【パンクラス】元UFC対決は徳留が1RTKOで逆転勝利、朱里はMMA白星デビュー
パンクラス
「PANCRASE 277」
2016年4月24日(日)東京・ディファ有明
▼第7試合 5分3R
○朱里(ボスジム)
判定3-0 ※三者とも29ー28
●浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
元Krush女子王者で女子プロレスラーの朱里がMMAデビュー戦を迎えた。対戦相手は18歳にしてプロで3戦負け無しの浅倉だ。
1Rは静かな立ち上がりを迎えた。左のジャブで距離を図る朱里に対し、浅倉はその周りを回って様子をうかがう。一瞬の隙を狙い、浅倉がタックルでテイクダウンを奪うが、朱里がケージを背にこらえる。浅倉はなかなか得意のかたちに持ち込めず、逆に朱里に体勢を入れ替えられ、ケージに押し付けられる。
2R、再三テイクダウンを狙いに行く浅倉だが、腰の強い朱里は体勢を崩してもすぐに立ち上がり、ケージ際でこらえる。浅倉が強引に足を取ろうとするが、朱里は冷静に浅倉の頭を手で押さえこみ、なかなか下に潜り込ませない。朱里は時折、ヒザを入れる。
3R、組み合ったままの膠着状態が続くが、終盤にさしかかると、朱里がスタンドの状態で浅倉の背後に回り、浅倉の首に腕を回す。チョークが極まらないと見るや、そのまま背後に倒れ、強引に背後からチョークを狙うが、ここで終了のゴングが鳴った。
判定は3ー0で朱里に軍配が上がり、デビュー戦を白星で飾った。朱里は「まだまだ全然なんですけど、やっぱり一本やKOを狙っていける選手になりたいと思っています」とコメントした。
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▼第10試合 フェザー級 5分3R
○クレベル小池(BONSAI JIU-JITSU/REBEL FC 145lbsトーナメント王者)
一本 3R37秒 ※チョークスリーパー
●矢地祐介(KRAZY BEE/パンクラス・フェザー級7位、修斗第5代環太平洋ライト級王者、元PXCフェザー級王者)
クレベルは18勝のうち15勝を関節・絞め技による一本勝ちで勝利している柔術ベースの強豪ファイター。対する矢地は打撃からサブミッションまでトータルにこなすが、戦前には相手を「一番嫌なタイプ」と語っており、どのように攻略するかが注目された。
1R、クレベルが序盤から打撃でアグレッシブに前に出る。矢地が後ろに引いたところをクレベルは鋭い左右のパンチを振り回しながら素早く詰め寄り、勢いで押し倒す。すかさずバックを奪うクレベルだが、矢地が力強く振りほどき、体勢を立て直したところ、すかさずボディにパンチを見舞う。
2R、クレベルが距離を一気に詰めて、足を掴みテイクダウンを狙うも、矢地は素早く引いてかわす。矢地がパンチで前に出て反撃に転じたところを、クレベルは寝技に引き込もうとするが、矢地は付き合わない。
3R開始早々、矢地の放った左ミドルキックを掴み、クレベルが倒そうとする。クレベルは逃げる矢地をしつこく追いかけ、テイクダウンに成功。素早くバックを奪い、矢地のあごが一瞬上がったところをすかさずチョークスリーパーで締め上げ、矢地はたまらずタップ。
エルベストが得意の絞め技で勝利した。
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