【K-1 KRUSH】レオナ・ペタスが西京佑馬との再戦を制しタイトル奪取、闘病の母へベルト捧げる
K-1実行委員会
『K-1 KRUSH FIGHT.105』
2019年9月16日(月・祝) 東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第9試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
●西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)※初防衛戦
判定0-2 ※28-29、29-29、28-30
○レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
※レオナが新王者に
レオナは日本国内では無冠ながら、中国の格闘技イベント「英雄伝説」において2016年にアジアトーナメント制覇。今年6月のK-1では、K-1フェザー級王座決定トーナメント準優勝・小宮山工介に2R左ストレートでKO勝利した。「石の拳」と呼ばれるパンチが武器だ。
西京は兄の西京春馬と共にK-1甲子園で活躍し、2016の-60kgトーナメントで優勝。プロデビュー後は強豪に勝利を重ねて今年3月にプロ7戦目でK-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王座を戴冠した。対戦相手のレオナとは、昨年4月にスーパー・フェザー級の一戦で対決しパンチの打ち合いに優ったレオナが勝利を収めている。よって西京にとっては今回は初防衛戦、かつリベンジマッチと意味のある一戦となる。
1R、レオナがワンツーをヒットさせると西京も左前蹴り、右ローで応戦。じりじりと前に出るレオナに西京は足を使い距離を取りながら右ボディを伸ばすが、レオナの右飛びヒザに西京の動きが止まり、ガードの上から連打を浴びる。レオナのパンチに西京はカウンターを狙うが、回転のいいレオナのパンチに西京は早々に顔が赤く染まる。
2R、落ち着きを取り戻した西京はガードを固めながら右ローを打ち込む。パンチのフェイントから右ローを積み重ね、打ったら離れて距離を保つ。しかしレオナの右ストレートがガードの隙間から入ると、コーナーに押し込みラッシュ。西京はガードを固めしのぐ。
3R、西京がまっすぐ入り右ストレートを2発浅くヒット。レオナの前進にカウンターを合わせ、浅めながらもクリーンヒットを稼ぐ。レオナがテンカオを見せるもオーバーハンドの左フックをヒット。至近距離でレオナにワンツーを浴びせ、レオナが後退するシーンが増える。カウンターをもらいながらもレオナも手数を出し、双方パンチを交換する中で終了のゴングが鳴り響いた。
シーソーゲームとなった一戦だったが、前半のリードを評価しレオナをジャッジ2名が支持。昨年4月以来の再戦を制し、レオナがK-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級の新王者に輝いた。
ベルトを巻いたレオナは「今日、このベルトを獲ることができたのは7年間諦めずにこれたから。今日(会場に)来ている母親がずっと体調が悪かったけど、このベルトをあげたくて頑張りました」と、闘病生活を送る母親への最高の贈り物をできたことに喜びを見せた。そして「これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」と、K-1 KRUSH FIGHTのベルトを皮切りにさらなる飛躍を遂げていくことを宣言しマイクを締めくくった。
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