【シュートボクシング】鈴木博昭が打撃と投げで世界王者に
▼第2試合 SB世界スーパーライト級王座決定トーナメント準決勝戦
○クリス・バヤ(オランダ/マイクスジム/KOK WORLD GP 8人トーナメント2014王者)
KO 延長R 37秒
●タップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム/元WMC世界ライト級王者)
※バヤが決勝へ進出。本戦は30-28(タップロン)、29-29、30-30。
当初はSBで旋風を巻き起こしているザカリア・ゾウガリーがトーナメントに出場予定だったが、直前の交通事故で欠場。急遽、オランダ・マイクスジムのクリス・バヤがタップロンと1回戦を争うことになった。バヤはKOK WORLD GP 8人トーナメント2014王者で、戦績は13勝4敗。タップロンは鈴木博昭に2連勝しているほか、日本人トップ選手から多くの勝利を収めている元ムエタイ王者。
1R、右の強打で攻めて行くバヤだが、タップロンはそれを上回る右の強打を返す。さらにパンチを顔面に集めての左ミドル、パンチをかわしての左ミドルとテクニックの差を見せ付ける。
2R、左フックからの右ミドルを巧みにヒットさせていくタップロンは右ストレートでバヤを大きく仰け反らす。
ボディをパンチで攻めるバヤだが、タップロンの蹴りに阻まれて前に出られない。
3R、近付くとジャブ、左右ミドルで突き放されるバヤ。タップロンの左右ミドルが快音を発して決まる。終盤ワンツーで前に出たバヤ。タップロンは組み付く。判定はドローとなり、延長戦へ。
タップロンの右ミドルが快音を発して決まった直後、バヤの右ストレートが炸裂。大きく吹っ飛ぶタップロン。バヤが一気にラッシュを仕掛け、右フックでダウンを奪う。立ち上がったタップロンを右ストレートで再びダウンさせ、バヤがKO勝ちで決勝へ進出した。
▼第10試合 エキスパートクラス特別ルール 65.5kg契約
○宍戸大樹(シーザージム/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
TKO 延長2R 1分14秒 ※レフェリーストップ
●吉本光志(STURGIS新宿/初代RISEスーパーライト級王者)
※本戦は29-28(吉本)、29-29、29-29。延長Rは10-9(吉本)、10-10、10-10
昨年から激化しているRISEとの対抗戦として、SB・宍戸とRISE・吉本が初激突。宍戸が77戦、吉本が48戦とベテラン同士の対戦となった。両者とも豊富なスタミナを武器とするため、マラソンマッチになるのではないかと戦前予想されていた。
1Rが始まってすぐに蹴り合いとなり、宍戸の顔面前蹴りが突き刺さる。宍戸は細かくパンチを出しながら左ヒザを突き上げ、吉本はジャブと右ロー。宍戸は縦横無尽に手足を繰り出し、バックキック、バックハンドブローもヒットさせる。吉本も連打と右ローで応戦。
2R、前に出る吉本は左ボディブローと右ロー、ヒザ蹴り。宍戸は左右両回転のバックハンドブローとバックキック。吉本のワンツーで宍戸が下がる。吉本は左ボディブローとヒザ蹴りで追撃。宍戸もアッパーの連打で反撃と一進一退の熱戦が繰り広げられる。
3R開始と同時に両者は激しく打ち合い、蹴り合う。宍戸は右アッパー連打と左右ストレート、吉本は左ミドルとヒザ蹴り。両者とも攻撃を出しまくる。吉本の右ストレートとヒザ蹴りで宍戸が下がり、一気にラッシュする吉本。しかし宍戸はバックハンドブローで反撃。場内が盛り上がる中、本戦はドローで延長戦へ。
またもや開始と同時に打ち合う両者。宍戸の右アッパー、吉本の左ボディブロー、両者のヒザ蹴り。吉本のワンツーがヒットし、宍戸ピンチ。宍戸は首相撲からヒザ蹴りに持ち込む。吉本のヒット数が上回ったが、宍戸が最後に右アッパーを連打。
判定はまたもドローで2度目の延長戦へ。両者は開始からパンチとヒザを打ち合うが、宍戸が首相撲からのヒザ連打で優勢に。宍戸のヒザで吉本が右目上をカット。ドクターチェックとなり、ここでストップがかかる。
熱戦にピリオドが打たれ、宍戸は喜びを爆発させ、吉本はうなだれる。両者に大きな拍手が送られた。
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