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【K-1】78戦目の城戸康裕「”流行る新技”を編み出した」引退試合の山内佑太郎「全て見せてグローブを置きたい」

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2021/09/03(金)UP

城戸(左)と山内(右)が対戦する(c)K-1

 9月20日(月・祝)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN よこはまつり』の[スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]で対戦する、城戸康裕(38=谷山ジム)と山内 佑太郎(43=HALEO TOP TEAM)のコメントが主催者を通じて届いた。

 43歳の山内は今回が横浜の大舞台で引退試合を迎える。アマチュアで1戦、2013年8月のKrushで1戦(城戸が判定勝利)と過去2回対戦していることもあり、両者とも手の内は知り尽くしているといえる。Krushで対戦した際、城戸が30歳、山内が35歳。それから8年経ち、今回の再戦を迎える。

■城戸康裕、格闘技へマンネリは一切無し「”流行る新技”を編み出した」

 昨年3月のスーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで3位に輝き、今年の3月には松下 大紀にKO勝ちするなど、現在もK-1のトップ戦線に君臨している城戸。今回の試合で引退を迎える山内については、どのように考えているのだろうか。

前戦は松下(右)を相手にKO勝利を収めた城戸

 城戸は「山内さんから僕とやりたいって言っていただいて、ありがたいはありがたいですよね。アマチュアの時に山内さんと戦って『うわ!強ぇな、この人!』と思って、Krushのタイトルマッチでも戦わせて貰いましたし」とコメント。

 K-1 MAXなど多くの舞台で戦ってきた城戸も現在は38歳。年齢的には43歳の山内が先輩となるが、格闘技のキャリアとしては城戸が24年ということもあり、城戸の方が長い。旧K-1からKrush、そして新生K-1まで長く格闘技界を引っ張ってきた城戸にとって、格闘技に対してのマンネリを感じることはないという。

 実力の面においても「僕は経験値で戦うファイトスタイルで、しっかり考えながらポン!と倒す戦い方なんです。前回も新技をいっぱい作っていたんですけど、早々にダウンを取られて焦っちゃったから全く出してない(苦笑)今回はそれを出せる場ですよね。試合で出せてない分、練習で熟成されてどんどん(新技が)上手くなってきているし、後輩たちをいっつもそれでボコボコにしてます(笑)」とベテランならではのスタイルがより強固なものとなった。

13年の山内戦、バックブローをヒットさせる城戸

 前回の松下戦では、ダウンの奪い合いの末にKO勝利を飾ったが、その際に見せられなかった技もあるという。「少し前からカーフキックが流行って、今は技として定着しましたけど、僕もそんな技を編み出しました。これは絶対にブームが来ますよ!おそらく僕の新技を見たら『そんなことできるんだ!?』と思わせつつ『ちゃんとルールに則った“あり”の技だな』になると思いますね。もうね、これに関しては防ぎようがないんです。盲点を突いているというか。楽しみにしておいてください」と新たな流行となる技を予告した。

 今後については「僕はK-1の最多試合数を狙っている。タイ人の選手は別格として、佐藤嘉洋さんがK-1日本人として80戦。魔裟斗さんが64戦。僕は次が78戦目なんですよ。なのでまずは81戦までやって。これは来年行けると思います。で、山内さんの43歳が最年長記録だ思うので、僕(38歳)もあと5年やって最年長記録も更新する、と。僕はあと5年と言わず5年10年喜んで戦いたいと思います!」と更なるキャリアを積んでいくとした。

■山内佑太郎が引退試合へ「全て見せて、グローブを置きたい」

 引退試合に挑む山内は、18年に当時日本人無敗をキープしていたジョーダン・ピケオーの持つタイトルに挑戦。1Rに大方の予想を覆して顔面前蹴りでダウンを奪取するが、その後ダウンを奪われピケオーの強打の前に沈んだ。その後は、実戦から遠ざかっていたが、城戸との引退試合に挑むことになった。

ピケオーと激しく打ち合う山内(左)

 ピケオーにKO負けした後は「結構完敗だったので、その時は“もう無理かな”という諦めの気持ちと“まだ行けるのかな”という両方の気持ちがあった」と当時の心情を振り返った山内。

 そんな中、コロナ渦の中で「年齢も40も超えていたので自分の衰えも感じて“これでチャンピオンを目指すのは厳しいな”と感じて踏ん切りはついた。ただそのまま何もしないで辞めるよりは、最後みんなに自分の試合を見てもらいたいと思ったので、自分がベストを尽くせる最後のタイミングだと思って、もう一度リングに立つことを決意しました」と今回の試合を決意した経緯を語った。

右ローを放つ山内(右)

 対戦する城戸については「エンターテイナーの部分が強いけど実力もある。僕もテクニックで戦っていた分“自分より上のテクニックの人”という感じですかね。城戸選手は今そこに経験も積んで、気持ちを見せる部分というか。3月の松下大紀戦でも先にダウンを食らいながらも、そのあと気持ちが折れずにダウンを取り返して勝つ試合をして、心の強さもプラスされているので、より強くなっている印象があります」という。

 そのような強豪選手との引退試合に向けて、山内は「僕はパンチ力やスピード、カリスマ性、そういう何か特別なものを持っている選手じゃなかったと思います。それでもここまでこれたのは応援してくれる人たちがいてくれたからです。あとはどうやったら勝てるかを一生懸命考えて、それで何とか何とかいつも勝ってきたので、それが自分の強みだったのかなと思います。なのでそういうものをすべて見せて、グローブを置きたいと思います」とこの試合に向けて並々ならぬ決意を語った。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報等

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