ONE期待のペットナムタンが21歳で死去、死因の脳貧血とは！？ なぜ起こる

2025/12/11（木）UP
（最終更新：2025/12/11 11:42）

　11月21日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムにて開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 134』のフライ級ムエタイマッチにて、アオムシンからユナニマス判定で勝利したペットナムタン（タイ）が、21歳の若さで死去していたことが分かった。死因は脳貧血だという。脳貧血は、なぜ起こったのだろうか。

【フォト＆動画】21歳で死去のペットナムタン、その強靭なボディと試合映像

　突然の悲報だった。ペットナムタンが所属するVwin Gymは、本日11日にSNSを更新し、ペットナムタンが脳貧血により他界したことを発表した。同ジムのSNSでは本日と明記されているが、昨日にもペットナムタン死去のニュースがネット上で流れているため、おそらくここ数日のことだと思われる。

　死因は一部で敗血症とのニュースもあったが、同ジムは脳貧血と発表している。脳貧血は、脳への血流が一時的に減少することによって引き起こされる症状で、めまいや失神などが現れることが多い。脳梗塞や一過性脳虚血発作と関連しているため、突然死を招く恐れもある怖い病気だ。

　また脳血管疾患は、高血圧、動脈硬化、喫煙などの危険因子によって引き起こされることが多く、脳貧血もその一因とされているという。脳貧血の予防には、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理が重要となるそうだ。

　原因は、これから検証されていくのだろうが、ペットナムタンはONE初参戦で勝利をあげたばかりで、今後の活躍が期待されていた新鋭だっただけに残念でならない。同ジムは「彼は集中力があり、忍耐強く、陽気で、ジムのみんなに常にポジティブな力を与えてくれる選手でした」とコメントし、哀悼の意を表していた。

　故人のご冥福をお祈り申し上げます。

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