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【RISE】那須川天心が宿敵・村越優汰を破り初防衛に成功

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2016/09/25(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

村越(右)のローキックに合わせて胴回し回転蹴りの大技を放つ那須川(左)

RISEクリエーション
「RISE 113」
2016年9月25日(日)東京・後楽園ホール

▼第9試合 メインイベント バンタム級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○那須川天心(TARGET/RISEバンタム級王者)
判定2-0 ※50-47、50-50、50-45
●村越優汰(湘南格闘クラブ/RISEバンタム級1位・挑戦者)
※那須川が初防衛に成功。

 プロデビュー以来15戦15勝(12KO)と破竹の勢いで連勝を重ねる18歳の“スーパー高校生”那須川が、RISEバンタム級王座の初防衛戦に臨む。挑戦者は挑戦者決定トーナメントを勝ち上がった元王者・村越。

 昨年5月に行われたRISEバンタム級タイトルマッチで、村越は王者、那須川は挑戦者という今回とは逆の立場で対戦。那須川が村越をKOで下し、王座奪取に成功した。今回は約1年4カ月ぶりの再戦となる。

 1R、両者慎重な出足。スピードで上回る那須川が左フック、右フックとパンチを一気にまとめる。村越はフェイントから左ストレート、ヒザ蹴りを繰り出すが2発見舞ってしまい(認められるのは1発のみ)イエローカードが提示される。

 2R、村越がヒザを上下させてフェイントをかけるが、那須川は動じない。余裕を見せて手を大きく回す那須川は飛び込んでパンチを連打するが、村越のローが急所に入ってしまい一時中断。再開後、那須川は左ミドル、ローと蹴りで攻め、村越がパンチを出すとスピードのある倍以上のパンチを放つ。

 3R、ここまでほとんど攻めることがなかった村越が右ミドルから左フック。那須川もすぐ左のパンチを打ち返す。那須川は左ミドルで村越を誘うが、このラウンドもやはり村越は攻めてこない。

 4R、村越が左ローを蹴れば那須川もすぐに左ローを返す。ここでレフェリーから両者に「もっとアグレッシブに戦うように」との注意が入る。那須川は村越のローに胴回し回転蹴りを合わせ、場内を沸かせた。

 5R、業を煮やした那須川が左ローからパンチの連打を繰り出すと村越はクリンチ。村越のジャブが連続でヒットすると、那須川は左ストレートを打ち返す。最後に那須川がパンチの連打と飛び蹴りを見せ、試合終了。

 お互いに相手が出てくるのを待ち、手数の少ない試合となってしまったが、攻める姿勢と手数を出した那須川が判定勝ちで初防衛に成功した。チャンピオンベルトを巻かれると、那須川は「このベルトを巻く価値のない試合をやってしまった」と悔し涙を流した。

 マイクを持つと、「チャンピオンとして情けない試合をしてしまい反省しています。村越選手は前回の2~3倍強くなっていました。僕も少しなめていたところがあったと思いました。自分では頑張って本気で練習してきましたが、周りが求めていた試合ではなかったので、もっと練習して強くなります。次はしっかり倒して強くなったところを見せます」と語った。

 試合後のインタビューでも、「慎重になりすぎましたし、相手が思っていた以上に来なかった。誘っていたんですが来ないし、強引に行こうとも思ったんですが、(右)三日月蹴りを初めてもらって、これ以上もらったらヤバイと思ったので僕も行けませんでした。不完全燃焼です。あんな試合内容では僕がベルトを持っている意味がありません。みんなが言うように、初防衛戦はいつもより緊張しました」と反省しきりだった那須川。

 次の試合は12月5日の『KNOCK OUT』の旗揚げ戦。「次はしっかり倒したい」と那須川は前を向いた。


 

森本(右)の右ストレートが小山(左)を襲う

▼第8試合 セミファイナル フェザー級(-57.5kg)次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
○森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西/RISEフェザー級3位)
判定2-0 ※29-28、30-29、29-29
●小山泰明(建武館/RISEフェザー級4位、Bigbangスーパーフェザー級王者)

 5月の『RISE 111』で一刀と小山が挑戦者決定戦を争い一刀が勝利したが、以前から痛めていた拳の怪我が悪化して年内のタイトル挑戦が困難となったため、再度挑戦者決定戦が行われることになった。敗者復活となった小山と、10勝のうち8勝がKOという攻撃力の高さを誇る森本が対戦。

 1R、前に出る森本の右連打が入ると、手数は少ないものの小山が的確に当てるジャブを返す。森本は左右フックで襲い掛かるとすかさず右ハイキック。小山はそれを肩で受ける。森本の手数が目立った。

 2R、小山のガードの隙間にねじ込むような右ストレート、右フックを入れていく森本。しかし、バックハンドブローでヒジ部分が当たってしまいイエローカードが提示される。小山はこれで右目上から出血してしまう。それでも冷静な小山はジャブを突いての右ロー。後半は小山が手数を増やしてきた。

 3Rは小山が前へ出る。打ち合いになると小山が的確に当てていくが、森本も負けじと打ち返す。殴り殴られの打ち合いが展開され、最終Rはやや小山有利となったが、判定2-0の僅差で森本が勝利した。

 森本はマイクを持つと、「小山選手に勝ったので、だらしないチャンピオンの花田(元誉)に挑戦する資格を得ました。次の試合では花田をぶっ飛ばします。やっちゃうよ」と王座奪取をアピールした。

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