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【修斗】堀口がKO勝利で世界戦に前進!パンクラス王者・清水は判定負け

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2012/03/10(土)UP

サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦
~東日本大震災復興支援チャリティ~」
2012年3月10日(土)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00


▲堀口(左)がその強打で徹をレフェリーストップに追い込んだ

▼メインイベント(第9試合)フェザー級 5分3R
○堀口恭司(KRAZY BEE/世界同級9位)
TKO 1R2分6秒 ※レフェリーストップ
●徹肌ィ朗(てつ・はだぃろう/和術慧舟會ネイキッドマン柔術/世界同級3位)

 1月の上田将勝戦でプロ初黒星を喫した堀口が早くも再起戦を迎えた。対戦相手の徹は国内屈指の寝技師で、世界フェザー級3位の実力者だ。

 1R、いきなりパンチから組み付こうとする徹だったが、堀口はそれを突き放して左ハイキック! 徹はこれを空振りさせて堀口に組み付く。ここで投げの攻防になるが、堀口が上のポジションをキープする。

 徹がハーフガードから堀口の体を浮かせてポジションを返そうとするが、堀口は徹の顔面にパンチを落とす。体を起こして堀口にしがみつく徹。

 堀口は足を抜くと、左ミドル、左のヒザ蹴り、そこから右ストレートと猛攻撃!  最後は徹のタックルを潰し、しがみつく徹にパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

 試合後、堀口は「今日は最後まで試合を見てくれてありがとうございます。次もKOで勝つ!」と興奮気味のマイクアピール。この勝利で世界タイトル挑戦がグッと近づいた堀口は「世界(タイトル)に挑戦させてください!」と岡嵜康悦が保持する世界王座への挑戦をアピールした。



▲猿丸(右)が正城を下して世界タイトル挑戦をアピール

▼セミファイナル(第8試合)フライ級 5分3R
○猿丸ジュンジ(シューティングジム横浜/世界同級2位)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
●正城ユウキ(クロスワンジム湘南/世界同級8位)

 バンタム級で世界タイトルに挑戦経験のある正城が今大会からフライ級に階級を転向。迎え撃つ猿丸は世界3位のトップランカーで、世界戦に向けて負けられない一戦だ。

 1R、細かくジャブ、ワンツーから右ローにつなげる正城。パンチを顔面とボディに打ち分けて猿丸の前足に的確に右ローを当てる。一方の猿丸は正城のパンチに右ストレートのカウンターを狙いつつ、正城と同じようにパンチからローのコンビネーション。軽量級らしいスピーディな展開が続く。

 2R、正城が1Rと同じように細かい手数と右ローで前に出て行く。しかし猿丸は距離を取りながらジャブを当てて、タイミングよく右ストレートを当てる。さらに猿丸は正城の顔面を蹴り上げるような前蹴り。手数で前に出る正城と距離を取りながら攻撃を当てる猿丸というラウンドになった。

 3R、ジャブで距離を作って右のカウンターを狙う猿丸。正城は右ローを蹴って右ストレート。お互いに足を止めて打ち合い、会場を沸かせる。ここで正城が強引に距離を詰めて猿丸に組み付き、コーナー際で猿丸をテイクダウン!

  一気にマウントポジションを取って猿丸の顔面にパンチを連打! 猿丸も必死にそれをディフェンスして、何とか立ち上がろうとするが、正城は猿丸に組み付いて寝かせようとする。

 ここで試合終了となり、判定は2-0で猿丸が勝利! 1・2Rに猿丸がポイントを取り、正城の追い上げを振り切ったというジャッジが下された試合となった。試合後、猿丸は「試合が終わって負けたと思ったけど、勝ちは勝ちです。これでランキング1位になれると思うんで、次は世界王者の山上幹臣選手と殴り合いたいです」と世界戦をアピールした。



▲ナンジン(下)が元世界王者BJを下す番狂わせを起こした

▼第7試合 56.6kg契約 5分3R
○ジョ・ナンジン(韓国/TEAM M.A.D)
判定3-0 ※29-29、30-28、29-28
●BJ(リバーサルジム横浜グランドスラム/元同級世界王者)

 ナンジンが計量をクリア出来なかったため(600gオーバー)、協議の結果、バンタム級(56kg以下)から56.6kg契約に変更となった。

 1R、お互いにサウスポーの両者。ナンジンが左ハイキックから右フック。そのまま組み付くとBJがコーナー際でフロントチョーク! 一気にナンジンの首を絞り上げるが、ナンジンはBJの体をコーナーに押し付けてディフェンス、BJの足にヒザ蹴りを入れる。

 ここでブレイクとなり、ロープやコーナーに何度も手をかけたナンジンに注意が与えられる。再開後、BJが右フックからタックルでテイクダウン。ナンジンは下からBJの顔面を蹴り上げ、ガードポジションになってもBJの顔面にパンチを入れる。

 2R、パンチのプレッシャーをかけて組み付くBJ。ナンジンが逆にBJをコーナーに押し込み、テイクダウンを狙いながら細かくパンチとヒザ蹴りを入れる。しかしBJもナンジンの顔を下げさせてヒザ蹴り! これがナンジンの顔面を捉える。ブレイク後、再び組みの攻防になり、先ほどと同じようにナンジンがBJをコーナーに押し込み、BJがテイクダウンをディフェンスしながらヒザ蹴りを入れる。

 3R、BJのローに合わせてナンジンがタックル。BJはそこにフロントチョークを狙うが、ナンジンはそのままテイクダウンを奪う。コツコツとBJの顔面にパンチを落とすナンジン。BJは立ち上がりながら再びフロントチョークを狙うが、ナンジンはBJをテイクダウンしてパンチを落とす。

 さらにナンジンはBJの立ち上がろうとする動きに合わせてBJの後ろに回りこみ、後ろからBJの足にヒザ蹴り、顔面にパンチを入れる。終了間際、BJはナンジンと正対し、顔面にヒザ蹴りを入れるが、有効打にはならない。判定は2-0でナンジンの勝利! 試合前の計量オーバーはあったものの、ナンジンが元世界王者BJを下す番狂わせを起こした。



▲星野(上)が田村との王者対決を制した

▼第6試合 ライト級 5分3R
○星野勇二(和術慧舟會GODS/初代ケージフォース・フェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/元同級世界王者)

 初代ケージフォース・フェザー級王者の星野が修斗初参戦。元世界ライト級王者・田村との王者経験者同士の対決となった。

 1R開始のゴングと共に一気に突進していく田村。組みの攻防になるが、お互いにテイクダウンは奪えず、ブレイクとなる。

 再開後、お互いに距離を取りながらローを蹴り、田村が左フックで前に出ると、星野も下がりながら左フックを返し、組みになると星野が田村を投げてテイクダウン。ハーフガードの状態から鉄槌を落とす。

 2R、ローとミドルを蹴って組み付く田村。ここもお互いにテイクダウンは奪えず、ブレイクとなる。ブレイク後、星野がじりじりとプレッシャーをかけながら前に出て、飛び込むような右ストレートから返しの左フック。

 田村もジャブを突いて、右ストレートから左フック。さらに飛びヒザ蹴り。星野はそこに左フックを狙う。

  3R、左フックとヒザ蹴りの田村。星野は前に出て顔面前蹴り! しかしこれで星野がバランスを崩し、田村がグラウンドで上のポジションを取る。星野が下からアキレス腱固めを狙うと、田村はそれをディフェンスしながらパンチを落とす。

 しかし星野も下から足を使って田村の体を浮かせて、グラウンドで上のポジションを取り返す。ここで星野はしっかりと田村の体を押さえ込み、小さくパンチを落とす。判定は3-0で星野が勝利し、修斗初参戦で元世界王者・田村を下した。

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