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【MA日本キック】4大タイトルマッチで激闘!秋元が森井を破り驚異の17連勝飾る

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2012/10/07(日)UP

MA日本キックボクシング連盟
「BREAK-30 ~UNIFICATION~ WBCムエタイ日本4大タイトルマッチ」
2012年10月7日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00

この試合では特に大和(左)のパンチがキレていた

▼第9試合 WBCムエタイ日本ウェルター級タイトルマッチ WBCムエタイ日本ルール 3分5R 
○大和侑也(大和ジム/NJKFウェルター級王者、WBCムエタイ日本ウェルター級王者)
TKO 5R1分43秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●渡部太基(藤原ジム/WPMF日本ウェルター級1位、WBCムエタイ日本ウェルター級1位/挑戦者)
※大和が初防衛に成功。

 WBC&NJKFの二冠王・大和に、前WPMF王者で3月18日にはMA日本キックボクシング連盟のウェルター級王者を1RでKOした渡部が挑む好カード。テクニシャンの大和か、一発の破壊力を誇る渡部か?

 1R、サウスポーの渡部が前へ出て軽くロー、大和は前蹴り、インローを返すと渡部はバランスを崩す。パンチで圧力を かけていく大和が左右フックをヒットさせる! ジャブも突き刺さり、動きが鈍る渡部。それでも強気にパンチを出して前へ出る渡部だが、大和が渡部のガード の低いところを狙い撃ち。

  2R、ローからパンチでアグレッシブに攻める渡部だが、大和は首相撲に捕らえてのヒザ蹴り連打。渡部を右インローで崩し、左右フック。大和が右インローを 蹴るたびにバランスを崩す渡部。大和はボディから顔面へとパンチのコンビネーションを決め、ボディを徹底的に攻める。そして、左ボディからの右フックで大和がダウンを奪う!

 一気にパンチで詰める大和だが、渡部も打ち返す。大和は右ヒジも決め、ハイキック。グラつく渡部だが、強気にパンチを打ち返していく。大和は右フック!

 3R、渡部はワンツーからのローとハイキック。大和が左右フックで倒しにいくと、渡部は左フック! 大和は一度離れて右インローを蹴って体勢を整え、再び左フックを狙うが渡部はローからヒジ。大和が左フックからの縦ヒジ。

  渡部はジャブと前蹴り、大和の右ボディが連続して突き刺さり、渡部のガードが下がったところへフックとヒジ、さらにボディへのヒザ! 渡部はボディを打たれて下がり続ける。

 4R、渡部がジャブの連打から左ミドル、さらに左ストレートから一気に打ち合いに持っていく。湧き上がる渡部の応援団。渡部の左ミドルが快音を発して決まり、ジャブを突く渡部に大和はヒジを連打。

 ボディを狙い撃ちにする大和は下がる渡部にヒザ、渡部をコーナーへ詰めて右ボディからの左右連打。大和のボディ攻めに苦しそうな渡部だが、ジャブで必死にくらいつく。

 5R開始直前、渡部のコーナーに藤原敏男会長が駆け上がり、渡部に往復ビンタで喝を入れる。ゴングと同時に渡部がラッシュ、ガムシャラにパンチで前へ出ると、大和がボディから左右フック! 渡部の頭が大きく揺れる! さらに右ボディから左右フック、ヒジで攻める大和。

  渡部はダウン寸前だが、それでもヒジとパンチを返す。ボディを叩かれると丸まってしまう渡部に大和が左の縦ヒジを連発! ここで渡部が左目上をカットされ、大量出血!

 ドクターチェックが入り、ドクターは傷口を見るとすぐに首を左右に振る。レフェリーの手が交差され、大和のTKO勝ちとなった。

 大和は「(相手は)気持ちが強いのはやる前から分かっていたが、こんなに強いとは思わなかった。本当はもっと5R目 のような殴り合いをしたかったんですが、防衛戦なので防衛するのが一番でした。でも、渡部選手の打ち合いたいという気持ちが伝わってきて自分も打ち合いま した。渡部選手と殴り合いが出来てよかったです。今後のことはビールを飲みながら考えたいと思います。また見に来てください」と、コメントした。


6月に連敗を脱出した伊東(右)が新たにベルトを獲得

▼第8試合 WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦 WBCムエタイ日本ルール 3分5R 
○伊東拓馬(橋本道場/MA日本バンタム級1位)
TKO 4R2分39秒 ※セコンドからのタオル投入
●木村健太郎(J-NETWORK/サバーイ町田/J-NETWORKバンタム級王者)
※伊東が新王座に就く。

  伊東はデビュー以来12連勝を飾っていたが、昨年11月13日に闘魔に敗れてからはまさかの3連敗。調子を落としていたが、6月17日に勝利をあげて連敗 をストップした。対する木村は4月30日に王者決定トーナメントを制してJ-NET王者になったが、5Rの試合を戦うのは初めて。伊東が本調子を取り戻し て王座に就くか、それとも木村が二冠王となるのか?

 1R、お互いにローをバチバチに蹴り合い、パンチを狙っていく。右ストレートで入っていく木村、伊東は細かくパンチを出しながら左右ロー。

  伊東が顔面前蹴りを出せば、木村も同じ技を返す。伊東の左フックに木村はボディを返す。どんどん前に出ていく木村がヒジ、右ストレート。

 2R、ジャブの突き合いからお互いにミドルを蹴る。伊東の右ローが次々とヒットし、伊東はヒジと左ボディも放つ。次 第に手数を増やしていく伊東は右ローを中心に上下への攻め。木村は遮二無二にパンチを出して前へ出るが、右ロー、左ボディをもらい続ける。ラスト30秒で 木村が右ストレートと右ヒジを連発。

 3R、パンチからの右ローを連発していく伊東。ハイキックも散らせ、左ボディも叩く。ガムシャラにパンチとヒジで前に出る木村だが、クリーンヒットは伊東が奪う。伊東は右ローと右ヒジ。

 4R、右ローからのパンチ、ヒジで前へ出る伊東。木村もパンチとヒジで必死の応戦。木村は接近してのヒザで勝負を懸け、伊東も組んでのヒジとヒザ。伊東のローで転倒した木村が立ち上がった直後、伊東の右ヒジで木村の額辺りから血が吹き出る! 

  ドクターチェックが入り、傷口を確認した木村のセコンドがタオルを投入し、伊東が新チャンピオンの座に就いた。

 伊東は「今日は絶対に獲るつもりでしたが、序盤から木村選手に圧力で押されて気持ちが折れそうでした。でも気持ちを折らずに攻めていった結果です。ベルトが獲れなかったら最悪でしたが、獲れてのでよかったです」と、伊東は安堵の表情を浮かべた。


勇児(左)が胴廻し回転蹴りで鮮やかにダウンを奪った

▼第7試合 52.5kg契約 交流戦 3分3R
○勇児(HOSOKAWAジム/MA日本フライ級王者、UKF日本フライ級王者)
判定3-0 ※30-26、30-28、30-28
●ハリィー永田(はまっこムエタイジム/WPMF日本スーパーフライ級2位)

 1R、サウスポーに構えた勇児は右へ回り込みが、身長で18cm上回る永田の右ミドルと左ミドルで先手をとられる。2R、やはり回り込みながらローからのパンチで突っ込んでいく勇児。

 両者とも的確な攻撃が出ず、途中経過のオープンスコアは2名が20-20のイーブン、1名が20-19で勇児にポイントを与えた。

 3R、右ストレートで前に出た永田だが、勇児は待ってましたとばかりに左右フック連打から右ローで迎え撃つ。

  さらに永田が入ってきたところにバックブロー。それでも永田が前に出てくると胴廻し回転蹴りで勇児がダウンを奪う! 勇児はバックブローと胴廻し回転蹴りを連発し、判定勝ちした。


ハチマキ(左)が大差の判定勝ち

▼第6試合 ライト級 交流戦 3分3R
○ハチマキ(PHOENIX/WPMF日本ライト級5位)
判定3-0 ※三者とも30-25
●橋本 悟(橋本道場/MA日本ライト級4位)

 1R、右ローをタイミングよく蹴って橋本のバランスを崩していくハチマキが、橋本の右フックに左フックを合わせてダウンを奪う。橋本も強気に打ち合いを挑むが、ハチマキの右ローに足を滑らせ、右フックを立て続けにもらう。

 2R、的確にパンチを当て、組んでも組み倒すハチマキ。左ボディからの左フック、組んでのヒザから首相撲で橋本を転倒させる。

  パンチで前へ出る橋本だが、ハチマキは右のパンチを突き刺す。途中経過のオープンスコアは20-18、20-17、20-17でハチマキがリード。

 3R、ハチマキが左フックからの連打、そしてヒザ蹴りでスタンディングダウンを追加。さらに顔面へのパンチ連打からボディを叩き、橋本のパンチ連打へ的確に右フックを返す。右ヒザ蹴りを突き刺し、右ストレートで前へ出たハチマキが大差の判定勝ち。


MIDORI(右)2RでKO勝ちした

▼第5試合 ライト級 交流戦 3分3R
○MIDORI(習志野ジム/MA日本ライト級7位)
KO 2R1分10秒 ※パンチ連打
●増田卓仁(ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF日本ライト級7位)

 1R、MIDORIは右ローからの左フック、増田は左フックからの右ロー。両者とも慎重な立ち上がり。2R、左右フックを振り回して前に出る増田に、MIDORIの右フックがカウンターでヒット、ダウンを奪う。

 立ち上がった増田は打ち合いを挑むが、MIDORIも打ち合いに応じて両者ノーガードでパンチを交わす。MIDORIがスタンディングダウンを2つ追加し、KO勝ちを収めた。


1Rにダウンを奪った片島(左)が勝利


▼第4試合 フライ級 交流戦 3分3R
○片島聡志(藤原ジム/WPMF日本バンタム級8位)
判定3-0 ※30-26、30-26、29-27
●古田恭人(はまっこムエタイジム/WPMF日本フライ級8位)

 1R、両者ともフライ級らしい速いパンチとローを交換する。古田の入り際に片島が左フックを合わせてダウンを奪う。しかし、古田は右ハイキックをもらった直後に左フックで反撃。さらに左右フック。

  2R、パンチでアグレッシブに攻める古田が右のパンチを当てていくが、片島は前蹴りを多用して古田を遠ざける。

  途中経過のオープンスコアは1名が20-18、1名が20-17、1名が19-18で片島がリード。

 3R、古田は逆転を狙ってヒジを繰り出していくが、転倒した片島に蹴りを見舞ってしまい、減点1となった。パンチで前に出る古田に片島は左ハイキック、前蹴り。古田はパンチ、片島は蹴り。判定3-0で片島の勝利となった。


積極的に前へ出たAK2(右)が判定勝ち

▼第3試合 ライト級 交流戦 3分3R
○AK2(あくつ/ワイルドシーサー群馬/MA日本ライト級10位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●杉本卓也(ウィラサクレック・フェアテックスジム)

  1R、開始早々に杉本の右ローからの右フックがクリーンヒットし、AK2はガクッと腰を落とす。その後も杉本の右フックがAK2の顔面を捉える。2R、杉 本はローで攻めていくが、AK2が左ボディからの右フックを返し、途中経過のオープンスコアは三者とも19-19でAK2が盛り返した。

 3R、ヒジを見せるAK2が右ストレート、右ローで攻め、さらに顔面とボディにパンチを散らして完全に主導権を握る。ヒジの打ち合いがあり、前に出て積極的に攻めるのはAK2。判定3-0でAK2が勝利した。


白井(左)がデビュー以来無傷の5連勝を飾る

▼第2試合 54kg契約 交流戦 3分3R
○白井周作(NJKF・BomboFreely)
判定3-0 ※三者とも30-28
●川嶋翔吾(飯島ジム/MA日本バンタム級10位)

 1R、お互いにジャブ、ロー、ミドルを繰り出す中、白井がジャンプしての左ミドルをヒットさせる。さらに川嶋のローに合わせて右ハイキック、続いて右ストレート。

 2R、右ローで主導権を握る白井。宮里はローを蹴られながらもパンチ連打で反撃するが、白井はパンチをしっかり当てて右ローへつなぐ。さらに右ローをフェイントしての右フックもクリーンヒット。

  白井が上手さを見せ付ける形となり、途中経過のオープンスコアはジャッジ三者とも白井の20-19。

 3R、ポイントをリードされた川嶋はパンチを連打して前へ出ていく。そこへ白井の右ロー。パンチから右ローへしっか りとつなぐ白井に川嶋はガクッとバランスを崩す。右ロー連打をもらいながらもパンチを連打する川嶋に白井もパンチで反撃。NJKF・白井の判定勝ちとなっ た。白井はこれで5戦無敗。


松永(左)と宮里(右)のオープニング対決はドローに終わった

▼第1試合 スーパーフェザー級 交流戦 3分3R
△宮里康司(橋本道場)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、29-29
△松永尚恭(NJKF/東京町田金子ジム)

  1R、リーチに優る松永は右ストレートと蹴りを出してから組んでいくが、逆に宮里のヒザ蹴りをもらう。松永が右ストレートをヒットさせていくのに対し、宮里は右ロー。宮里はバックキックも繰り出す。ここまでのオープンスコアは2名が20-19で宮里、1名が20-19で松永。

 3R、ポイントをリードされていることが分かった松永は、右ストレートと左ボディで前へ出て積極的に攻める。

  宮里は右ローを蹴り続けて松永がパンチで来ると組み付いてヒザ蹴りに持ち込む。終盤に松永の右フックがヒット。宮里はバックキック、前蹴りで突き放すが、松永のパンチを次々と被弾する。この松永の攻勢で判定はドローとなった。

★メインイベント(秋元皓貴vs森井洋介)、セミファイナル(加藤竜二vs松崎公則)の試合結果はこちら

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