【修斗】佐藤将光が復活の一本勝ち「フェザー級をかき回す」
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦 SHOOTO GIG TOKYO Vol.21」
2016年5月28日(土)東京・新宿FACE
▼第10試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○佐藤将光(坂口道場一族)
一本 3R 3分59秒 ※スリーパーホールド
●スーパー均くん(K.O.SHOOTO GYM)
佐藤はパンクラスを主戦場としていたが、昨年1月から修斗に本格参戦し、元環太平洋ライト級王者・土屋大喜を一撃でKO、『VTJ』では修斗の超新星と期待される安藤達也に競り勝ってみせるなどの快進撃。しかし、昨年11月に2013年フェザー級新人王・竹中大地に敗れて連勝がストップ。今回が復帰戦となった。
対するスーパー均くんは洗練されたボクシングテクニックを武器に、打撃戦に持ち込むハードパンチャー。ライト級からフェザー級に階級を下げての第一戦となる。
1R、佐藤はロー、ミドル、片手をマットに着いての後ろ回し蹴りと蹴りを多用し、右ストレートをヒットさせて組み付く。均くんがロープへ佐藤を押し込むと、佐藤はカカトで均くんの足を蹴る。ブレイク後、再び組み合いになると均くんがヒジ打ちを見舞ったが、佐藤はテイクダウンを奪う。
上になった佐藤はヒジを落とすが、均くんは立ち上がる。佐藤の右フックをもらった均くんが組み付くと、佐藤がまたもカカトで足を蹴り、最後はテイクダウンも奪った。
2R、組んできた均くんに佐藤は右フックを見舞い、すぐにテイクダウンを奪う。佐藤はパスガードを仕掛けながら顔面にパンチとヒジを落とし、揺さぶりをかける。何とか立ち上がった均くんだが、佐藤はヒザ蹴りを突き刺し、テイクダウンを奪ってパンチとヒジ。優勢のままラウンドを終えた。
3R、アゴへの蹴り上げから組み付いた佐藤がテイクダウン。またもパンチとヒジを見舞い、ゴツゴツという音が響く。パウンドから逃れようとした均くんをスリーパーに捕える佐藤。見事な一本勝ちで復活勝利を飾った。
マイクを向けられた佐藤は、「面白い試合をする練習をしてきたんですが、しょっぱかったですね。もうちょっと頑張りますのでまたお願いします。前回負けた竹中選手には完封されたので、そこを目指すためにひとつひとつ、自分が勝たないとこの階級は盛り上がらないと思うので勝っていきます。フェザー級をかき回します」と宣言した。
▼第11試合 メインイベント インフィニティリーグ2016公式戦 59.9kg契約 5分2R
△北原史寛(パラエストラ札幌/世界バンタム級4位)勝ち点2
ドロー 判定1-0 ※20-19、19-19、19-19
△征矢 貴(パラエストラ松戸)勝ち点2
2014年から開催され、優勝者には環太平洋王座への挑戦など大きなチャンスが与えられるインフィニティリーグ。今大会では優勝候補対決が実現した。世界ランカー北原と5勝4KOのレコードを持つ征矢が激突。
この試合は、北原が前日計量をクリア出来なかったため、リーグ戦としては征矢に不戦勝の2点が与えられた。
しかし征矢が試合実現を望んだため、北原の最終計量結果である59.9kg契約試合として行われることに。1Rで征矢が勝った場合は2点、2Rで勝った場合は1点が加算され、北原が勝ってもリーグ戦の得点は加算されない形式で行われることとなった。
1R、北原がワンツーからハイキック、すぐにタックルと速攻勝負。征矢は完全には倒れなかったが、両足の上に乗った北原が動きを封じ、そのままマウントからサイドを奪う。一度は立ち上がることに成功した征矢を北原は再びテイクダウン。
ブレイク後、征矢のパンチに対して北原が3度ミドルキックをクリーンヒットさせ、最後もタックルで尻餅をつかせた。
2R、北原が強い左ロー、右のパンチを入れてからタックルでテイクダウンを奪う。立ち上がった征矢はパンチで攻め、右フックをヒットさせるが北原のタックルに尻餅をつく。さらにバックを奪う北原。征矢は北原を背負うようにして立ち上がる。スタンドに戻るとパンチ、蹴りを上手く当てるのは北原の方だった。
しかし、残り30秒で打ち合いに持ち込んだ征矢が右フックをヒットさせ、タックルに来た北原を右ハイキックで迎撃。さらにパンチで攻め込む征矢。この逆襲で判定はドローとなった。
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