【UFC】マクレガーのスネ骨折はポイエーの蹴りでもカーフの受けでもなかった、バックスピンキックが原因か
7月11日(日・日本時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて行われた『UFC264』で元UFC二階級同時王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)とUFC世界ライト級暫定王者ダスティン・ポイエー(31=米国)の6ヶ月ぶり3度目の対戦は1R終了時、マクレガーの左足のスネの下部が曲がり、マクレガーは立てず。ドクターストップによりポイエーがTKO勝利した。
米大手スポーツニュースサイトESPNはマクレガーのスネが骨折したとUFCが発表したと報道した。
試合後のインタビューでポイエーは「自分が蹴った時に何かを感じた。まず初めにヒビが入った、そして折れたのだと思う」とWOWOWの通訳ではそう語っている。日本語がかぶって英語がよく聞こえなかったが、「蹴りをカットした(ブロックした)」というニュアンスもあり、カーフキックをカットされてヒビが入ったのではとSNSなどで推測するコメントもあった。
編集部で映像を見返すと、まずマクレガーの怪我した左足については、一発も蹴りを被弾していない。また、マクレガーが被弾した蹴りは一発で、1R前半に怪我のなかった右足に食らった一発のカーフキックのみ。あとは全てかわしていた。
逆にマクレガーは多くの蹴りを出しヒット、それは全て左足による蹴りだ。カーフも受けられておらず、やや怪しいかと思ったのは、ボディへ3度目のバックスピンキックを出した時にスローで確認したところ、左足首のアキレス鍵部分がポイエーの肘の上部とぶつかっていることだ。しかしその後も何発か左ローキックを放っており、それによる肘受けは大きなダメージではなさそうだ。ただ、以降はバックスピンキックを出さなかったことから、もしかするとここで何らかの怪我があったのかも知れない。
その後グラウンドの攻防となり、ラウンド終盤に両者が立ち上がったところ、マクレガーは左のローキックを放つ、続けて左前蹴りを放ち左足を着地させると、その左足は捻ってもいないが力が入らないような感じで、体重をしっかり乗せられていない様子になる、そして次に左ストレートを放ちながら奥足となった左足を浮かせるが、その左足を着地した瞬間にスネの下部が90度に曲がったのだった。
編集部がオリンピック強化スタッフでもある「こやまクリニック」(東京都文京区)の整形外科医・小山郁先生にこの映像を見せたところ、明らかに骨折とのこと。
ここまで左足で蹴っていると、どこかにヒットした時に折れたのかも知れない。ポイエーは試合後インタビューで「マクレガーの蹴りが強いから折れたのではないか」と語っていた。しっかり治療し復帰を待ちたい。
▶︎次のページは【動画】立てないマクレガーの足がくの字になる瞬間
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