【PRIDE】12・31ヒョードルが苦戦の末に一本勝ち! 五味は石田を秒殺KO、吉田はまさかの敗戦
▼第4試合 PRIDEルール
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
判定 3-0
●中村和裕(日本/吉田道場)
1R、いきなり突っ込んでいったショーグン。何度も中村をロープ際まで押し込んでテクダウンを狙っていく。そしてようやくテイクダウンを奪ったショーグンは、サイドからヒザ蹴りを打ちつつ肩固めを狙い、マウントを奪う。
中村はブリッジしてスペースを作って立ち上がるものの、ショーグンがすぐさまテイクダウン。グラウンドでは下になる展開が多かった中村だったが、その都度、粘り強く立ち上がるとワンツー、さらに左フックを当ててショーグンの動きを止める。
明らかに手数が減ったショーグンに対し、左フック、右アッパーを当てる中村。ショーグンは強引に四つ組みからテイクダウンを奪い、マウントポジションから2度目の肩固め。
かなりガッチリ入っているように見えたが、中村はタップしない。マウントがダメならと、ショーグンはバックポジションに移行し、今度はチョークスリーパーを仕掛けるが、中村はそこからも脱出! 終盤には中村がグラウンドで上のポジションを取り返す。
2R、左フックで前に出る中村は、そこから右のロングフック。ショーグンにロープまで押し込れた中村だが、逆にここでテイクダウン! 4点ヒザ蹴りを狙うが、ショーグンに立たれてしまう。中村が左フックから右ストレート。ショーグンもワンツー、左ミドル。そこから組み付いてテイクダウンを奪う。
ニーオンザベリーからパンチを落とすショーグンは、さらにそこから踏み付け、1Rに続いてマウントポジションを奪う。
何とか抱きついてパンチを阻止する中村。残り1分、背中を見せて逃げようとする中村だが、ショーグンはバックをキープする。
3R、ガードを固めるショーグンに、中村は左フック、右アッパーを突き上げる。しかしテイクダウンを奪のはショーグン。マウントからパンチを落としつつ、アームロックを仕掛ける。
スタンドで勝負したい中村は必死に何度も立ち上がろうとするが、その度にショーグンがテイクダウンを奪い続ける。終了間際、スタンドでの展開になると果敢にパンチで前に出て行く中村だったが、ショーグンの顔面を捉えることができなかった。判定は3-0でショーグンが勝利。しかし中村の最後まで諦めない姿勢と戦いぶりは評価に値するだろう。
▼第3試合 PRIDE武士道ルール
○郷野聡寛(日本/GRABAKA)
判定 2-1
●近藤有己(日本/パンクラスism)
郷野は野球のユニフォームにバットを持ち、ゴレンジャーの3人を引き連れて入場。途中まで来たところでゴレンジャーが5人いないことに気がつく。郷野とゴレンジャーが指を差すと、5人目の男としてステージ上にリトル清原が登場! DJ GOZMAとダンスを踊り、ある意味、清原がセコンドについての試合となった。
1R、近藤が左ミドルキックから圧力を掛けて前に出る。郷野はジャブを出し、近藤が前に出て来るとステップを使ってかわす。近藤のミドルをキャッチした郷野が近藤を倒し、上になってパウンド。
郷野は左のボディから頭部へのフックを連発する。ドントムーブ直後、郷野がパスガードを狙っていくが近藤は両足の間から郷野を出さない。
細かくパンチを出してパスを狙う郷野が、立ち上がって顔面へ蹴りを見舞っていったところで近藤が立ち上がる。
近藤の左ミドルを再びキャッチた郷野だが、今度は倒さずにパンチを入れて離れる。郷野のローキック、郷野が組み付いてはパンチを入れて離れる。ボディへの右ストレート、右ミドルを放つ。
サウスポーの近藤はゆっくりと間合いを詰めながらパンチ、郷野はすぐに足を使って離れる。コーナーでパンチの応酬があるも、お互いにすぐ離れた。
詰めていく近藤とギリギリでかわしていく郷野。郷野が左フックから右ミドル、右ハイキック。近藤は郷野の下がり際に飛びヒザ蹴りを出すが低く、不発に終わる。近藤は郷野のフックで右目から出血。郷野は左ジャブと左フックを狙い撃ちする。
近藤も右ローから右ハイキック、直後に郷野がパンチで飛び込んでいく。近藤はアッパーを突き上げるとそのまま組み付くもテイクダウンは出来ず、逆に郷野の首相撲で崩されてのヒザ蹴りをもらう。
郷野は左ジャブで近藤の様子を見ると右ローキック。ここで初回終了のゴングが鳴った。
2R、近藤がいきなりの飛びヒザ蹴り、しかしこれも低い。郷野はジャブを出しながら離れ、近藤のミドルをキャッチすると振り回す。郷野が左ローから右ミドル、近藤はボディから組み付く。ジャブ、ミドル、前蹴りを出して距離をとる郷野。
近藤は距離を縮めて行こうとするも、郷野は突き放す。お互いにミドルを蹴りあった後、郷野が飛びヒザ蹴り! ジャブとステップを使って距離を取り、左フックで飛びこむとすぐに離れる。近藤が左のボディから右フック、飛びヒザ蹴り。近藤のフックを空振りさせて郷野がミドル、近藤はパンチを振るって前に出るも郷野はかわしていく。盛り上がりに欠ける中、最終ラウンドのゴングが鳴った。
判定はひとりめが近藤、二人目が郷野、三人目が郷野! 判定2-1で郷野がリベンジに成功した。郷野はマイクパフォーマンスはせず、「うっせぇんだよ!」とTVカメラを叩いて怒りながら去って行った。どうやら判定が割れたことに不満があったようだ。また、試合後には1Rに右手を負傷してパンチが打てなくなったことを告白している。
▶次ページは青木真也vsハンセン、田村潔司vsミノワマン
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