【RIZIN】川尻達也がグラウンドで圧倒、散打の名手アリに完封勝利
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.17』
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第6試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール : 5分3R(71.0kg)※肘あり
○川尻達也(T-BLOOD)
判定3-0
●アリ・アブドゥルカリコフ (ロシア)
川尻は2000年に修斗でプロデビュー。以来PRIDE、DREAMと大舞台の第一線で戦い続けてきたベテラン。2013年にはUFCと契約し、初戦をリアネイキッドチョークにより一本勝ち。3勝3敗の戦績を残した。2016年からRIZINのリングを戦場に選んだ。昨年大晦日には北岡悟と大激戦を繰り広げ僅差の判定で惜敗したが、7か月で復帰戦を迎える。
対するアリは散打の世界的名手であり、ロシア国内数々のタイトルを獲得。2013年9月にプロデビュー。2戦目には後のUFCファイター、ヨエル・アルバレス(スペイン)に1R34秒、スピニング・ヒール・キック(顔への後ろ回し蹴り)で戦慄のKO勝利を挙げた。現在7戦7勝無敗とパーフェクトレコードを誇り、川尻を下しライト級グランプリへの出場を目指す。
川尻がタックルを狙いに行くが、距離が遠くなかなかテイクダウンが取れない。アリのバックスピンキックの足をつかみ、そのままコーナーに押し込んで強引にグラウンドへ持ち込む。上から打撃を拳を落とされた川尻は早々に鼻血を出してしまう。振り払おうとするアリを逃がさず、上から抑え込んだ川尻は、体を入れ替えながらフロントチョークから腕を取りに行く。
川尻の入り際にアッパーを狙うアリ。川尻は体で押し込むように距離をつぶし、もつれ込むようにテイクダウンを奪う。体幹の強いアリにポジションを返されるが、川尻もポジションを変えながら上からはフロントチョークを狙い、下になっても腕を取りにいくためアリは体を起き上がらせることができない。
3R開始早々、得意の打撃に持ち込みたいアリは左の前蹴りで川尻のアゴを打ち抜く。この蹴りで川尻は口から出血するが、グラウンドポジションから果敢にアームロックを狙う。マウントポジションをとった川尻の背中で両腕をクラッチし、川尻の上体を引きつけたアリへ、川尻はサイドからフックを連打。終了間際にはグラウンドパンチの連打も見せ、川尻優勢のまま終了のゴングを迎えた。
判定は3-0で川尻の勝利。マイクを握った川尻はアリへ「あなたがいたからハードに練習できました」と感謝の言葉を述べた。そして「連敗続いて勝てなくて、自分に自信を持てなくてそれでも辞められなくて、今日やっと勝てたぞー!!」とリングに倒れ込みながら感情を爆発させた。そして「格闘技最高!今日は花火大会だからいっぱい花火を上げよう!」と、これからも続く熱戦に期待するように観客へ呼びかけた。
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