【ONE】ヴァイキングの末裔が参戦決定「これは神の思し召し」
ブラジリアン柔術世界チャンピオンに複数回輝き、アメリカの総合格闘技団体リング・オブ・コンバットでヘビー級とライトヘビー級の2階級を制覇したトム・デブラス(38=アメリカ)が、ONEチャンピオンシップに参戦することが明らかになった。
ONEの会長兼CEOチャトリ・シットヨートン氏が「ヴァイキング戦士の血が流れる真のチャンピオン」とデブラスの参戦を発表した。
デブラスは19歳でブラジリアン柔術を始め、2010年~2013年に総合格闘技へ参戦。通算9勝2敗(うち4KO、2S)の成績を残したが、2013年にKO勝利を飾った後に総合から引退。
それからはブラジリアン柔術で、選手だけでなく指導者としても活躍し、青木真也にも一本勝ちしたゲイリー・トノン(アメリカ/ONEフェザー級5位)の師匠としても知られている。
ブラジリアン柔術に専念してきたデブラスだが、新型コロナのパンデミックの影響で考え方が大きく変わったという。
「家に居続けるのは本当に辛いことだった。でも、それがきっかけとなり、私の心に火がつき、何かをやりたいと願う気持ちやモチベーションが湧いてきた」と語る。
そして、神に祈りを捧げる日々を過ごしていたところに、チャトリCEOから、試合に対する考え方を尋ねるメッセージを受けた。
デブラスは「もしメッセージを送ってくれた人が彼でなければ、考えもしなかったはずだ。私は、彼がONEで成し遂げていること、何より彼自身を心底尊敬している。これは“神の思し召し(おぼしめし)”なんだ」と、コロナ禍による心境の変化に加えて、尊敬するチャトリCEOからのメッセージがあったことから、約7年ぶりの総合格闘技への復帰を決断した。
現在、デブラスのONEデビュー戦の日程、及びヘビー級かライトヘビー級かは決定していないが「世界は“トム・デブラス”最強バージョンを目撃することになる」、「ONE参戦は、ただ戦うという話だけでなく、私の生き様だ。ここには、私の技術を再び披露するチャンスがあり、楽しみながら自分自身を追い込める場所。私の姿を見て、人々が刺激を感じると嬉しい」と意気盛んだ。
チャトリCEOはデブラスに「優れた運動能力と決めの強さを持っており、タイトル戦線の“台風の目”になるポテンシャルを持っています」と大きな期待を寄せている。
今後、ONEヘビー級世界王者ブランドン・ベラ(フィリンピン)やライトヘビー級世界王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)らとのビッグマッチが実現するのか注目が集まる。
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