【J-NETWORK】八神剣太、試合巧者ぶり発揮し初防衛
▼第9試合 J-NETWORKライトヘビー級タイトルマッチ 3分5R
○武来安(=ぶらいあん/アメリカ/上州松井ジム/同級2位/挑戦者)
判定3-0 ※49-48、50-48、50-48
●木村秀和(HALEO TOP TEAM/J-NETWORKライトヘビー級王者)
※武来安が新王座に就く。
木村はこの試合を最後に引退することを表明。2度目の防衛戦となる今回がラストマッチとなる。
2008年8月にプロデビューした木村は、重量級トップクラスの選手としてJ-NETWORKを牽引。2015年5月のJ-KICKにて悲願の戴冠を果たし、昨年5月の初防衛戦では藤田智也を初回KOで下し、涙の初防衛となった。しかし、12月にKrushのリングで黒星を喫しており、今回は王座防衛で優秀の美を飾りたいところ。
挑戦者のJ-NETWORKライトヘビー級2位・武来安は、破壊力抜群のパンチを武器とする31歳。木村には2015年12月に一度対戦して勝利している。
1R、ローやミドルからのパンチにつなげる武来安。身長で上回る木村は、蹴りに合わせて上から振り落とすようにパンチを浴びせる。武来安がパンチで踏み込んだところへヒザ蹴りを突き刺して下がらせる場面もつくる。
2R、武来安が強烈なボディフックを叩き込むと、木村は左ハイを返す。武来安はガードの上からパンチを浴びせ、空いたボディにはミドル。木村も接近戦での打ち合いから鋭い右ストレートをヒットさせる。武来安は終盤に後ろ回し蹴りを2連発。
3R、強打で前に出てくる武来安に対し、ガードを固めてローを返す木村。武来安の打ち終わりに、至近距離からフックやアッパーをヒットさせる。武来安もボディを叩き込み、両者は打ち合いに。
4R、両者の激しいパンチの応酬に会場が大きく沸く。しかし、徐々にパワーで勝る武来安の圧力に木村が押し込まれる展開に。
5Rに入ると、パンチで畳み掛けてくる武来安に対して、木村はクリンチが多くなる。離れると武来安の左右フックを浴びてロープを背負わされる。飛びヒザ蹴りを返すが、劣勢を覆すことができずに試合終了となった。
武来安の判定勝ちが告げられると、その場でがっくりと座り込んだ木村。ラストマッチで無念の王座陥落となった。
一方、木村を返り討ちにして王座を奪取した武来安。駆けつけた応援団の大声援を受けると、「暖かい応援に心から感謝を申し上げます。アメリカに戻って生活しようと思ったこともありましたが、日本でベルトを目指して練習してきました。負けが続く時もあったけれど、頑張って獲ることができました。また頑張ります」と流暢な日本語で勝利の喜びを語った。
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