“キック3冠”江幡塁が引退、脳腫瘍からの復帰ならず「後悔していることがあった」
10月6日(日)後楽園ホールで開催された新日本キック興行『TITANS NEOS 35』にてWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁の引退セレモニーが行われた。
元K-1王者の卜部弘嵩、江幡にボクシングを教えていた元世界王者・内山高志もリングインし、花束を贈呈。師匠・伊原会長と、魂のミット打ちも。
そして江幡は脳腫瘍で”命の危険がある”手術の前夜「後悔していることがあった」と瀬戸際での心境を明かした。
【フォト】江幡最後のミット打ち!内山や卜部も駆け付けた引退式の様子
新日本キックを代表するファイターの一人である江幡塁は、昨年2月末に脳腫瘍が見つかり緊急手術。幸いにも腫瘍は良性で全摘出に成功し、もう一度戦えるよう挑戦していくことを明かしていたが、この度の引退発表となった。
セレモニーではバイオリニストの益子侑による「IZA!」が演奏される。
その後、江幡が登場し、師匠・伊原信一会長と2分2Rのミット打ち。ワンツーからの鋭いミドルを連発し、後楽園ホールに破裂音を響かせた。
その後、卜部弘嵩、内山高志、更に新日本キック王者の勝次やリカルド・ブラボもリングインし花束を贈った。
伊原会長は「本当に、頑張ったな」とねぎらい「本当にいい男。とことんあいつが強くなるように伴走した」と思い出話を語り「これからも頑張って。自分で引っ張って自分でやらないと」と激励した。
江幡はマイクで、1年前に後遺症が残り、命の危険がある腫瘍が頭に出来たことを明かし、手術前夜は眠れなかったと言う。
そして「後悔してることがありました」と言い「27歳の大晦日の日、夢を叶えることが出来ました。親友とさいたまスーパーアリーナの花道を歩くことが出来ました」と19年大晦日RIZINでの親友・三浦春馬さんとの思い出を語る。
その試合で那須川天心にKO負けし「新日本キックではずっと負けてこず、本当に辛くてどう過ごしていいかわからない」と悩み「唯一好きなキックボクシングに打ち込みました」と言う。
続けて「その無理がたたって病気になって。大好きなキックボクシングで、こんなことでいいのか」と後悔となって残っていたと語る。
しかし腫瘍は良性であり「新たな人生を手に入れたと思いました。会長に、弟子として一からキックボクシングを教えてくださいと頼みました」とコメント。「でも本当は脳腫瘍が分かった時、もう引退だったのかもしれません」とドクターストップがかかったと言い「1年間の調整を経て、リングに立つことが出来ました」と、本日このリングに立った。
今日はジムの地元である渋谷区の小学校から、30人の子どもたちを招待した江幡。子供たちへのメッセージとして「これから沢山のチャンスが訪れ、沢山の挑戦をしなくてはなりません。でも結果や失敗を恐れることはありません。沢山の試合をしてきました、僕を見てください」と語り「結果が大事なのではありません、その挑戦するプロセスが皆さんを成長させてくれます。今回僕の挑戦が、皆さんの心に灯をともすことができれば大成功です」と試合は出来ずとも渾身のミット打ちを観客の前で行うまでに仕上げてきたことを誇る。
最後に江幡は「会長の下で後進を育成し、キックボクシングの発展に努めていきます」と言い、四方に礼。10カウントゴングを聞き、リングを去っていった。
江幡は双子の兄・睦とともに新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。これまで新日本キックのバンタム級王座、WKBA世界スーパーバンタム級王座、KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座と3冠を獲得。RISEでも鈴木真彦ら強豪選手としのぎを削り、RIZINの那須川天心戦では親友の三浦春馬とのリングインも話題に。最後の試合は22年4月のRISEでの志朗戦となった。
▶次のページは【フォト】江幡最後のミット打ち!内山や卜部も駆け付けた引退式の様子
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【新日本キック】”今回限り”のMMAマッチ2戦はいずれも1R決着、フェザー級王者・瀬戸口勝也がKO負け、Sフェザー級王者オリベイラも敗北の波乱!
・“キック3冠”江幡塁が引退発表!脳腫瘍から復帰ならず、那須川天心戦では三浦春馬とリングインも話題に
・【結果・速報】10.6 新極真会主催『第56回 全日本空手道選手権大会』2日目 結果・速報
・【結果・速報】『K-1 WORLD GP』10.5 全試合結果を速報=K1 大阪大会の写真&レポート
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!