【UFC】アリスターがファブリシオに辛勝
▼第8試合 ライト級 5分3R
○アンソニー・ペティス(アメリカ/元UFCライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ジム・ミラー(アメリカ)
ペティスは2015年3月に迎えた2度目のライト級王座防衛戦で、ハファエル・ドス・アンジョスに敗れて王座から陥落。さらに2連敗を喫すると階級転向を表明し、昨年8月のフェザー級初戦で一本勝ちを収めた。しかし、転向2戦目となったフェザー級暫定王座決定戦では、前日計量をオーバーした上に一本負け。再びライト級に階級を戻して復活を目指す。
対するミラーは昨年、五味隆典、ジョー・ローゾン、チアゴ・アウベスを相手に3連勝を飾っていたが、今年2月の大会でダスティン・ポイエーに判定負け。こちらも今回が再起戦となる。
1R、序盤から積極的に打撃を交換する両者。ペティスはミラーのパンチに合わせて、飛びヒザ蹴りを突き刺して攻勢に。ケージ(金網)を背負ったミラーに右アッパー&フックで畳み掛ける。ミラーは離れてパンチを返すが、ペティスはバックハンドブローを見舞いのテンポ良い攻めが目立つ。
2R、劣勢のミラーは蹴りをキャッチしてテイクダウンに成功。ペティスは下から三角絞めを狙うがこれは極まらず。ミラーはパウンドを落としながら、ペティスが背を向けたところでバックマウントに。しかし、ペティスはこれを逃れて立ち上がると、上を取り返してサイドからヒジを落とす。ミラーは立ち上がると、ペティスは足を掛けてテイクダウを奪う。ミラーの顔は鮮血にまみれる。
3R、ミラーは左右のパンチからローのコンビネーションを見せるが、ペティスは距離を取ってヒットを許さず、打ち終わりをジャブで狙う。組みの攻防から打ち合いになると、両者がマットに片手を着きながらのハイキックで顔面を狙い合うなど、よりアグレッシブな展開となった。
激しいながらも的確かつ正確にパンチやハイキックをヒットさせたペティスが判定勝ち。復活の狼煙を上げた。
▼第9試合 ヘビー級 5分3R
○カーティス・ブレイズ(アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ダニエル・オミランチェク(ポーランド/同級15位)
ブレイズは昨年4月からUFCに参戦した26歳の新鋭。デビュー戦こそヘビー級超新星のフランシス・ガヌーにTKO負けを喫したが、以降は2つのTKO勝利を含む3連勝で波に乗る。対するオミランチェクは2013年9月からUFCに参戦し、4勝4敗の戦績を収める34歳。現在2連敗中のため、今回は新鋭相手に勝利をつかみたいところ。
1R、パンチの交換からブレイズが組みつくが、ヒザ蹴りをオミランチェクの急所に入れてしまい口頭注意が与えられる。試合が再開されると、再びブレイズが組みつき、スペースができるとエルボーとアッパーで顔面を狙う。いったん離れるが打撃を何度か交換するとブレイズはタックルを仕掛ける。オミランチェクを倒すことはできないが、押し込む展開が続く。
2Rも同様にブレイズが打っては組みつく展開が続く。オミランチェクはパンチからミドルのコンビネーションを見せるが、ブレイズはパンチを放つとすぐに組みつく。会場からはブーイングが起こる。
3R、オミランチェクは豪快なフックを振るいながら前に出るが、やはりブレイズはジャブを繰り出すとすぐに組みつく。テイクダウンには至らないが、ディフェンスを強いられるオミランチェクは疲れの色が濃くなる。終盤にオミランチェクがタックルからテイクダウンを狙うが、ブレイズは腰を引いて回避すると上から覆い被さりヒジを落とした。
▼第6試合 ヘビー級 5分3R
○アレクセイ・オレイニク(ロシア)
一本 2R 3分44秒 ※リアネイキッドチョーク
●トラヴィス・ブラウン(アメリカ/同級9位)
オレイニクはMMAキャリア62戦を誇る40歳のベテラン。51勝10分1敗の戦績のうち、なんと42勝が関節技・絞め技による一本勝ち。2013年11月にロシアで行われた『LEGEND.2』では、ミルコ・クロコップから1R一本勝ちを収めている。対するブラウンは、これまでにアリスターやジョシュ・バーネットを破った実力者だが、現在は3連敗中と不調。今年4月には、かねてから交際中であった元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーと婚約を果たしており、今回は人生のパートナーに復活の勝利を捧げたいところ。
1R、パンチで前に出て来るオレイニクにブラウンはタイミング良く蹴りを入れる。首相撲からヒザ蹴りも効かされた様子のオレイニクは左フックを被弾してぐらつく。ブラウンはすかさずパンチ連打を浴びせてオレイニクをダウンさせるが、ここは無理せず立ち上がる。
しかし、スタンドに戻ると、今度はオレイニクが右フックでダウンを奪う。ここはすぐに立ち上がってピンチを脱したブラウンだが、終盤にはオレイニクにテイクダウンを許し、バックマウントで攻め込まれる。
2R、左ジャブから右フックを振りかざしてくるオレイニクを、ブラウンは首相撲に捕らえてボディへのヒザ蹴りで削る。さらに組みの攻防からオレイニクを抱え上げてテイクダウンし、サイドから押さえ込む。しかし、オレイニクは片足を取りながら立ち上がり、ブラウンのバックを取って引き込むようにテイクダウン。チョークでブラウンをタップさせた。
▼第7試合 バンタム級 5分3R
○ロブ・フォント(アメリカ)
一本 2R 4分36秒 ※ギロチンチョーク
●ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ(ブラジル)
▼第5試合 ウェルター級 5分3R
○チャド・ラプリーズ(カナダ)
TKO 3R 1分27秒
●ブライアン・カモッツィ(アメリカ)
▼第4試合 ミドル級 5分3R
○チアゴ・サントス(ブラジル)
TKO 2R 2分04秒
●ジェラルド・マーシャート(アメリカ)
▼第3試合 ウェルター級 5分3R
○ベラル・ムハマッド(アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●ジョーダン・メイン(カナダ)
▼第2試合 フェザー級 5分3R
○コーディ・ステーマン(アメリカ)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●テリオン・ウェア(アメリカ)
▼第1試合 ライトヘビー級 5分3R
○トレヴィン・ジャイルズ(アメリカ)
KO 2R 2分54秒
●ジェームズ・ボクノビック(アメリカ)
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