【KNOCK OUT】2020年の戦略発表、KOを「立ち技の最高峰を目指すリング」に、ルール・階級も明確化
11月14日(木)、『KNOCK OUT2020年戦略発表記者会見』が都内にて行われた。本会見では2020年以降のKNOCK OUTおよびレベルスの関係や大会開催のスケジュール、ルールの制定についての紹介が行われた。
今年5月に就任した山口元気プロデューサーは、2020年のKNOCK OUTを「ヒジ有り・ヒジ無し両方のルールにおいて、立ち技の最高峰を目指すリング」と定義。選手育成まで含めたピラミッド構造を目指していくことを明かした。
大会開催のスケジュールも従来とは大きく変わり、KNOCK OUTの後楽園大会を「KNOCK OUT」主体から除外。『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP REBELS PRODUSED by BUSHIROAD FIGHT』と定め、レベルスの上位概念と規定。レベルスから上がってきた選手のKNOCK OUT出場の査定の舞台とするとした。KNOCK OUTは年2回予定されている大田区総合体育館で行われる『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP』に集約。ここで抜擢された選手が他団体の王者や世界の強豪と戦う舞台にしていく。
また今年8・10・11月の3回の大会運営を通じファンからの声を受け、「わかりやすさ」を追求。得てして複雑になりがちな格闘技の競技ルールや決まり事を明確にしていく方針を明らかにした。
1点目はルール。2019年はヒジ有りの「KNOCK OUTルール」、ヒジ無しの「REBELSルール」の形式で競技ルールが混在していたが、これをヒジ有り=REDルール、ヒジ無し=BLACKルールと名称変更。旧KNOCK OUTやレベルスを知らなくてもルールをイメージしやすい形式とし、今後レベルスもこの名称へ統一。チャンピオンもRED・BLACKそれぞれで立てていくという。
2点目は階級。格闘技には「スーパーバンタムは何キロ?」「MMAのバンタムとキックのバンタムは体重が違うの?」というような階級にまつわる疑問も少なくない。この疑問を排するため、階級を数字表記に統一。スーバーバンタムなら55kgと、重量として見せることで選手の階級と区分を明確化していく狙いだ。
山口プロデューサーは「KNOCK OUTのリングは倒そうとする選手を抜擢。勝ったからと流す選手ではなく、お客様が感動するような最後まで戦おうとする選手が上がるリングがKNOCK OUT」と定義。観客に分かりやすく、心おきなく選手を応援できる環境を整える試みに、レベルスだけでなく多くの団体との懸け橋となる団体への成長が期待される。
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