TKO負けを喫した廣田。試合後のインタビューで「打撃でくるとは思っていたが、相手が強かった。2発目のパンチは覚えていない。先のことは考えていないし、もういいかなと思っている」と一線を退くかのうな発言をしてインタビュールームから立ち去った。

 第6試合でひと回り以上の年齢差があるアリ・アブドゥルカリコフ(26歳、ロシア、Golden Team所属)に判定3-0で勝利した川尻は「昔の自分より強くなれた。体のコンディションの良さがあったから、こういう結果(勝った)になったと思う。アリは相当強い。俺だから勝てた。やばいっす、アイツ!」と言ってメインの勝者と戦いたいとアピールした。ライト級GPにも堂々と名乗り出た!

北岡は相手の足を取りに行こうとするがパウンドの連打を食らってしまう

 そして、第7試合に登場した北岡悟。「RIZINとオレの戦い」という言葉を発していたものの、片脚タックルからのテイクダウンも阻まれ、グラウンドの展開に持ち込んでもヒジとパンチの雨あられ! 1R終了のゴングが鳴り、セコンドの手を借りなければコーナーポストに戻れなかった。目もうつろな北岡の表情を見て、試合続行不可能のアピール。レフェリーは試合を止めた。担架で運ばれた北岡の試合後のコメントはなし。北岡のことだから「これも経験」とばかりに次のステージへと向かうのだろうが、足関節に執拗(しつよう)にこだわるファイトスタイルは次のステージでは通用するのだろうか!?

 奇しくもライト級GPでは廣田と北岡に勝った両者の名が榊原信行RIZIN実行委員長がGOサインを出した。川尻については「首の皮一枚残った」という表現はしたものの、チャンスが巡ってきた。

試合数日前の公開練習では好調ぶりを見せスイカを鉄鎚で割る余裕を見せた

 日本のMMAシーンを支えてきたアラフォー3選手。サバイバルを制したのは最年長の川尻だった。試合後のインタビューではコンディションの良さを語ったが、試合前には、これまでもがき苦しみ試行錯誤しつつも、ここ5年で、最も良いコンディションに持って来たと川尻。5年前といえば、これまでPRIDEやDREAMを主戦場にしてきた川尻がUFCに参戦し、デビュー戦を一本勝ちで飾った2014年1月の一戦が蘇る。
 UFCでは16年の2月まで3勝3敗イーブンでこれからが期待されていた。41歳であの頃のコンディションを取り戻した川尻。北岡、廣田にもその可能性は残されているはずだ。

文・三次敏之

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