【ホーストカップ】裕樹が必殺ローでKO勝ち、西日本選抜が世界選抜に全勝
▼第15試合 トリプルセミファイナル 60kg契約 3分3R
○野辺広大(RISE・1-saiamgym/RISEスーパーフェザー級王者)
TKO 2R 1分58秒 ※パンチ連打
●山口侑馬(INNOVATION山口道場/DEEP☆KICK60Kg王者、INNOVATIONライト級王者)
蹴りの野辺とパンチの山口が激突。東京と大阪のチャンピオン対決となった。
1R、野辺は左ローと左ミドルを蹴っていくが、山口は構わず前へ出てパンチを打ち、ボディブローを決める。野辺もパンチで打ち合って左フックをヒットさせる場面もあったが、山口の左フックからの右ストレートで仰け反るなどパンチをもらった印象。
しかし2Rが始まってすぐ、野辺が右ローからの左ストレートでダウンを奪う。山口はすぐに立ち上がって打ち合いを挑むが、野辺はパンチで打ち合うと見せかけての右ハイキック。これがモロに決まり、山口はダウン。
それでも山口は立ち上がって打ち合いを挑んだが、野辺のラッシュに後退。最後は野辺がパンチの連打とヒザ蹴りで山口を圧倒したところでレフェリーがストップ。野辺がTKO勝ちで東西王者対決を制した。
▼引退式 FINALエキシビジョンマッチ 3分1R
KING皇兵(SFK/元REBELS60kg級1位、元MAスーパーフェザー級3位、元シュートボクシング日本スーパーフェザー級3位)
勝敗なし
fire仭士(SFK/元J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
神戸の名門SFKキックボクシングジム所属のKING皇兵とfire仭士の引退式と引退エキシビジョンマッチが行われた。
皇兵は強打のパンチ、変則的な打撃を武器に、2013年にREBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者ヤスユキ、SB日本スーパーフェザー級王者・歌川暁文を破っている実力者。前回、6月のHOOST CUP日本ライト級王座決定戦で辻出優翔に敗れ、引退を決意。
そして仭士も強打のパンチで2012年9月、J-NETWORKスーパーフェザー級王座決定戦でチームドラゴンの新鋭・木谷典史を僅か1R33秒でKOしてタイトル奪取。その後、昨年8月の初防衛戦では中向永昌を1R83秒でKOし、初防衛に成功している。
両者の希望でヘッドギアなどの防具は付けず、グローブも通常の8オンスを使用。お互いに「倒すつもりでやる」と宣言し、打ち合いを繰り広げた。エキシビション後、2人同時の引退式が行われた。
仭士は「自分はこれで引退しますがキックボクシングに対するアツい想いはまだまだ切れずに持ち続けています。このアツい心を後輩たちにつなげていきたいと思います。ここまでのキックボクシング人生は辛いことや苦しいことがほとんどでしたが、寒川(慶一)代表の元で一生懸命頑張って続けてきてよかったと思います」と、最後は声を震わせた。
皇兵は「自分は27、28歳でプロになってMMAから初めてキックボクシングをずっと続けてきました。寒川代表でなければ続けられなかったと思います。キックボクシングを通して皆さんのおかげでここに立っています。自分は真面目ではないですがキックボクシングだけは真面目にやってきて、最後は200人が応援に来てくれました。ジムの会長は自分にとって大事なものだと思います。最後の礼儀は必要です。ファイターは人として尊敬される人間になっていただきたいです」と語り、2人は10カウントゴングに送られてリングを降りた。
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