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【新極真会】島本雄二が初の世界V「連覇を目指す」

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2015/11/01(日)UP

外国人同士の準々決勝はクビリウス(右)が接戦を制した

▼準々決勝第3試合
○ルーカス・クビリウス(リトアニア/2011年世界大会4位)
延長2回 判定3-2
●ナザール・ナシロフ(ロシア/2014年全ロシア大会無差別級優勝)

 両者とも足を止めて突きを打ち合う展開。クビリウスの方から接近していき、ナシロフはヒザ蹴りと下段回し蹴り。

 ナシロフの突きの回転が次第に早くなっていき、鎖骨への打ち下ろしのヒジ打ちから突きでラッシュを仕掛けるが、2度目の顔面殴打で減点1に。

 本戦の判定は引き分けとなり延長戦。ナシロフは内回し蹴り、クビリウスは超接近戦で細かく突きを打つ。ナシロフが突きとヒザで攻めまくるが、またも減点を取られてしまう。判定はナシロフに旗2本、クビリウスに旗1本が上がったが引き分け。

 再延長戦、やはり超接近戦を仕掛けて細かく突きを入れるクビリウスにナシロフは上段への蹴り、後ろ蹴り、下突きで応戦。最後にクビリウスがモーションの大きい突きを連打し、判定3-2の僅差でクビリウスが勝利をもぎ取った。


島本の右上段回し蹴りがヒットした

▼男子準々決勝第4試合
○島本雄二(広島支部/2013・2015年全日本大会優勝)
延長1回 判定5-0
●マシエ・マズール(ポーランド/2015年全ヨーロッパ大会重量級準優勝)

 島本はここまで全て本戦決着、全く危なげなく勝ち上がってきた。対するマズールは今年のヨーロッパ大会でヴァレリーを苦しめたポーランドのエース。

 序盤は下段の応戦。島本が左中段回し蹴りを当てながら前へ出る。さらに突きと前蹴りでダメージを与え、マズールを下がらせたが旗判定は島本に1本のみで延長戦へ。

 左中段回し蹴りを狙い撃ちする島本に、マズールが放った前蹴りが急所攻撃に。再開後、島本は左右のストレートを突きながら左中段回し蹴りと左右の内股蹴り。終盤の打ち合いの中でまたしてもマズールの蹴りが急所に当たり、マズールに減点1。判定5-0で島本が勝利した。


<入賞者>
優 勝 島本雄二(新極真会広島支部)
準優勝 入来建武(新極真会東京城南川崎支部)
3 位 ルーカス・クビリウス(新極真会リトアニア支部)
4 位 前田勝汰(新極真会和歌山支部)
5 位 島本一二三(新極真会広島支部)
6 位 ナザール・ナシロフ(新極真会ロシア支部)
7 位  エドガー・セシンスキー(新極真会リトアニア支部)
8 位 マシエ・マズール(新極真会ポーランド支部)
敢闘賞  前田勝汰(新極真会和歌山支部)
技能賞  ナザール・ナシロフ(新極真会ロシア支部)
試割り賞  ルーカス・クビリウス(新極真会リトアニア支部)、ブライアン・ヤコブセン(新極真会デンマーク支部)=ともに24枚

☆女子トーナメントはこちら 

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