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【K-1 KRUSH】元王者・牧平圭太、妻からの「命かけて戦ってきなさい」で奮起

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2019/12/04(水)UP

得意の左ハイでダウンを奪う牧平

 12月15日(日)東京・後楽園ホールで開催される『K-1 KRUSH FIGHT.109』。セミファイナルで対決する元ウェルター級王者・牧平圭太(30=HALEO TOP TEAM)と加藤虎於奈(23=TEAM TOP ZEROS)のコメントが主催者を通じて届いた。

 牧平はサウスポーから繰り出される強烈な蹴り技を武器に、第3代K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者として活躍した。戦績は30戦以上となる大ベテラン。前回は4月のKRUSHで松岡力に判定負けして今回が再起戦となる。

 対する加藤は、現K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者、レオナ・ペタスの実弟だ。左ミドルや絶妙な距離感を武器にKRUSHで活躍。前回は日中対抗戦で、中国の強豪ジャン・チュンユーと対戦し善戦も、3Rに失速して判定負けを喫している。

鋭い左ハイをヒットさせる牧平

 対戦カード発表会見では加藤から「牧平選手も引退を考えていると思う。勝って引導を渡す」と挑発された牧平。
 牧平は「もちろん周りが自分のことをそういう目で見ているのも分かっているし、自分自身もそれ(引退)が頭をよぎったこともあります。でもそんなことを考えてちゃダメなんですよ。実は前回の試合が終わったあとに嫁に『俺には家族も子供もいる。もう現役はいいかな…』と打ち明けたんです。そしたら嫁から『あんたさ、一日くらい私や子供のことは忘れて、身体を張って命かけて戦ってきなさいよ!』と言われたんです。その言葉でもう一回頑張ろうという気持ちになった」と、パートナーの叱咤が現役続行のきっかけになったと告白した。

加藤も蹴りを磨いている

 相手の加藤は、会見では挑発しながらも牧平のことは「上にいる選手」と評価。牧平の印象については「ローキックがしつこいイメージですね。逆に僕がローキックを効かせてやろうと思います」と相手の得意技で勝負すると豪語した。

 兄のレオナは9月にKRUSHのベルトを巻いたが「僕もベルトを巻いて闘病中のお母さんにベルトを巻かせてあげたい」と病床にいる母親のためにも早く王座を獲りたいと言う。この試合に勝った後は「正直、木村選手のベルトに挑戦したいですね。僕はウェルター級で木村選手と野杁選手がむちゃくちゃ強いので、その選手たちに勝って次のステップに行きたいです」と意気込んだ。

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