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【新日本キック】K-1甲子園王者・翔栄がライト級王座を獲得

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2014/05/18(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲K-1甲子園王者として注目を浴びた翔栄(左)が右フックでダウンを奪い、タイトル獲得

新日本キックボクシング協会/治政館ジム
「WINNERS 2014」
2014年5月18日(日)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント(第13試合) 日本ライト級王座決定戦 3分5R(延長あり)
○翔栄(治政館/日本ライト級4位)
判定3-0 ※三者とも49-48
●勝次(藤本ジム/日本ライト級1位)
※翔栄が第7代王者に

 石井達也が返上した日本ライト級王座を懸けて、石井の同門・勝次と翔栄が対戦する。勝次は現在4連勝中。一方、翔栄はK-1甲子園2010王者として注目を集め、プロデビュー後初のタイトル戦を迎えた。

 1R、翔栄が距離を取りながら前蹴り、インロー、左ミドル。勝次に距離を詰めさせない。

 2R、勝次も前に出て右ローと右ミドル。翔栄はペースを崩さず、インローを蹴り続ける。

 そして3R、翔栄がジャブで飛び込んで右フック。これでダウンを奪う。再開後、勝次もワンツーや飛びヒザ蹴りで前進。翔栄は左の蹴りからパンチを狙う。

 4R、前に出て右ストレートを当てる勝次。翔栄も距離を取って前蹴りとハイキックを返す。

 5Rも距離を取って戦う翔栄を勝次が右ストレートで追いかける展開が続く。残り1分、翔栄は首相撲を駆使して勝次の反撃をシャットアウト。ダウンを奪った翔栄が判定勝ちし、新王座に就いた。

 試合後、翔栄はファン・関係者に感謝の言葉を述べ「これからこのベルトを守っていきます!」と宣言した。 


 

▲金(右)のトリッキーな動きに戦いにくそうな蘇我(左)だったが、最後はきっちり仕留めた

▼ダブルメインイベント(第14試合) 日韓国際戦 60kg契約 3分5R
○蘇我英樹(市原ジム/WKBA世界スーパーフェザー級王者、東洋スーパーフェザー級王者)
TKO 3R1分10秒 ※セコンドからのタオル投入
●金  弘洙(韓国/韓国FUN GYM/韓国国際キック連盟フェザー級2位)

 4月6日の市原大会ではファーカムラーム・ブラサートウィッタヤーカーンを5RKOで破り、WKBA世界スーパーフェザー級王座を獲得した蘇我。世界王者としての初陣で韓国の金を迎え撃った。

 1R、金が蘇我の左ミドルに左フック。これをもらう蘇我だが、右ローとボディ攻めで前に出る。

 しかし2R、いきなり金がバックスピンキックを蘇我のボディにグサリ。一気にパンチでラッシュすると、回転技などトリッキーな動きを連発する。やりにくそうな蘇我だったが右フック、左ボディから右アッパー。これで金の動きを止めると、コーナーに釘づけにしてパンチを連打する。

 3R、開始直後から蘇我が右フック、右ロー、右ハイキックと猛攻。バックキックやジャンプキックを繰り出す金だが、バランスを崩してマットに座り込んでしまう。すぐに立ち上がらない金はセコンドを見てタオルを要求。セコンドがタオルを投げ入れ、蘇我のTKO勝利が告げられた。

 試合後、「ああいうやりにくいタイプと戦えていい勉強になった」と蘇我。今後の目標を聞くと「外国人でも日本人でも強いと言われている選手を倒して、自分の実力を証明したい」と語った。


 

▲サンムック(右)のボディパンチに柴田(左)は黒星を喫した

▼第12試合 日タイ国際戦 73kg契約 3分3R
○サンムック・サシプラパー(タイ)
判定3-0 ※三者とも30-29
●柴田春樹(ビクトリージム/日本ヘビー級1位)

 柴田は昨年春までヘビー級で活躍し、11月のディファ有明大会からミドル級に転向。今大会では過去にウェルター級王者・緑川創と対戦経験があるサンムックと戦った。

 1R、距離を取りながらローを蹴る柴田。サンムックは首相撲からボディにヒザ蹴り。ここからサンムックが柴田のボディにパンチを集める。

 2R、右ミドルと右ボディストレートで前に出るサンムック。柴田も右ボディに右ヒジを合わせて応戦する。3R、サンムックはヒザ蹴りと首相撲。柴田も必死にヒジやアッパーを狙うがサンムックの首相撲を崩せず、サンムックの勝利となった。


 

▲空位の王座に近い2人が戦い、麗也(左)が僅差の判定勝ち

▼第11試合 日本フライ級ランキング戦 3分3R
○麗也(治政館/日本フライ級3位)
判定2-1 ※29-28、28-29、30-29
●泰史(伊原道場/日本フライ級2位)

 江幡睦がタイトルを返上し、現在王座が空位となっている日本フライ級トップランカー同士による一戦。

 1R、パンチとヒジでプレッシャーをかけていく泰史。麗也はしっかりガードを固めてローを返す。

 2Rも泰史がパンチで前進。しかし麗也のガードは固く、麗也が右ストレートや左右のローを当てる。3R、パンチで打ち合う両者。泰史がヒジの連打で前に出れば、麗也もローを蹴り返す。終盤、二人は再びパンチで打ち合う。判定は2-1と割れたが、麗也が勝ちをもぎとった。


 

▲ムエタイの本場タイで活躍するユウ(右)がテクニックを見せ付ける

▼第10試合 55kg契約 3分3R
○ユウ・ウォーワンチャイ(=大田原友亮/B-FAMILY NEO/UKFインターナショナルフライ級王者、元TRIBELATEフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも30-28
●瀧澤博人(ビクトリー/日本バンタム級2位)

 タイで活躍中の17歳、大田原友亮がタイでのリングネーム、ユウ・ウォーワンチャイで出場。1Rは互いにミドルを蹴り合う展開。そこから瀧澤は右ストレートを狙い、ユウはインローを蹴る。

 2Rもユウが左ミドルとインロー、瀧澤もミドルを蹴り返して右のパンチを狙う。

 3R、首相撲主体に攻めるユウ。これで徐々に瀧澤を消耗させ、ダウンを奪う。このダウンが決め手となり、ユウが勝利した。


 第9試合後、武田幸三の息子・幸大君(赤/右)がちびっこキック1分1Rに登場。現在5歳の幸大君は元気あふれる動きでパンチとキックを繰り出し、会場を沸かせた。なお試合後には歌手のミッキー・カーチスさんよりトロフィーが贈呈された。

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