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【新極真会】初出場の16歳・南原朱里が殊勲の準優勝

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2015/11/01(日)UP

ジェペシ(右)は佐藤のボディに飛びヒザ蹴りを突き刺す

▼女子準決勝第1試合
○チェンゲ・ジェペシ(ハンガリー/2013~2015年全ヨーロッパ大会重量級優勝)
延長2回 判定5-0
●佐藤弥沙希(和歌山支部/2005・2009・2013年ワールドカップ中量級優勝)
※ジェペシが決勝戦へ進出。

 間断なく突きと下段回し蹴りを出し続ける佐藤と、一発一発が力強いジェペシの対戦。本戦の旗判定は佐藤に旗が1本上がったが、延長戦に。

 全くスピードも手数も落ちない佐藤にジェペシは蹴り技を交えて突きで打ち合い、後ろ蹴りも繰り出す。延長戦も佐藤に旗1本のみで再延長戦へ。

 ジェペシの前蹴りに尻餅をつく佐藤。ジェペシは佐藤を突きの距離に入らせないように前蹴りを多用し、突きとヒザ蹴り。最後は突きの打ち合いとなり、奮闘した佐藤だが、最後の判定は5-0でジェペシに軍配が上がった。


16歳・南原(左)と17歳・菊川(右)が決勝進出を懸けて激突。南原が勝利した

▼女子準決勝第2試合
○南原朱里(福岡支部/2015年JFKO全日本選手権中量級優勝)
延長2回 判定4-0
●菊川結衣(芦原会館/2014・2015JFKO全日本選手権軽量級優勝)
※南原が決勝戦へ進出。

 準決勝戦で実現した日本人対決。南原は16歳、菊川は17歳と女子高生同士によって世界一が決まる決勝戦への切符を懸けた戦いが行われた。

 序盤から激しい突きの打ち合いが繰り広げられ、南原は左右の下段回し蹴りと前蹴りも繰り出す。菊川はパワフルな突きを打ち続け、南原も負けじと突きを打ち返す。本戦は両者譲らず判定0-0で延長戦へ。

 菊川は南原の蹴りを左右に動いてかわし、突きを叩き込む。南原は下段回し蹴りとヒザ蹴り、そして突きを打ち返す。菊川の胴まわし回転蹴りが南原の顔面をかすめる。両者最後まで突きを打ち続け、判定はまたも0-0で引き分け。

 再延長戦、両者ともペースが変わることなく突きを打ち続ける。最後は足を止めての壮絶な打ち合いが繰り広げられ、南原の左右ストレートに菊川は左右の下段回し蹴り。最後のラッシュでわずかに手数で上回った南原が、判定4-0で決勝へ進出した。


<入賞者>
優 勝 チェンゲ・ジェペシ(ハンガリー)
準優勝 南原朱里(新極真会福岡支部)
3 位 佐藤弥沙希(新極真会和歌山支部)
4 位 菊川結衣(芦原会館)
敢闘賞  南原朱里(新極真会福岡支部)
技能賞  菊川結衣(芦原会館)

☆男子トーナメントはこちら

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