【ムエタイオープン】喜入衆、大逆転KO勝利で3度目の防衛に成功
▼第6試合 68.0kg契約 3分3R
○馬木愛里(岡山ジム闘我塾/ルンピニースタジアム認定スーパーライト級7位)
TKO 3R開始時 ※セコンドタオル投入
●アローン・ゴンザレス(カンボジア/エスジム)
馬木はスーパーライト級(63.5kg)を適正階級としながら、身長182cmのロングリーチと端正なルックスを持つ16歳の超新星。昨年11月と今年2月にルンピニーで勝利し、同スタジアムの7位にランキングされた。当初、コンゲンチャイ・エスジムとの対戦を予定していたが、馬木が計量前日に倒れ、点滴を打ったことで体重が5kg増に。コンゲンチャイが試合を拒否したために、急遽アローンが代替出場となった。アローンは昨年7月に開催されたムエタイ『TOYOTA CUP』で獅・センチャイジムと対戦。初回にヒジでダウンを奪うなど3Rを通じて圧倒し、判定勝ちを収めた実力を持つ。
1R、序盤は互いに相手の出方を覗いながらの蹴り合い。馬木は強弱のある左右ロー&ミドルを放ち、アローンがロープを背負うと左のパンチを振り抜く。アローンは手数は少ないが、パンチから一気に間合いを詰めて縦ヒジ強襲を見せる。
2R、アローンも手数を増し積極的にパンチと縦ヒジを放つがなかなか届かない。
リーチで圧倒的に上回る馬木は強烈な左右フックをたびたびヒットさせ、バックハンドブローからの鋭いヒザ蹴りも繰り出す。さらに組み合っても、アローンを大きく揺さぶり、こかす場面も見られた。
ここまでの戦いでダメージを負った様子のアローン。試合の続行は不可能となり、3R開始目前にセコンドがタオル投入。馬木のTKO勝ちが告げられた。
▼第9試合 52.6kg契約 3分5R
○大田拓真(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級3位)
KO 4R
●貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WMC世界スーパーフライ級王者、LPNJスーパーフライ級王者、MuayThaiOpenフライ級王者、元NJKFフライ級王者)
NJKFで期待を集める新鋭・大田はジュニア時代からタイで試合を重ね、プロデビュー後8戦無敗。その快進撃から一転、連敗を喫してしまったが昨年12月に勝利して勢いを取り戻した。一方、貴は30戦22勝6敗2分の戦績を持ち、これまでに4つのタイトルを獲得している軽量級トップのムエタイ戦士。
ムエタイをベースとする両者は、初回は相手の出方をうかがうようにゆったりしたペースで単発の攻撃を出し合う。
2Rには貴が跳び込みながらのヒジを振るい、積極的に首相撲を仕掛ける。大田は特に焦りの様子もなくヒザを返すテクニシャンぶりを発揮。3R、貴は前蹴りで距離を取り左ミドル。大田も右ストレート、左ミドルを返す。
4R、変わらずゆったりしたリズムで攻撃する貴に、大田は飛び込むような右ストレートをクリーンヒット。貴は立ち上がることが出来ず、大田が見事なKO勝利を収めた。
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