【ムエタイSF】ピンサヤームがTKO圧勝
▼第10試合 日タイ国際戦 ライト級3分5R
○ペットンガン・ギャットカムポン(タイ/プロムエタイ協会スーパーフェザー級9位)
判定3-0 ※50-48、49-47、49-47
●小川 翔(OISHI-GYM/蹴拳ムエタイスーパーライト級王者)
※この試合の速報動画(3Rからノーカット)はこちら
小川は高校生時代にK-1甲子園優勝。昨年9月のREBELSでは、REBELS-MUAYTHAIライト級タイトルマッチに臨み、当時10連勝中の王者・高橋幸光を破りプロ初のタイトルを獲得した。5月の『蹴拳』では蹴拳ムエタイスーパーライト級王者決定戦でWSRの新鋭・峯山竜哉を全局面で圧倒し、2本目のタイトルを獲得している。
今回の対戦相手はペットンガン。ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムのランキングからは外れているものの、現在もメジャースタジアムではメインも務める正真正銘の一流選手。4月28日のラジャでは現役ランカーに勝利している。
1R、ペットンガンはジャブと前蹴りで様子を見て、小川がローを蹴るとすぐにローを返す。
2R、お互いに相手の蹴りをスウェーバックでかわし合う攻防が見られる。小川は手数を増やしてパンチで攻め、首相撲でも負けじとヒザを蹴り返す。小川はカウンター狙いのパンチ、右ロー&ミドルで優勢に。
3R序盤、小川は左ボディブローをヒットさせて左右フックを放つと、左フックがクリーンヒットしてペットンガンはダウン寸前に。かろうじて小川に抱きついてごまかした。その後もパンチとヒジで優勢に立つ小川だが、ペットンガンはしつこい首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。
4R、フックを狙う小川にペットンガンは首相撲からのヒザ蹴り、離れ際にはヒジも繰り出す。このしつこい首相撲で消耗した小川は何度も転倒させられてしまう。終盤にはパンチの打ち合いとなるが、ペットンガンは余裕の表情で当てていく。
5R、ガードを固めて下がるペットンガンは小川の攻撃をよく見てかわし、首相撲に持ち込んで動きを封じる。ラスト30秒でパンチのラッシュを仕掛ける小川だが、ペットンガンはまた首相撲で動きを封じて逆転の一打を許さず。3Rの失点を取り戻しての判定勝ちをもぎ取った。
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▼第9試合 63kg契約 3分5R
○サクーンチャイ・エクシンディコンジム(タイ/チャンネル7スタジアム・スーパーバンタム級9位)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-47
●岩崎悠斗(Ten Clover Gym/J-NETWORKスーパーライト級王者)
※この試合の速報動画(3Rからノーカット)はこちら
岩崎は2月のJ-NETWORKで高橋幸光とJ-NETWORKスーパーライト級王座決定戦を戦い、4RでTKO勝利を収めた。今回は王座戴冠後初の地元凱旋、しかもタイ人選手との対戦は初となる。
その岩崎に対するサクーンチャイは間合いを自在に操る“フィームー“(テクニシャン)の元ラジャダムナンランカー。昨年5月の「Wanchai+PK MuayThai Super Fight」ではMA日本スーパーフェザー級王者・中向永昌と対戦。首相撲からのヒジ打ちの猛攻で中向を1RTKOに追い込み、タイ人ならではのヒジの妙技をまざまざと見せつけた。
1R、両者とも軽く蹴りを出しての様子見。時折、岩崎がパンチで仕掛けるが深追いはしない。サクーンチャイは速い左ミドルを当てる。
2R、岩崎がパンチで前に出るが、前蹴りをキャッチされて持ち上げられ、豪快にマットへ叩きつけられる。上背で優る岩崎は離れた距離からパンチを連打し、サクーンチャイは左右ミドルを当て、組むとヒジ打ちを放つ。
3R、岩崎はサクーンチャイの蹴りに必ず蹴り返し、右ストレートを放つ。フェイントをかけながらパンチを狙う岩崎だが、サクーンチャイはディフェンスが堅い。
4R、岩崎は後ろ蹴りをヒットさせ、ミドルを蹴ってくるサクーンチャイに左右のフックから右ミドル。いい蹴り返しをしていた岩崎だが、サクーンチャイの左ミドルで転倒。これは印象が悪い。この後、サクーンチャイが前に出て来てヒジ、右フックを見舞う。
5R、岩崎が前蹴りでサクーンチャイを転倒させることに成功。しかし、サクーンチャイはすぐに左ミドルを強く当てて首相撲に持ち込む。その後も攻撃をかわされて左ミドルを強く蹴られてしまう岩崎。サクーンチャイがテクニシャンぶりを見せ付けた。
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