【シュートボクシング】死闘延長2R、鈴木がTKO勝ちで世界制覇
▼第5試合 S-cup65kg世界トーナメント1回戦第4試合 3分3R延長1R
○ウシネ・ベノーイ(アルジェリア/WFC世界スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
●宍戸大樹(シーザージム/第2代SB東洋太平洋ウェルター級王者)
※ベノーイが準決勝へ進出。
宍戸は「シーザージムに入門してから18年間学んできたことの集大成を見せる」として、S-cup制覇最後の挑戦。対するベノーイは世界のスーパーチャンピオンたちを次々と撃破しているフランスの強豪。
1Rはローの蹴り合いから始まり、ベノーイのパンチ連打で宍戸の動きが一瞬止まる。
このピンチをバックブローで逃れた宍戸へ、ベノーイはパンチからの飛びヒザで襲い掛かる。
2R、ベノーイはパンチに飛び二段蹴り、飛びヒザ蹴りを混ぜ、宍戸を追い込む。宍戸はコーナーへ追い込まれて連打をもらうが、バックブロー、バックキック、飛びヒザ蹴りと反撃を試みる。
3R、ベノーイの右ローで宍戸の身体が傾く場面が目立つ。それでも宍戸はバックキック、バックブローを繰り出して逆転を狙うが、ベノーイは強い右のパンチを打ち込む。
判定でベノーイが勝利を収め、敗れた宍戸は涙をぬぐった。
▼第4試合 S-cup65kg世界トーナメント1回戦第3試合 3分3R延長1R
ー小見川道大(吉田道場/柔道1998年ハンガリー国際66kg級優勝、2002年日本国際66kg級優勝)
ノーコンテスト
ーケビン・ロス(アメリカ/前WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級王者)
小見川は昨年の日本トーナメントで準優勝を収めたMMA(総合格闘技)ファイター。対するロスは「北米ムエタイ・ファイター・オブ・ザ・イヤー」に輝いた現在のアメリカを代表するキックボクサーだ。
1R、姿勢を低くして前に出る小見川にロスはヒザ蹴り。小見川は足を引っ掛けてロスのバランスを崩し、パンチへつなぐ。
ロスが小見川の左右フックで下がり、コーナーで連打した小見川が首投げでシュートポイントを奪う。
しかし、立ち上がった小見川は左目上から大流血。投げの際にバッティングで切れたようだ。故意ではなかったが、ダメージが大きいとしてロスにはレッドカードが提示された。
2R、ロスはパンチをコンパクトに打つように修正し、ヒザ蹴りやハイキックもヒットさせる。小見川は身体を左右に振りながら入っていってフックを繰り出すが、出血がひどくなり再びドクターチェックに。ここでついにストップがかかった。
一度はロスのTKO勝ちが宣せられたが協議が行われ、ストップ時点までの判定で小見川が判定勝ち。しかし、小見川が試合続行不可能のためトーナメントの結果としてはノーコンテスト裁定となった。
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