【修斗】のび太の後輩・飛鳥拳、澤田龍人から逆転勝利で世界王座奪取
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦」
2016年7月17日(日)東京・後楽園ホール
▼第11試合 メインイベント 修斗世界フライ級チャンピオン決定戦 5分5R
○飛鳥拳(パラエストラ松戸/同級1位)
TKO 2R4分41秒 ※レフェリーストップ
●澤田龍人(AACC/同級3位)
※飛鳥が新王者に
怪我で1年2ヵ月ぶりの試合となる飛鳥と、昨年7月に当時の王者・内藤のび太に挑んで以来の再挑戦となる澤田のフライ級チャンピオン決定戦。両者は14年9月に対戦して飛鳥が判定勝ちを収めており、澤田にとっては2つの意味でのリベンジマッチとなる。
1R、澤田はサウスポーからのパンチを伸ばし積極的にタックルで飛び込むが、飛鳥は両足を大きく後方に引き決めさせない。
3度目のタックルを受け止められた澤田はそこから金網まで飛鳥を押し込みテイクダウン。
飛鳥が立ち上がってくると澤田は引き込み気味に腕十字を仕掛け、腕を抜かれるとすぐにまたタックルへ入り、飛鳥が立ち上がろうとしたところでバックに回りスリーパーを狙っていく。しかし飛鳥は澤田を下にして立ち上がる。
澤田が仕掛けてくるタックルを切りながらプレッシャーを掛け、飛鳥は左フック、右ストレートとヒット。しかしラウンド最後は澤田が再びタックルで飛鳥を金網に押し込み終了する。
2R、やはり澤田がタックルで飛び込み、1Rのように飛鳥のバックを狙っていく。しかし飛鳥はそれを許さず、澤田を下に落としてスタンドへ戻る。
澤田がローシングルで足を掴みに来ても、飛鳥は足を引き抜きこれを逃れる。だが、なおも澤田はタックルで組みついていき、飛鳥を金網際に釘付けにして動きを奪う。長く動きを封じられた飛鳥だが、残り1分で立つと右ハイを決め、続けて右ストレートもヒット。澤田が続けてタックルに来ても決めさせずにバックへ回り、飛鳥は力を込めた左パンチを連打。
身動きできない澤田を見てレフェリーが試合を止め、新チャンピオン・飛鳥の誕生となった。
前王者・内藤に続きパラエストラ千葉ネットワークに再びベルトを取り戻した飛鳥は、「最初すごい劣勢で心が折れそうだったんですけど、応援してくれてる人たちのことを考えたら必死で勝利を目指しました」と苦しかった試合を振り返り、家族の理解と支え、そして自身をチャンピオンまで導いたパラエストラ千葉ネットワーク、応援してくれる周囲の人たちへ感謝を告げた。
▼第10試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○石橋佳太(Duroジム/同級世界7位)
一本 2R2分04秒 ※チョークスリーパー
●安藤達也(TRIBE TOKYO MMA/同級世界9位)
環太平洋王座挑戦前に5連続1R一本勝ちと極めの強さを存分に見せた石橋と、UFC出場を懸けた番組「Road to UFC: Japan」出演の後、修斗で2連続KOを上げている“超新星”安藤によるフェザー級マッチ。
1R、両者サウスポーでの打撃戦の後、石橋がタックルで出て安藤はバランスを崩すがテイクダウンまで持って行かせず、レスリング出身らしい強靭な足腰を見せる。
安藤が放った跳びヒザの直後、タックルで押して出た石橋はそこから背後に回るが、安藤は反応よく石橋を前方に落とす。しかし石橋もすぐさま安藤の腕をとらえて腕十字。腕が伸び切ったかに思えたが安藤は動きを止めずにサイドポジションまで回って逆に石橋を鉄槌で襲う。
だが、立ち上がった石橋は再び安藤のバックをうかがい、今度も安藤に背をかわされるがやはり腕を取って再度の腕十字。裏十字のような体制にされる安藤だがここから逃れてマウント、石橋が逃げようとしてもバック、マウントと付いていき、パウンド・ヒジと見舞って1Rを終える。
2R、パンチの手数を増やした石橋は左右のフックをヒット。安藤が組んできても石橋はこれを振り払い、さらに左右のパンチを連打。右ジャブ、左クロスと当てた石橋はそこからタックルを連係し、安藤の足を刈ってテイクダウン。
安藤が立たんとしたところで石橋は背後に回ってオンブとなり、グラウンドに持ち込むとスリーパー。石橋の腕を引き剥がさんと抵抗した安藤だが石橋がスリーパーを極め切り、前日に30歳の誕生日を迎えたばかりという石橋が一本勝利を果たした。
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