ブラジルの大人気YouTuber、元ボクシング世界王者に血まみれ&ダウンの惨事もローガン・ポールに宣戦布告
有名YouTuberやSNSのインフルエンサーが、ボクシングなど格闘技でショーを行う”セレブボクシング”が世界的に盛り上がっている。1月31日(日本時間)にも、ブラジルの有名YouTuberが、ボクシング元世界王者とボクシングエキシビションマッチを行い、惨敗ともいえる結果となった。
ウィンダーソン・ヌネス(27)は、4350万人のYoutube登録者数を持つブラジル人だ。動画ではニュース番組を面白おかしく解説したり、ミュージックビデオのクオリティ高いパロディを披露し絶大な人気を博している。
相手は元WBA・WBO世界スーパーフェザー級スーパー王者で、WBO世界ライト級王座も2度獲得したアセリノ・フレイタス(46)。ブラジルの国民的英雄であり、デビュー以来29連続KO勝利という記録も持つ強打者中の強打者だ。
ルールは8RのエキシビションマッチでKO以外は引き分け、75kg契約の一戦となった。
試合はほぼ一方的な内容で、1Rから元世界王者のフレイタスが、ジャブでヌネスの顔を血まみれに。2Rからフレイタスは若干手数を減らし、ヌネスが打ち込んでくる連打を笑いながら避けては連打を返す。
6R終盤にはフレイタスが右フックでスタンディングダウンを奪取。続行するも、ほぼガード一辺倒となったヌネスを、さらにフレイタスの左アッパーが直撃、またもスタンディングダウンとなった。
しかしヌネスは全8R、時にはパンチをヒットさせ、最後まで立ち続ける気合を見せた。
試合後のインタビューでヌネスは、YouTuberボクシングの先駆者で、昨年メイウェザーとも戦ったローガン・ポールへ「俺と戦いたくはないかい?ローガンくん、やろうよ」と対戦要求した。
ローガンも後日SNSで「君の挑戦を受け入れるよ。トレーニングを再開しよう」とレスポンスした。ローガンはメイウェザー戦の後、ボクシング引退をほのめかしていたが、YouTuber同士のビッグマッチにモチベーションが上ったようだ。
しかし、実際に対戦するとなると、ローガンの体格はヌネスを上回っている。ローガンの身長が188cmなのに対し、ヌネスは175cm。体重も、ローガンがプロ初戦で同じYouTuberのKSIと戦った時には約90kg、ヌネスは今回75kgで戦っており、ヌネスが不利な”挑戦”となる。
果たして2人合わせて約6700万人登録者となる、YouTuber同士の対決は実現するのか。
今回のヌネスの試みには、ロンドンオリンピック銀メダリストでプロ27勝無敗のエスキバ・ファルカン(ブラジル)が「ブラジルのメディアがボクシングについて取り上げてくれた。ありがとう、これはブラジルのボクシングを助けています」と感謝の言葉を述べており、ブラジル国内のボクシング界からは好評価を得ているようだ。ブラジルのプロボクシングは、経済的な理由で興行が少なくなっている。
▶次ページ:【動画】YouTuberヌネスがフレイタスの強烈フックでスタンディングダウン!
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