阿部詩、素根輝ら盤石の強さ、日本女子が全７階級を制覇＝柔道グランドスラム

2022/12/05（月）UP
（最終更新：2022/12/05 00:41）

　柔道の国際大会の一つ、グランドスラム（GS）東京大会の２日目が12月4日、東京体育館にて行われ、女子52kg級で阿部詩（22＝日体大）が参戦し見事優勝を飾った。
　阿部は１０月の世界選手権に続いて優勝したことで、来年５月の世界選手権（ドーハ）代表に決まった。女子はこの日行われた全４階級を制覇した。

【フォト１１枚】女子７階級の日本人金メダリスト７名

　阿部は初戦の２回戦と準々決勝を一本勝ちで勝ち上がり、準決勝は相手の反則で勝利。決勝は志々目愛の積極的な攻めに、やや防御に回る阿部だったが、延長に入り、阿部が得意の袖釣り込み腰など連続で技をかけていく。防戦気味の志々目、最後は阿部が再び袖釣り込み腰を仕掛けると、消極的な指導が志々目に入り、これで指導３つになり反則負けに。阿部が優勝を飾った。

　女子はそのほか48kg級は高校３年の宮木果乃（東京・修徳高）が優勝、78kg級は決勝で高山莉加が東京五輪金の浜田尚里に腕絡みからの押さえ込みで一本勝ち、78kg超級は東京五輪金メダルの素根輝（パーク２４）が技ありを取り優勢勝ちで優勝した。

　昨日の１日目は女子は行われた３階級で全て金メダルを獲得しているため、今回の東京GSでは女子全７階級で金メダルを獲得した。男子は丸山城志郎が優勝するなど７階級のうち５階級を制した。

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