ヌルマゴメドフ弟子が”いじめ報復”で撃たれ死亡、チーム期待の星も「凄惨すぎる」の声も
2月1日(日本時間)ロシア・ダゲスタン共和国にて、元UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)のチームメイトである21歳のプロMMAファイターが、8発の銃弾を受け死亡した。
容疑者は19歳(18歳という報道もある)のチーム後輩で、3日に拘留された。ダゲスタン警察によると、MMAファイターが19歳に”凄惨ないじめ”を行っており、その復讐である可能性が高い。
ヌルマゴメドフは現在に至るまで声明を出していないが、3日にはSNSで追悼ともとれる、長いイスラム詩編も引用している。またいじめ共犯者を制裁したという報道もある。
【動画・フォト】MMAファイターが銃撃を受ける瞬間、ヌルマゴメドフとのツーショットも
殺害されたMMAファイターは、21歳のマゴメドラスル・ムタエフ。彼はハビブ・ヌルマゴメドフの父が設立した武道学校の生徒で、ヌルマゴメドフもチームメイトとして指導していた。
アマチュアMMAのトーナメントで準優勝し、昨年11月にプロ大会で判定勝利。今月23日にもプロ第2戦を控えていた。
ホープとして期待され、亡くなる数日前には、ヌルマゴメドフもインスタグラムのストーリーで彼を紹介していた。
事件が起きたのはダゲスタン首都、マハチカラのトレーニング施設からMMAファイターが出た時のこと。
駐車場で待ち構えていた19歳のナディルハン・カディルハノフに、計8発の銃弾を受け、救急車で搬送される途中で亡くなった。
容疑者の19歳は、同じチームでMMAを学ぶ生徒。MMAファイターは、日ごろから容疑者にいじめを繰り返し、持ち物を奪ったり、口の中にタバコを押し付ける暴行も行っていた。
容疑者の口述によると、1週間前にMMAファイターが容疑者の顔面に放尿し、それが引き金になったようだ。
1日以前にも襲撃を行ったが、その時はMMAファイターも銃を持っていたため、実行できなかったと言う。
容疑者が逃亡した先の、故郷の村人は「人を殺そうという決意をするほどに追い詰められていたんだ」と語っている。
この事件が報道されるとネットでは、未来あるファイターの死を悼む声と共に、いじめが「凄惨すぎる」とのコメントも見られた。
ヌルマゴメドフはこの事件について声明を出していない。
しかし海外メディアEssentiallySport等によると、ヌルマゴメドフがMMAファイターと共に容疑者をいじめていた者たちを「KOし、乱闘した」と制裁を行った所を関係者が目撃したと書かれている。
またヌルマゴメドフは、容疑者が捕まった3日、SNSで自身の悲しげな表情の写真と共に”生のはかなさと人生を大事にする”よう諭したイスラム詩編を長く引用。
そして「この世の生活は儚いだけでなく、過去と未来の困難によって台無しにされる」とも綴っている。
ヌルマゴメドフは日ごろから、ダゲスタンのファイターたちが強い理由を「彼らは戦士の精神を持ち、厳しい生活や練習、誇りある文化によって作られている」と語っていた。
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