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【K-1MAX】魔裟斗、レミーガに貫禄の勝利!4人の歴代王者が勝ち残る

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2006/04/05(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ブアカーオ・ポー.プラムックが勝利

▼第6試合 K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/K-1 WORLD MAX 2004王者)69.1kg
本戦0-0 ※29-29、29-29、29-29
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)69.1kg

 自分のテーマ曲を歌いながら、華麗なステップで踊りながら入場するカラコダは、客席に愛想を振りまいて場内を盛り上げる。ブアカーオは弓矢を射るポーズを見せ、口を真一文字に結んでの入場。キリリと引き締まった表情に自信を窺わせる。

蹴りを放つブアカーオ

 1R、パンチで突っ込むカラコダにテンカオを突き刺し、左ミドルで突き放すブアカーオ。カラコダのパンチを巧みなディフェンスで寸前にかわす。ワンツーをかわし、ハイキックを入れるブアカーオ。カラコダが接近してくるとヒザを突き刺し、パンチを入れる。カラコダのフックやアッパーは空を切る、対してブアカーオのヒザは次々と突き刺さっていく。下がるカラコダ。ブアカーオが左ミドルを連打し、右ストレートをクリーンヒットさせたところでラウンド終了。

 2R、カラコダが入ってくると左手を伸ばして制し、左ミドルを叩き込むブアカーオ。カラコダはパンチを放っていくが、ブアカーオは体を密着させてのヒザ。カラコダの突進をかわし、振り向き様にハイキック。巧みにカラコダのパンチをかわし、自分のパンチと左ミドル、接近するとヒザをボディに突き刺すブアカーオ。

 寸前でパンチを避けるため危なく見えるが、ブアカーオはカラコダのパンチが完璧に見えている。カラコダのジャブが当たっても、すぐに左ミドルを返し、追撃されないように体を密着させてヒザ蹴り。しかし、ラウンド終了間際にカラコダが左フック、ロープ際での右フックをヒットさせる。ブアカーオの表情から精彩が消える。

 3R、テンカオ、左ミドル、カラコダのパンチをかわしての左ミドルと翻弄するブアカーオ。カラコダはショルダーアタックからフックを振るうが、やはり当たらない。カラコダの右フックがヒットすると、ブアカーオは左ミドルの連打。クリンチの多いブアカーオに注意が与えられる。ジャブで前に出るカラコダ、ブアカーオはクリンチを繰り返す。カラコダはボディへパンチを放ち、左ミドルを繰り出すカラコダにストレートを繰り出していき、ブアカーオはクリンチするのが精一杯。

 判定は三者とも29-29で本戦ドロー。決着は延長戦へ持ち越された。

決着は延長戦へ

 左ミドルとテンカオを放つブアカーオ、しかし、パンチで打ち合いに行ったところでカラコダのフックがヒット! ブアカーオは打ち合いに行くが、クリンチが多い。カラコダのフックを空振りさせて、必死にパンチを打ち返していくブアカーオ。右アッパーを突き上げ、左ストレートを打つブアカーオに、カラコダも左右のフック。ブアカーオはクリンチで逃げ、ブレイクされる前にパンチで行く。カラコダの右ストレート、左フックがヒットし、クリンチに逃げるブアカーオ。カラコダがパンチで前へ出る!後半はほとんどブアカーオの手が出なかった。

 判定は2-1のスプリットデシジョンでブアカーオ!まさに薄氷を踏むようなギリギリの勝利でブアカーオが何とか勝ちを拾った。


アルバート・クラウスが勝利

▼第5試合 K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム/K-1 WORLD MAX 2002王者)69.7kg
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
アリ・グンヤー(トルコ/アルフィッド)69.5kg

 歴代のチャンピオンを全員倒している唯一の男、初代王者のクラウス。対するは4年前、クラウスがMAX初代王者になった年にクラウスを破っているアリ。「クラウスをK-1の舞台から引き摺り下ろしてやる」(アリ)「今度は完膚なきまでに叩きのめす」(クラウス)と舌戦も激しく展開した。

判定3-0でアルバートが勝利

 優雅に踊りながら花道を進むアリ。目を瞑り、まるでトランス状態にあるようだ。クラウスはシャドーボクシングを繰り返しながら、リベンジに気合い十分の表情。

 1R、クラウスは距離を詰めて左右のショートパンチを当てていく。アリは大振りのフックからロー。ワンツーでアリにブロックさせ、ボディを狙うクラウス。アリはクラウスのパンチに合わせてローと前蹴り。どんどん距離を詰めていくクラウスはパンチを放っていくも、アリはしっかりとブロックしている。ローを蹴ってくるアリに連打を叩き込んだクラウスだったが、ほとんどガードの上からだった。

 2R、サウスポーに構えを変えたアリが蹴り技で前に出る。ロー、前蹴り、バックキック。クラウスがストレートを放つと、ハイキック。クラウスはアリのパンチ連打はしっかりと防御して左フックを返す。アリは頭部と腹にバックキック二連発、クラウスが接近するとヒザ蹴りを突き刺す。圧力を掛けて前に出るクラウスのパンチと、アリのヒザ&ミドルキックが相打ちになる場面が多い。

 3R、クラウスが前に出るが、アリのパンチをもらって一瞬動きが止まる。しかし、クラウスはすぐにフックを返していき、アリをロープに詰めてボディブロー。クラウスのワンツー、アリのローとヒザ。アリは体を丸めるようにしてクラウスのパンチを防御し、逆にフックを返していく。先に攻めるクラウス、防御して返すアリ。クラウスが追いかけていき、アリをロープに詰めて連打を見舞った。接戦ではあったが、終始攻め続けたクラウスが判定で勝利している。

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