2022/02/25（金）UP
（最終更新：2022/02/25 17:39）

現在RIZIN4戦連続KOの名高

　3月6日（日）都内某所にて開催されるスタジオマッチ『RIZIN LANDMARK vol.2』の対戦カード発表会見が25日にRIZIN公式YouTubeチャンネルで配信され、“ムエタイ天才”吉成名高（21=エイワスポーツジム）の電撃参戦が決定した。
　吉成は[RIZIN キックボクシングルール(52.5kg)/3分3R※肘あり]にて、KNOCK OUT-REDスーパーフライ級（52kg）王者の白幡裕星（19=橋本道場）と対戦する。

【動画】名高が三冠王のムエタイ戦士をKOした瞬間

KOヒジ有りルール王者、19歳の白幡（左）

　吉成は「今回またこうしてRIZINに参戦することができて嬉しく思います。対戦する白幡選手はKNOCK OUTで活躍されている選手。スピード、テクニックがあり、何でもできる選手だと思ってるので、自分も今しっかり対策の練習をしています。面白い試合になると思っています」と強豪相手に意気込む。
　そしてスタジオマッチとして配信が主となる今大会については「今回配信の観戦がすごく多くなると思いますが、画面を見てる方にも伝わるような、技術の見せ合いだったり、そういう面白い試合ができたなと思います。皆様、注目してください」と語った。

“ムエタイ天才”名高が電撃参戦！KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・白幡と激突！©️RIZIN

　会見を欠席した白幡からは「初めてRIZIN出場が決まりとても嬉しいです。このワンチャンスをものにして、初めて見る方にも面白い選手だなって思っていただける試合をお見せします」とメッセージが代読された。

　吉成はムエタイの二大殿堂のタイトル「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一を達成し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。
　20年8月RIZINに参戦すると、そこからRIZIN4試合連続KO勝ちと怒濤の快進撃。昨年12月のBOMでは、WBCムエタイナイカムノトムスーパーバンタム級（55.35kg）王座決定戦を判定で勝利し王座戴冠。那須川天心の階級に上げ、結果を出したことで、昨年大晦日での天心のRIZINラストマッチの相手候補として名前が挙がっていたが、実現しなかった。

　対する白幡はKNOCK OUT-REDスーパーフライ級（52kg）王者。ジュニア時代からキックやムエタイで結果を出してきた新鋭。20年12月のムエタイオープンでスーパーフライ級王者決定戦に勝利して戴冠し、昨年2月のREBELS最終大会でのREBELS-REDスーパーフライ級タイトルマッチで王者・老沼隆斗に判定勝利を収めて王座を奪取。3月1日付けでKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者に認定された。　
昨年9月のKNOCK OUT後楽園ホール大会にて、元ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王者サンチャイ・TEPPEN GYMの老獪なテクニックを前に判定負けを喫したが、その勢いと実力に陰りはない。

　今回の会見の冒頭、榊原代表が大晦日での天心とのマッチメイクが決まらなかった事での吉成サイドを非難する発言を謝罪し、両者は和解したが、吉成はこの“仕切り直し”の一戦でどのような戦いを見せるのか、注目だ。

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