【NJKF】トーナメント決勝に臨む大田拓真「ここで勝ってNJKFの顔になりたい」と必勝誓う
11月30日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2019 4th』に出場するWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・大田拓真(20=新興ムエタイジム)が大会PRのため都内で取材に応じた。
今年9月から開催されたS1ジャパントーナメント55kg級。大田は1回戦でINNOVATION三階級制覇王者の岩浪悠弥(橋本道場)を撃破。11月30日に決勝戦を迎える。改めて9月の岩浪戦を振り返った大田は「1、2Rは様子を見すぎた」と警戒しすぎた点を反省点に上げた。
岩浪の得意技であるハイキック。「カウンターで合わせられたら嫌だな」と慎重になるも2R終了時にドローとわかっていたという大田は、「3Rにがむしゃらに行った」と得意の首相撲でペースを握り、最終ラウンドで押し切り勝利をつかんだ。この岩浪戦に加え、2月には元NKB王者の高橋亮、6月にはWBC王座を懸けた新人と王者クラスを連続撃破しここまで今年無敗。今年最終戦はタイ国チェンマイスタジアム認定バンタム級チャンピオンの馬渡亮太(19=治政館)との一戦となる。
馬渡とはジュニア時代に対戦した大田。NJKF公式サイトに掲載されたインタビューでは「どんな試合だったかは覚えていない」と発言したところ関係者から「余裕を見せているのか」と指摘されたという。しかし大田は「本当に覚えていなくて。やめてよ煽るの!って思ってました(笑)」と困りながらも、この一戦に対する注目度は高いことを感じたようだ。
その馬渡の印象は「ムエタイスタイルで蹴りも速いですし、重そう。ヒジもできますし、蹴り・ヒジとムエタイスタイルだな」と純ムエタイスタイルと認識。自身もムエタイスタイルを得意としていることから、「ムエタイ勝負になるのかな」と試合の展開を予想した。
本大会では実弟である一航(新興ムエタイジム)も参戦。NJKFバンタム級王座決定戦に臨む。大田は一航のスタイルについて「弟は対策とか立てるの上手くないんですが、感覚でやっていくタイプ。自分から弟にアドバイスをして、それを感覚に合わせていくのが上手い」と天才肌であると解説。自分自身は考えて研究するタイプといい、兄弟それぞれのスタイルでタイトル奪取を目指していることを明かした。
目指すは兄弟同時勝利、同時戴冠。「兄弟で出るので二人ともベルトを巻いて、親に喜んでもらいたい」と親孝行の一面も見せた大田。同日に共にインタビューに臨んだ健太(E.S.G)を引き合いに出し「健太さんのようなNJKFの顔になりたい。ここで勝って”NJKFは大田拓真”と言われるように」と、NJKFの次世代エースとしての誇りを胸にトーナメント決勝戦の必勝を誓った。
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