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【UFC】“ヒョードルに勝った男”シウバがアリスターにTKO勝利! アルドが4度目の防衛に成功

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2013/02/02(土)UP

Zuffa
「UFC 156」
2013年2月2日(土・現地時間)アメリカ・ラスベガス マンダレイベイ・イベントセンター

<主な試合結果>

▼ヘビー級 5分3R
○アントニオ・シウバ(ブラジル)
TKO 3R25秒 ※レフェリーストップ
●アリスター・オーフレイム(オランダ)

 一昨年12月、ブロック・レスナーにKO勝利したアリスターが2度目のUFC参戦。あのエメリヤーエンコ・ヒョードルにTKO勝ちしたことがあるシウバと対戦した。

 1R、両手のガードをしっかりと上げたシウバに対して、アリスターは手を下げた構えからジャブを伸ばし、左ボディを打つ。そのまま組みの攻防になると、アリスターがボディにヒザ蹴りを入れて、すぐに距離を取る。ジャブから右アッパー、左ボディを打つアリスター。組み付くシウバだが、アリスターがシウバを金網に押し込んでヒザ蹴りを入れる。

 試合がスタンドに戻るとシウバの前蹴りに対して右ロングフックを合わせるアリスター。両手をだらりと下げてシウバを挑発するようにし、シウバが前に出てくると組み付いて金網に押し込む。残り30秒、アリスターがジャブ、シウバの右ストレートをかわして右アッパーを当てる。

 2R、シウバが右ローから左フック。組みの攻防になると、逆にアリスターがテイクダウンを奪い、サイドポジションで抑え込む。シウバは下からヒジ打ちを入れてガードに戻すが、アリスターもインサイドからパンチとヒジ打ちを落とす。シウバもアリスターの手首を持ってコントロールしようとするが、アリスターはトップをキープ。シウバの頭を金網に押し付けて左右のフックを打ち込む。

 アリスターが距離を取って試合がスタンドに戻ると、アリスターが右アッパー、シウバは首相撲からヒザ蹴り。アリスターが左のヒジ打ちを狙ったところでラウンド終了となった。

 3R、いきなりシウバが猛ラッシュ。パンチから右ハイキックを当てると、アリスターを金網に詰めてアッパーとパンチの連打。アリスターが棒立ちになったところで、レフェリーが試合をストップ。劣勢だったシウバがヘビー級らしい豪快な逆転TKO勝利を収めた。


 

▼UFC世界フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○ジョゼ・アルド(ブラジル/王者)
判定 ※49-46、49-46、48-47
●フランク・エドガー(アメリカ/元UFC世界ライト級王者/挑戦者)
※アルドが4度目の防衛に成功

 UFCフェザー級王者として3度の防衛に成功しているアルド。挑戦者のエドガーは元UFCライト級王者で、この試合でフェザー級に階級を落として2階級制覇を目指す。

 1R、ジャブを突いて左右に回るエドガー。アルドも鋭いジャブを返す。エドガーがジャブ、ワンツー、インローと手数を増やすと、アルドはどっしりと構えてジャブを当てる。エドガーが右ローを蹴ると、アルドはそこに右ストレートを狙い、ワンツーでエドガーをのけぞらせる。ジャブから前に出るエドガー。アルドはバックステップでかわしてジャブ、右ストレートを返す。さらに強烈な右ローを蹴るアルド。エドガーがパンチで飛び込んでくると右アッパーを合わせ、左ハイキックを蹴る。

 2R、エドガーの攻撃をかわしてジャブ、右ストレートを当てるアルド。エドガーもインローからワンツー、アルドのジャブにタックルを合わせるが、アルドは倒れない。逆にアルドは右ローでエドガーのバランスを崩し、鋭いジャブ、ワンツーを当てる。それでも細かいパンチで前に出るエドガー。アルドはそこに飛びヒザ蹴りを狙い、エドガーも金網まで押し込むがテイクダウンは奪えない。試合がスタンドに戻るとアルドの右ローをキャッチしてエドガーがテイクダウン。アルドはすぐにエドガーの身体を蹴り離して立ち上がる。このラウンドもアルドのペースで試合が進んだ。

 3R、アルドの右ローにタックルを合わせたエドガーだが、アルドは倒れることなく立ち上がる。ジャブ、左フック、前蹴りのエドガー。アルドはそこに右のパンチを合わせ、顔面前蹴りでエドガーの顔を跳ね上げさせる。鼻血を流しながら前に出るエドガーだが、アルドのジャブに行く手を阻まれる。エドガーもアルドのジャブに右のパンチを被せ、右アッパーで前進。アルドはヒザ蹴りと右ローを返す。

 4R、エドガーがジャブとインロー。アルドもジャブから右ストレート、右ロー、バックキックも繰り出す。ジャブ、左フックでアルドを追いかけるエドガー。ジャブから組み付いてテイクダウンを仕掛ける。これはアルドに切られるものの、エドガーはジャブ、右アッパーと手数を増やして前に出る。

 そしてエドガーがアルドのパンチにタックルを合わせ、アルドの後ろについて持ち上げるようなテイクダウンを奪う。アルドもエドガーに背中を見せたまま立ち上がり、試合はスタンドの展開に戻る。エドガーの右ストレートにアルドも右ストレート、そして飛びヒザ蹴りを狙う。

 5R、ジャブとテイクダウンを織り交ぜて前に出るエドガー。アルドもバックステップしてジャブ、左フックを当てる。ジャブから右アッパー、左フックとパンチのコンビネーションを見せるエドガー。金網際で組み付くとヒザ蹴り、ジャブから右のパンチ、左ミドルを繰り出す。アルドも右のカウンターから左フック。エドガーが右アッパーを伸ばすと、アルドが右アッパーと右ストレート、金網を蹴っての右ストレートを見せる。

 判定はジャッジ3名ともアルドを支持し、アルドが4度目の防衛に成功した。

▼ライトヘビー級 5分3R
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル)
判定3‐0 ※3者とも29-28
●ラシャド・エバンス(アメリカ)

 1R、サウスポーのホジェリオに対して、エバンスは左手を触るようにして右ストレート。ホジェリオも左ストレートを返す。パンチとタックルのフェイントを細かく入れるエバンスが右ハイキック。ホジェリオもジャブ・右フックから左ストレートを狙う。エバンスも大きく踏み込んで右フック、ホジェリオのパンチにタックルを合わせるが、ホジェリオもすぐに金網を背にして立ち上がる。エバンスが右ハイキック、ホジェリオが左ストレートを打ったところでラウンド終了となった。

 2R、プレッシャーをかけるのはホジェリオ。エバンスはインローを蹴り返す。ホジェリオはジャブを突いて左ストレートを顔面とボディに打ち分ける。エバンスもタックルでテイクダウンを狙うが、ホジェリオは倒れない。ホジェリオが何度も左ストレートを当て、エバンスを後退させる。

 3R、エバンスが右ストレートから前進。ホジェリオも左の前蹴りから左ストレートを返す。しかし、ここでエバンスの左指がホジェリオの目に入り、ホジェリオにドクターチェックが入る。再開後、エバンスが果敢にテイクダウンを狙うが、ホジェリオは倒れない。逆にホジェリオがジャブ、左ストレート、左のヒザ蹴りを当てる。的確に左のパンチを当てたホジェリオがエバンスを下した。

▼ウェルター級 5分3R
○デミアン・マイア(ブラジル)
判定3‐0 ※三者とも30-27
●ジョン・フィッチ(アメリカ)

 1R、サウスポーのマイアがいきなり両足タックル。フィッチを金網まで押し込むと、足をかけるようにしてテイクダウンを奪う。半身になって立ち上がろうとするフィッチのバックに回り込むマイア。フィッチが立ち上がり、マイアがスタンドの状態でバックをキープする。パンチを入れながらチョークを狙うマイア。一度は両足のクラッチが外れるが、しつこくフィッチのバックをキープして、フィッチの側頭部にパンチを落とす。

 2R、マイアが左ストレート、フィッチも右ストレートを返して右ハイキックを蹴る。マイアはフィッチのパンチに片足タックルを合わせてテイクダウン。フィッチもすぐに立ち上がる。マイアがパンチのプレッシャーをかけてフィッチの金網に押し込むと、マイアが四つ組からテイクダウンを奪って、1Rに続きフィッチの後ろに回り込む。マイアはバックをキープし、チョークを狙い続ける。

 3R、マイアがすぐに組み付いてフィッチを金網まで押し込む。タックルも織り交ぜながら、フィッチのバックにつくマイア。ここまでのラウンドと同じようにバックキープする。フィッチもそこから脱出し、マイアのタックルにフロントチョーク。そのままトップポジションをキープしてパンチを落とす。しかしマイアもハーフガードから脇を差して立ち上がり、フィッチのバックにつく。距離が離れてもマイアがタックルからテイクダウン。立ち上がろうとするフィッチのバックにつく。最後はマイアがマウントを取ったところで試合終了。組み技でフィッチを圧倒したマイアが判定勝利を収めた。

▼フライ級 5分3R
○ジョセフ・べナビディス(アメリカ)
判定3‐0 ※三者とも29-28
●イアン・マッコール(アメリカ)

 1R、じりじりとプレッシャーをかけていくべナビディス。そこにマッコールが組み付いてテイクダウンを狙うが、べナビディスは金網を背にして倒れない。マッコールを金網に詰めたべナビディスは右ストレート、マッコールの前蹴りを流してパンチを狙う。

 マッコールも下がりながらインローとヒザ蹴り。下がらないべナビディスはパンチで前に出ようとするマッコールにカウンターの右フックを合わせ、今度はサウスポーに構えをスイッチして飛び込むような右フック。終盤、マッコールも左ストレートを当て、偶発性のバッティングでべナビディスが頭部をカットする。

 2R、お互いに距離を探る展開が続く。べナビディスが右フックからどんどん前に出ていくが、マッコールもボディからパンチを返す。残り3分、組みの攻防になると、先にテイクダウンを仕掛けたマッコールだったが、べナビディスが金網まで押し込む。離れ際にヒジ打ちとパンチを狙う両者だったがクリーンヒットはない。

 右フックで飛び込むべナビディスに同じく右を合わせるマッコール。マッコールが右アッパーを狙い、べナビディスがタックル。マッコールはそれを潰してトップキープ。べナビディスが潜りスイープを狙うと、それをディフェンスしながら鉄槌を落とす。激しく動くべナビディスの後ろについてパンチを落とす。最終的に立ち上がることに成功したべナビディスだったが、マッコールが優勢を印象付けた。

 3R開始直後、ベナビディスがインローから右フックと右アッパー、連打でマッコールが下がる。サウスポーにスイッチしたべナビディスは左ストレートと左ミドルで前進。ミドルの蹴り合いでバランスを崩したマッコールを金網まで押し込み、離れ際のパンチを狙う。

 べナビディスが左ミドルと左ストレート、マッコールもそこにタックルを合わせてべナビディスをテイクダウン。べナビディスはマッコールの足を抱えてスイープを狙い立ち上がる。距離が開くとべナビディスが左ストレートと右フックを狙う。2Rを落としたべナビディスだったが、1Rと3Rはマッコールを攻め続け、判定勝利を収めた。

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