【極真館】藤井顔面ありルール初出場、一本勝ちで優勝
極真空手道連盟 極真館
「2015全日本ウェイト制空手道選手権大会」
2015年5月3日(日)埼玉・戸田市スポーツセンター
フルコンタクト空手ルールでは一般的な手技による顔面攻撃禁止ルール。真剣勝負ルールでは手技による顔面攻撃を認めており、昨年、一昨年のフルコンルールの全日本空手道選手権大会争覇戦を2連覇した極真館のエース藤井将貴選手が初エントリー。初ルールでフルコンルール王者がどのような戦いをするか、また軽量級-65kg、中量級-72kgにはBOM(バトルオブムエタイ)のリングにも上がる遊佐隆介、遊佐真介の兄弟の闘いに注目が集まった。
▼+89kg級決勝戦
○藤井将貴(城南品川)
一本 上段前蹴りからの右上段突き
●鈴木駿平(東京本部)
無差別全日本2連覇の藤井に対するは高校生時代に真剣勝負ルールで準優勝経験のある鈴木駿平。
真剣勝負ルールが初挑戦の藤井はこのルール対策のためキックボクシングのジムなどへ出稽古をしてきたという。
開始早々藤井が力強い下段を叩き込む。
鈴木はやや大振り気味ではあるが、強い突きを何度も出し、藤井が間一髪でスウェーでかわす場面も。
鈴木が圧力をかけて前に出てきたところに藤井の上段前蹴りがヒット。一瞬ぐらつかせたところで続けて右上段突きもヒットさせ鈴木は堪らずダウン。試合時間約40秒での一本勝ちとなった。
初挑戦の藤井は「初めての真剣勝負ルールの試合で非常に緊張して、久しぶりに試合上で頭が真っ白になる感覚がありました。自分の強みである下段回し蹴りを真剣勝負ルールでも有効に使えたことは今後の自信にもなると思います。 また、空手らしい動きで戦うというのを目標としていた今回の試合で、空手の基本的な動きである前蹴り〜追い突きの流れで一本を取れたことも良かったです。次はカナダで行われる大会(フルコンルール)に出場して10月のKWU(極真世界連合)世界大会に向けて優勝を目指します。」とコメントした。
▼-89kg級決勝戦
○菊池 先(さいたま中央支部)
一本 右逆突き
●アルベール・エゼチアン(ロシア)
真剣勝負ルール第1回から出場しているベテランの菊池先が唯一、外国人選手としてエントリーしてきたロシアのアルベール・エゼチアンと対戦。
強打の突きを叩き込むエゼチアンに苦戦しながらも終盤に疲れが見えてきたエゼチアンに左中段と突きを入れぺースを掴み始める。
終了間際、エゼチアンの右ストレートをスウェーでかわし即座に菊池の放ったワンツーのストレートがヒット。エゼチアンは崩れ落ち菊池の一本勝ちで優勝を果たした。
「外国人選手との戦いだったので負けられない気持ちが強くありました。綺麗に勝負を決めることが出来て良かったです。ベテランと言われている年齢になってますが、さらなる稽古をして強さをつけていきます。」と菊池はコメントしている。
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