【ラウェイ】地上最も過激な格闘技の英雄ピンチも、最終RにKO
ファーストオンステージ
「Lethwei GP in Japan 2016」
2016年10月27日(木)東京・後楽園ホール
▼第5試合 80kg契約 3分5R
○トゥン・トゥン・ミン(ミャンマー/ラウェイ80kg級世界王者)
KO 5R 58秒 ※右フック
●アデム・フェニックスジム(オーストラリア/タイ国フェニックスジム)
ラウェイは、手にグローブではなくバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、さらには故意と見なされなければ金的攻撃も反則にならない過酷なルールで行われているミャンマーの伝統的な格闘技。
今回、本場ミャンマーの選手が多数来日し、日本にラウェイが本格上陸。そのメインイベントで、ラウェイ最強の男と呼ばれているミンが、ムエタイ選手のアデムと対戦した。ミンはラウェイで43勝1敗11分(判定がないため勝利は全てKO・TKO、フルラウンド戦って決着が付かない場合は引き分け)という驚異的な戦績を持ち、アデムはムエタイで35勝(20KO)10敗2分とKO数が多い。
1R、ローの蹴り合いからミンが右フック。組み付くと頭突きを見舞う。アデムもパンチを打つがミンの強力な右ストレート、右フックがヒット。ガンガン前へ出るミンが右ストレートでダウンを奪う。ミンは連打して一度離れ、飛び込んでの左フックがクリーンヒットし、豪快にダウンするアデム。
ここでアデムのセコンドから「タイム」が入った(試合中1度のみ2分間のインターバルを得ることが出来る)。再開後もパンチを繰り出しながら前へ出るミン。アデムはミドルを蹴るがミンの突進を止められない。ミンのワンツーがヒットしてラウンド終了。
2Rもワンツーで突進するミン。右フック、右ストレートが何度も決まる。蹴りとパンチで応戦するアデムだが、勢いに押されて下がる。しかし、アデムの右フックをもらったミンの動きがスローになり、アデムのアッパー、フックが決まりだす。アデムは左目上をカットして流血し、ドクターチェック。再開後、打ち合ったところでゴング。
3R、ミンのパンチにアデムも負けじと打ち返す。下がる場面が多くなったミン。アデムが接近してくるところへ頭突きを繰り出すがヒットしない。アデムのパンチ連打でコーナーへ追い込まれたミンは頭突き。さらにアッパー、フックを打ち込むがアデムも怯まずパンチを連打する。
4R、ミンはボディへ強い右ストレートを何発か放ち、顔面へ右ストレートを炸裂させる。しかしアデムは下がらずに前へ出てきてバックスピンエルボーを連発。ミンはアデムが近寄って来るとワンツーで下がらせるが、すでに疲労困憊だ。アデムはフックとアッパーでミンを追い詰める。
5R、ミンは右ミドルをキャッチしての右フックでダウンを奪う。アデムが立ち上がると右フック、体勢を崩したところへもう一度右フック。この一発がアゴヘ見事に決まり、アデムは完全にダウン。レフェリーが試合続行不可能と見て試合をストップ。ミンが最終RでKO勝ちを飾り、ラウェイの牙城を守った。
ラウェイ日本大会第二弾は、2017年2月に都内で開催されることが決定した。
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