【DREAM】KIDが金網で復活のKO勝利!桜庭がグレイシーに敗戦、マッハも一本負け
FEG
「DREAM.14」
2010年5月29日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00
▼第4試合 DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R
○西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
TKO 1R2分51秒 ※レフェリーストップ
●所 英男(チームZST)
プロ10年目の所が初めてケージに足を踏み入れる。対戦相手のウィッキーは海外武者修行を経験してのDREAM凱旋。ケージ用の練習はほとんど行わず、いつものように自然体で試合に挑む所。ケージに上がる前、前田日明が所にアドバイスを送る。所はベルトにリングスのロゴが入ったパンツで試合に挑む。
1R、サウスポースタイルでノーガードに構えるウィッキー。いきなり左の飛びヒザ蹴りからパンチで前に出る。所は足を使って距離を取りながら、ジャブと右ストレートを返す。
ウィッキーは右フックを強震して前に出る。所は距離を取りつつインロー、右ストレート、そして右ミドルを蹴り込む。しかしウィッキーが右アッパーで突進! 所はケージ(金網)を背にしながらタックルでテイクダウンを狙うが、ウィッキーはそれを切って鉄槌。
所は自らがガードに引き込むが、ウィッキーは距離を取ってスタンドを要求する。しかしここでウィッキーが右フック! これが所のテンプルを捕らえて、所がそのまま前のめりにダウン!
亀になる所にウィッキーがパウンドを連打したところでレフェリーが試合をストップ。ウィッキーが所を一撃でマットに沈めた。
試合後、マイクを握ったウィッキーは「ビビアーノがベルトを持っているんで頑張ってベルトを取ります…言うことない!」と独特の言葉で締めくくった。
▼第3試合 DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R
○宮田和幸(Brave)
判定2-1
●大塚隆史(AACC/第3代DEEPフェザー級王者)
“裏日本人フェザー級最強決定戦”と紹介され、笹原圭一DREAMイベントプロデューサーも個人的に注目していると話した一戦。共にレスリングをベースに持つ2人だが、パワーが目立つのが宮田だとすれば、スタミナとスピードが目立つのが大塚。2人のスタイルが試合にどう影響するか?
1R、じりじりと圧力をかけて打撃で前に出て行く大塚。2人が同時にタックルに入ろうとするが、ここはテイクダウンの攻防にはならない。距離が離れると前に出て行くのはここも大塚。宮田は左フックを打ちながら前に出て大塚に組み付く。
ここで大塚は首相撲のような形でボディにヒザ蹴り! 宮田もヒザ蹴りを返すが距離を取る。ここで宮田が飛びヒザ蹴り! 大塚は蹴り足を取ってテイクダウンを仕掛ける。大塚は前に出て左ミドル!
ここからタックルで宮田に組み付くが、宮田が大塚のバランスを崩してタックルでケージ(金網)まで追い詰める。ブレイク後、組み付こうとする宮田に大塚は左フック、組みの展開になるとボディにヒザ蹴りを突き刺す。
ここで宮田が飛びヒザ蹴りを見せるが、大塚がそれをタックルでテイクダウン。下になった宮田はすぐに立ち上がるが、大塚は左ミドル、そして左フックを当てる。
2R、ここも大塚が細かいパンチと蹴りのフェイントを入れて前に出る。宮田もジャブ、左フックを突いて前に出るが大塚は距離を取る。宮田のボディに前蹴りとミドルを突き刺す大塚。宮田は蹴り足を取って組み付こうとするが、大塚は四つ組の攻防になると自分の頭を上手く使って、宮田にしっかり組ませない。
パンチと蹴りを使って組み付く宮田。しかし大塚もテイクダウンは許さない。大塚はジャブと左フック、そしてヒザ蹴り。
宮田もジャブから組み付こうとするが、大塚はそれを突き放して左フック! 宮田はパンチからタックルを繰り返して、大塚の立ち際にヒザ蹴りを狙う。大塚は左フック、そして左ハイキック! 宮田も左フックから右ハイキックの対角線コンビネーションを見せる。ここで大塚が宮田をケージまで後退させてタックル。しかし宮田は倒れない。試合がスタンドに戻ると互いにハイキック! 互角の展開が続く。
3R、先にパンチで仕掛けていく宮田。大塚も左フックから連打、右の飛びヒザ蹴りを返す。宮田も飛びヒザ蹴りを返してパンチで前進する。ここで大塚がタックルに入り、それを切られると大塚は宮田の腕を巻き込むようにして立ちあがる。
ヒザ蹴りから左フックで前に出る宮田。大塚は組みの攻防になると、首相撲で倒されない。右ストレートから飛び込む宮田。そこに左フックを当てる大塚。宮田はパンチのフェイントから右のヒザ蹴り。大塚も宮田の体を突き放して左ミドルを蹴り返す。
大塚はノーモーションで飛び込むような右ストレート。宮田も右ロー、ジャブを返す。ここで組みの攻防になると、大塚が四つ組みで宮田をケージまで押し込むが。宮田がタックルで大塚をこかす。大塚はスイッチを使って立ち上がろうとするが、宮田がバックに回りこむ。
ここでスープレックスを狙おうとする宮田。大塚は背中を見せるようにしてそれをディフェンスするが、ここで宮田が大塚の背中をマットにつけさせ、この試合初めてグラウンドの攻防になる。大塚を押さえ込む宮田。
大塚も必死に足を利かせようとするが、宮田が大塚を押さえ込む。最後はこの体勢のまま、試合終了となった。
この試合も第2試合の大沢ケンジVS前田吉朗に続く接戦となったが、判定は2-1のスプリットで宮田。34歳の宮田が23歳の大塚を下した。
▼第2試合 DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R
○大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)
判定2-1
●前田吉朗(パンクラス稲垣組)
共にWECで活躍した日本軽量級のトップファイターがDREAMのホワイトケージで激突! 前回のDREAMではハイキックでKO負けを喫してしまった前田だが、昨年のDREAMケージ大会ではチェイス・ビービから一本勝ちを収めている。
対する大沢はアメリカWECを主戦場に戦い、今回がDREAMには初参戦となる。層の厚いDREAMフェザー級で生き残るのはどっちだ!?
1R、サウスポーの前田に対して、インローと右ミドルを蹴る大沢。距離を取りながら大沢が右のボディストレート。
前田もパンチを返し、そこからハイキックにまでつなげる。大沢のボディストレートに対し、前田がインローを蹴るが、これがローブローとなってしまい、試合が一時中断となる。
再開後、右ストレートで飛び込む大沢。前田はそれをダッキングして右アッパーを返す。じりじりとパンチの圧力をかけて前に出る前田に大沢が右ミドルを返す。左ストレートからパンチで前進する前田。大沢は左足をあげるフェイントから右インロー。前田がインローを返すと、そこに大沢がジャブからワンツーを返す。
前田がパンチのフェイントから左ミドル。大沢は右のパンチを顔面とボディに打ち分けて前に出る。ここで前田が左ハイキックから左ストレート、そしてボディに左のテンカオ! しかし大沢も距離が詰まったところで右フックを当てる!
ここから前田がタックルでテイクダウンを狙う。大沢はケージ(金網)に体を預けてテイクダウンを阻止し、逆に大沢が前田のバランスを崩す。しかし前田はすぐに立ち上がってタックルに入り、大沢のバランスを崩して、そこにヒザ蹴りを入れる。
前田が大沢の体をケージから引き出すようにテイクダウンしたところで、ラウンド終了となった。
2R、ジャブをつく大沢に右フックをかぶせる前田。しかし大沢の右ボディストレートが前田の腹に突き刺さる! 一瞬、下がった前田だったが飛びヒザ蹴りからタックル。
大沢をケージまで押し込んでテイクダウンを狙うが、大沢がグラウンドで上になる。両脇を差してフックガードを取る前田。
大沢はその足を自分の足で刈って、前田の動きを封じようとするが、前田はケージ際まで移動して、背中を預けながら立ち上がり、タックルに入る。
大沢は前田が立とうとしたところにヒザ蹴りとパンチでラッシュ! 前田はケージを背にしながら首相撲とタックルでテイクダウンを狙う。
左脇を差してバランスを崩そうとする前田に対して、差されている腕を巻いてディフェンスする大沢。この状況が長く続くが、前田がテイクダウンに成功。大沢が尻餅をついたところでヒザ蹴りを連打する。
大沢が立ち上がり、先ほどと同じ展開になったところでブレイクとなった。再開後、距離を取りながらジャブ、右ストレートを当てる大沢。前田は大沢の蹴り足を取って左ストレートを返す。
3R、アウトロー、前蹴りを出す大沢。前田はその蹴り足を取るようにして前に出るが、大沢は体勢を入れ替えて距離を取る。左ストレートから左ハイキック、タックルで組み付く前田。そのままケージ際でテイクダウンを狙うが、大沢がそれに耐えてブレイクを待つ。右ストレート、右ハイキックを蹴る大沢。
前田はパンチのフェイントを入れて前進。そして左のテンカオ! これが大沢に突き刺さる! しかし大沢も右ボディストレート、ボディフックから前進。これが前田のボディに突き刺さるが、前田は大沢の左フックを空振りさせて片足タックル、そのまま両足タックルに切り換えて、大沢をケージにまで押し込む。
ブレイク後、ジャブから右ボディストレートの大沢。前田も左ミドルを蹴り返す。大沢のテンカオが前田のボディを捕らえるが、前田は下がらない。ジャブで前に出る大沢に前田が左ストレート、そして左ミドル!
大沢も積極的にパンチを返していく。細かいパンチで前に出る大沢、前田が左ミドルとハイを返したところで、試合終了となった。
判定は2-1のスプリットで大沢! DREAM初参戦の大沢が僅差の判定で日本人対決を制した。
▼第1試合 無差別級ワンマッチ5分3R
○ミノワマン(フリー)
一本 1R4分16秒 ※裸絞め
●イマニー・リー(アメリカ/シャーク・タンク・ジム)
ミノワマンが『DREAM.14』の第1試合に登場。対戦相手のリーは総合格闘技やK-1の経験がある195cm・134.5kgの超巨漢ファイターで、プロレスラーとしても活躍していた選手。まさにリアル金網デスマッチと言える試合となった。
1R、蹴りのフェイントを見せるミノワマンにリーは左右のパンチを返す。ミノワマンはパンチのフェイントを入れながらリーを後退させ、リーがケージ(金網)を背負ったところでタックル! リーの巨体をケージに押し込んでテイクダウンを奪う。
ハーフガードで上になったミノワマンは鉄槌を落としながら、関節技のチャンスを伺うが、リーはパワーを活かしてミノワマンは体を押し離す。しかしミノワマンはすぐにリーの体を押さえ込み、ハーフガードからアームロックを狙う。
ここからミノワマンはリーの足を超えてマウントポジションに移行し、ここから体を起こしてパンチを落とす。
そしてリーが背中を見せたところでバックチョーク! ミノワマンがリーの首を絞り上げると、リーがタップ! 見事な一本勝ちを見せたミノワマンはケージのど真ん中で、四方に向けて拳を突き上げた。
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