パッキャオ復帰戦!王者バリオス「彼の全盛期と戦う」油断なし=7.20
7月20日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて、元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(46=フィリピン)が、4年ぶりの復帰戦に挑む。その対戦相手のWBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(30=米国)が「全盛期のパッキャオと戦うつもり」といい、戦いは12Rの激闘になることを覚悟した。
パッキャオは、ボクシング史上2人目となるメジャー世界タイトル6階級を制覇したフィリピンの国民的英雄。21年8月のWBA世界ウェルター級世界王座戦以来、約4年ぶりのリングだが、その相手はV3を狙う王者バリオスだ。
パッキャオが勝利すれば、自身の持つ史上最年長でのウェルター級王者の記録更新となるが、当初、パッキャオの46歳という年齢と4年間のブランクから、戦前予想はバリオスが圧倒的に優位だったが、試合が近づくにつれ、テレンス・クロフォードやバーナード・ホプキンスら著名ボクサーから「パッキャオ勝利」の予想も次々と上がっており、番狂わせが起こる可能性にも注目が集まっている。
ボクシング専門メディア「THE RING」が掲載した記事では、パッキャオの指名によってマッチメイクされた対戦に、バリオスは「彼が望んだ試合。私が彼を呼んだわけではないが、レジェンドと戦えるのは光栄だ」といい、「彼は経験豊富で、足の速さ、手の速さも抜群で攻撃的なファイターだ。パッキャオに勝てば、私のキャリアはさらに前進するだろう」と、レジェンドとの対戦に意欲を燃やす。
試合のイメージについては「分からないことが多すぎるので、全盛期のパッキャオと戦うつもりで準備している。12ラウンドの激闘になる。最速で最も鋭いパッキャオに対応できるように最高のコンディションを作らなければならない。そして、試合当日に答えを出す」と油断はない。
一方のパッキャオも「自分の方が彼より速い。動きもスピードもまだ健在だ。何も失っていないし、さらに磨くこともできる。限界まで自分を追い込んで、100%の状態で試合に臨むと断言できる」と勝利への意欲に満ち溢れている。
バリオスは(現WBCウェルター級/元WBAスーパーライト級)世界2階級制覇王者。183cmの長身に180cmのリーチという恵まれた体格から繰り出す左ジャブで距離を支配し、右ストレートや左フックの連携が冴え渡るアグレッシブファイターだ。プロ通算32戦29勝(18KO)2敗1分で、昨年11月の前戦でランキング8位の挑戦者アベル・ラモスと1-1のドローに終わり、2度目の防衛に成功した。
明日19日は注目の前日計量、伝説パッキャオはどのような肉体を作って、バリオスに挑むのか。
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