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【UFC】世界最強女王ラウジーが16秒でV4

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2014/07/05(土)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

Zuffa
「UFC 175」
2014年7月5日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス
マンダレイベイ・イベントセンター

▼セミファイナル UFC女子世界バンタム級タイトルマッチ 5分5R
○ロンダ・ラウジー(アメリカ/UFC女子世界バンタム級王者)
TKO 1R16秒 ※レフェリーストップ
●アレクシス・デイビス(カナダ/UFC女子世界バンタム級2位)
※ラウジーが4度目の防衛に成功。

 ラウジーは北京五輪柔道銅メダリストからMMA(総合格闘技)に転向、女子初のUFC王者となり、これまで3度の防衛に成功している。挑戦者のデイビスは現在5連勝中で、グレイシー柔術黒帯を持つ。

 1R、開始と同時にパンチで打ち合うと、ラウジーは右フックをクリーンヒットさせて間髪いれずにヒザ蹴りから首投げ。袈裟固めから顔面にパンチを連打するとレフェリーが試合をストップ。ラウジーが秒殺KOで4度目の防衛に成功した。これでラウジーは10連勝。


 

▼メインイベント UFC世界ミドル級タイトルマッチ 5分5R
○クリス・ワイドマン(アメリカ/UFC世界ミドル級王者)
判定3-0
●リョート・マチダ(ブラジル/元UFC世界ライトヘビー級王者、UFC世界ミドル級3位)
※ワイドマンが2度目の防衛に成功。

 ワイドマンは昨年7月に絶対王者と呼ばれたアンデウソン・シウバをKOして王座を奪取、初防衛戦でもアンデウソンのローをヒザで受けて骨折に追い込み、デビュー以来の無敗記録を「11」に伸ばした。挑戦者のリョートは1階級上の元ライトヘビー級王者で、2階級制覇を狙う。

 1R、場内の大「USA」コールに押されてワイドマンが前に出る。リョートは左右に動きながらジャブ。ワイドマンは蹴りやタックルをフェイントにしてのパンチを入れる。

 2R、リョートはステップを使って左右に動き、ワイドマンのパンチを誘ってのカウンターを狙う。残り1分を切ったところでワイドマンがタックルでリョートを寝かし、リョートが立ち上がったところでラウンド終了。

 3R、ワイドマンがジャブの連打からタックルを決めてテイクダウン。リョートはバックを取らせて立ち上がることに成功するが、ワイドマンのパンチをもらって眉間の辺りから流血。

 4R、リョートが三日月蹴りからの連打、左ストレート、さらに左フックとクリーンヒットを奪い、ワイドマンが下がる。動きが鈍ったワイドマンにリョートがパンチでラッシュを仕掛け、ワイドマンが追い込まれる場面も。

 5R、場内に「マチダ」コールが起こり、リョートは三日月蹴りと左ストレートで攻める。しかし、ワイドマンは左右フックで逆襲してヒジ打ち、前に出るリョートにパンチを当て、タックルでダメ押しのテイクダウンを奪う。

 バックを奪ってパンチを入れるワイドマン。リョートは立ち上がることに成功すると、残り時間わずかでパンチの連打からヒザ蹴り、ヒジのラッシュでワイドマンをケージに釘付けにする。場内が大いに沸く中、試合は終了。判定3-0でワイドマンが3度目の防衛に成功した。


 

▼バンタム級 5分3R
○ユライア・フェイバー(アメリカ/UFC世界バンタム級2位)
一本 3R ※チョークスリーパー
●アレックス・キャセレス(アメリカ/UFC世界バンタム級11位)

 1R、フェイバーがしつこいタックルでテイクダウンを奪い、ボディへのパンチと顔面へのヒジ。ラウンド終了間際、キャセレスはフェイバーを蹴り飛ばして立ち上がる。

 2R、圧力をかけて前に出るフェイバーが右フック、そしてタックルでテイクダウン。フェイバーは自ら離れるが、キャセレスの蹴りをキャッチして再びテイクダウン。キャセレスは立ち上がるとパンチ、蹴りで前へ出る。

 3R、キャセレスの蹴りをキャッチしたフェイバーはパンチを打ちながらテイクダウンを奪い、バックを奪って得意のチョークスリーパー。35歳のベテラン、フェイバーが勝利を飾った。

 デイナ・ホワイトUFC代表は、フェイバーがこの試合に勝利して怪我がなければ9月20日のUFC日本大会で山本“KID”徳郁と対戦させたいと語っており、今後が注目される。


 

▼ミドル級 5分3R
○ユライア・ホール(ジャマイカ)
判定3-0
●チアゴ・サントス(ブラジル)

 1R、サントスは後ろ廻し蹴り、ホールはバックブローと回転系の技を放つ。3分過ぎ、ホールが放った前蹴りをサントスがヒザで受け、ホールの足指が折れ曲がってしまうが、ホールはノーガードになって“打って来い”とばかりに挑発する。

 2R、ホールが飛び後ろ蹴り、ハイキック、後ろ廻し蹴り、サントスもハイキックと大技を繰り出すが、ともにクリーンヒットは奪えない。ホールはサントスのパンチをスウェーバックでかわし、サントスもローで距離を取る。

 3R、サントスの空振りを誘ってホールがワンツーをヒットさせ、試合が動き出す。ホールは後ろ蹴りをカウンターで合わせ、左ローからの左ハイキックもヒットさせる。残り1分でサントスがホールの蹴り足を取ってバックへ回り、倒して上になるが時間切れ。ホールが判定勝ちした。


 

<そのほかの主な試合結果>

▼ヘビー級 5分3R
ーステファン・ストルーブ(オランダ)
試合中止
ーマット・ミトリオン(アメリカ)
※ストループが試合前のドクターチェックで体調不良(心拍数の異常)と診断されたため。

▼バンタム級 5分3R
○ラッセル・ドゥアーン(アメリカ)
判定2-1
●マーカス・ブリメージ(アメリカ)

▼バンタム級 5分3R
○ロブ・フォント(アメリカ)
KO 1R2分19秒 ※右フック
●ジョージ・ループ(アメリカ)

※次回は「UFC 175.5 ロビー・ローラーvsトラヴィス・ブラウン」7月27日(日)11:00よりWOWOWライブにて生中継 

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