2024/07/26（金）UP
（最終更新：2024/07/26 17:33）

王者・伊藤（左）と挑戦者・大岩（右）のマッスルボディ

　7月27日（土）に東京・後楽園ホール開催される『Krush.163』の前日計量が26日、都内にて行われ、Krushライト級（62.50kg）タイトルマッチで初防衛戦となる王者の伊藤健人（K-1ジム蒲田チームアスラ）が62.45kg、挑戦者の大岩龍矢（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が62.25kgでともに計量パスし、マッスルボディを披露した。

【フォト】伊藤と大岩の“気合い”のマッスルボディ！全計量結果と出場選手の鍛えた肉体

　伊藤は、J-NETWORKアマチュア全日本ライト級優勝などアマチュアで実績を残し、14年2月のKrush後楽園大会でプロデビュー。22年鈴木翔也戦から4連勝で勢いに乗り、前回は24年2月にKrushフライ級タイトルマッチで王者・里見柚己にKO勝利して新王者となった。

伊藤は「強いチャンピオンを目指す」と初防衛に自信

　大岩は、元ラガーマンで強靭なフィジカルとパワーを武器に、21年には第4代Bigbangライト級王座を戴冠。22年4月には江川優生を撃破。9月は盟友・武尊が返上したK-1スーパー・フェザー級王座をかけたトーナメントに挑むも、準決勝でレオナ・ペタスにKO負け。23年12月は篠原悠人をKO、24年2月には弘輝を破って2連勝でタイトルに挑戦する。

　計量を終えた伊藤は、「明日はチャンピオンとして初めてのメインなので、自分がやってきたことをすべて出して、このベルトに相応しい試合、KO決着ができればと思います」と意気込み。

タイ合宿をしてきた大岩も4回目の正直に自信を見せた

　対する大岩も「やっと明日、戦えるなという気持ちです。今回、試合が決まってからタイで1カ月練習して、パーソナルをつけてマンツーマンでトレーニングしてきました。一日一日が長くて、ようやくやっと戦えることで楽しみです」と続いた。

　互いの印象について大岩が「昔、並んだ時よりも大きくなったなと、成長しているなと思いました」と語れば伊藤は、「自分は小さく感じました。そのまま明日の試合に出ると思います」とバチバチの展開に。

　初防衛戦となる伊藤は「明日は僕がベルトを巻くので、大岩選手は鎖を巻いて帰ってください」と挑発。トレードマークの鎖を巻いて登場した大岩は、「うまいこと言うね」と高笑いし「Krushのベルト4回目挑戦。必ず僕が巻かないといけない。巻かないと始まらない」とベルトへの思いを語った。

伊藤はベルト、大岩はトレードマークの鎖を首にかけて記念撮影

　伊藤が怒りを表に出したのは、武尊の名前が出た時だ。大岩は武尊と一緒に練習することも多いため、刺激を受けることが多いかと質問が飛んだ。

　大岩は「武尊とは長いですからね。それは、毎日感じること」と今回が特別ではないという。それを聞いていた伊藤が「セコンドがフィーチャーされるのはイラっとする。もちろん日本の格闘技界を作ってくれた一人が武尊選手なんで、感謝はしているんですけど、明日試合をするのは僕と大岩選手。その名前が出てこないくらいに（価値観を）壊していきたい」と決意を明かした。

　明日のKrushライト級タイトルマッチは、王者・伊藤と挑戦者・大岩の熱い戦いが見られることになりそうだ。

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