【ラウェイ】ミャンマー強し、4勝4KO2分で日米に圧勝
一般財団法人ILFJ/ファーストオンステージ
「バガン遺跡群震災復興支援 Lethwei in Japan 2~GRIT~」
2017年4月18日(火)東京・後楽園ホール
▼第6試合 65kg契約 ラウェイ公式ルール 3分5R判定なし
〇ター・テ・タプイン(ミャンマー)
TKO 2R 1分18秒 ※通算4度のダウン
●蓮實 光(パラエストラ栃木/MMA)
“地上で最も過激な格闘技”ミャンマーラウェイの第3弾日本大会。前回はミャンマーvs日本の4対4対抗戦が行われ、2勝2KO2分でミャンマーが勝利した。今回は日本とアメリカの連合チームがミャンマーチームに6対6で挑んだ。
ラウェイは、手にグローブではなくバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、さらには故意と見なされなければ金的攻撃も反則にならない過酷なルールで行われているミャンマーの伝統的な格闘技。
タプインはこの1年で9戦して負け無しの戦士。日本大会には3回連続出場となり、前回2月大会では1RでKO勝利を収めている。
蓮實は小学生から柔道を始め、、中学で全国大会出場(三段)。2011年にアマチュア修斗東北大会で優勝し、全日本アマチュア修斗選手権に出場したが、態度が悪く100日間の出場停止処分を受けたという逸話を持つ。プロデビュー後は柔道の投げと打撃を武器に、主にパンクラスで試合を行っている。
1R、いきなりパンチで突進し、テイクダウンを奪う蓮實。タプインも殴り合いに応じ、打ち合いとなる。タプインは蓮實のパンチをかわしながら逆にパンチを当てていき、右ストレートでダウンを奪う。蓮實は組み付いての投げ、テイクダウンでタプインをマットに叩き付けるが、疲れが見える。
2R、果敢に打ち合いに行く蓮實だが、左フックでダウンを奪われる。ここで蓮實サイドからタイム(ダウン1回に相当)がかかった。
再開後、一気に左右フックでラッシュをかける蓮實だが、逆にパンチをもらってダウン。真正面から打ち合うタプインに転倒を繰り返す蓮實。最後も打ち合いでの左フックでダウンを喫し、ルールにより通算4度以上のダウンに達したためTKO負けとなった。
これにより、対抗戦は4勝4KO2分でミャンマーチームが圧勝。日本人選手はまたしても勝利をあげることが出来なかった。
●編集部オススメ記事
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・地上最激の格闘技ラウェイが日本に本格上陸した旗揚げ戦
▼第5試合 69kg契約 ラウェイ公式ルール 3分5R判定なし
△ピャン・トゥエ(ミャンマー)
ドロー ※時間切れ
△アラナ(FSA拳真館USA支部/空手)
トゥエは無敗を誇るミャンマー中量級のトップ選手。2016年ラウェイ最優秀選手賞にも輝いている。対するアラナは空手を学ぶアメリカ人選手。
1R、アラナは何度もハイキックで脅かす。左ミドルからのパンチをもらうなど劣勢のトゥエだったが、一気にパンチで突進し、右ストレートでアラナに尻餅をつかせる。その後も前へ出てパンチを出し続けるトゥエ。アラナはヒザ蹴りで応戦する。
2R、蹴りを多用するアラナが右ハイをクリーンヒット、トゥエはそれでもひるまずパンチを放って前へ出る。アラナは左ミドルも何度も命中させ、トゥエの身体がくの字になる場面も。トゥエは眉間の辺りから流血し、顔面が真っ赤に染まる。
3Rもアラナが右ロー、左ミドルを上手く当てて距離を取る。トゥエは前に出続けてパンチを放っていくが、テクニックに翻弄される形。カウンターの左ミドルももらう。
4Rも突進するトゥエはボディに狙いを定め、ボディへのパンチから頭突きを繰り出す。この気迫に押されるアラナは次第に手数が減り、ロープ際に追い込まれて顔面へのパンチももらうが、左フックをクリーンヒット。トゥエも動きが止まり、両者見合う状態に。
5Rもボディと顔面へのパンチ、ローで前へ出て攻めるトゥエだが、アラナの右ストレートをもらう場面も。攻めるトゥエにカウンター狙いのアラナ。フルラウンドの戦いはルールにより、ドローとなった。
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