【J-NETWORK】極真ベイノアがTKO勝ち、7戦無敗でキック王者に
▼第6試合 J-NETWORKライト級王座決定戦 3分5R延長1R
〇冨田健祐(MA日本キックボクシング連盟/真樹ジムAICHI/J-NETWORKスーパーライト級8位)
TKO 2R 1分24秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●渡辺理想(わたなべ・ゆうと/極真会館/J-NETWORKライト級1位)
※冨田が新王座に就く。
J-NETWORKライト級王者・内堀裕斗(UNDER GROUND)が引退のため王座を返上。これにより同級1位・渡辺とスーパーライト級8位・冨田で王座決定戦が行われることとなった。
渡辺は極真空手仕込みの足技を武器とし、昨年10月にJ-NET初参戦。今年2月には前口太尊が返上したベルトを懸けて無敗の内堀裕斗と対戦したが戴冠を逃した。対する冨田は昨年2月、その内堀をヒジで切り裂き唯一引き分けた実力者。
1R、両者とも勢いよくパンチと蹴りを放ち、KO決着を予感させる出足。サウスポーの渡辺は左ミドル、後ろ蹴り、左ストレート。冨田はパワフルなフックからヒジを叩きつける。渡辺は華麗な後ろ回し蹴りで場内を沸かせるが、これはブロックされた。
2R、パンチの打ち合いから始まり、渡辺が組んでくると冨田はすかさずヒジを叩きつける。右フックから組み付いた渡辺に冨田が右の縦ヒジ。これで渡辺が頭頂部から流血してドクターチェックとなる。
再開後、渡辺は後ろ回し蹴り、ハイキックで逆転を狙うが、冨田はパンチから思い切りヒジを叩きつける。再びドクターチェックとなり、ここでストップがかかった。
TKO勝利でライト級王座に就いた冨田は、満面の笑顔でベルトを腰に巻いた。
▼第7試合 J-NETWORKバンタム級王座決定戦 3分5R延長1R
〇小嶋勇貴(NFG/J-NETWORKバンタム級暫定王者 J-NETWORK2016年度スーパーフライ級新人王)
判定3-0 ※50-47、49-46、50-48
●森 貴慎(もり・きしん/トイカツ道場/J-NETWORKバンタム級3位 J-NETWORK2016年度バンタム級新人王)
※小嶋が新王座に就く。
バンタム級暫定王者のキム・ギフンが引退により暫定王座を返上。これにより暫定王者のギフンに挑戦することが決定していたJ-NET2016年度スーパーフライ級新人王・小嶋が同級暫定王者に認定された。そして、今大会で正規王座の決定戦に臨む。
小嶋はJ-NETアマチュア王者、学生キック王者を経て昨年2月に同団体でプロデビュー。3RTKO勝利でデビュー戦を飾ると、7戦無敗の快進撃を続けている。
対するは、現在7勝(6KO)1敗と勝利のほとんどがKOという森だ。昨年8月にJ-NET初参戦を果たすと3連続KO勝ちで今回の王座決定戦に抜擢された。
1R、小嶋は右ミドル、サウスポーの森は左ミドルと左ローを出していく。森は距離を詰めてパンチを放つが、小嶋は巧みにブロックする。
2R、森は顔面とボディへの左ストレートで前に出て、小嶋はブロックして右ミドル中心の反撃。小嶋はタイミングのいい前蹴りで森を転倒させる。三日月蹴りを蹴り合う両者。
3R、ミドルの蹴り合いから首相撲でのヒザの蹴り合いと両者譲らず。小嶋は前蹴りで距離を取っての右ミドル、森のパンチは抜群のディフェンスで防ぐ。小嶋が前に出て右ミドル、前蹴りで優勢に。
4Rも小嶋が右ミドルと前蹴りで前へ出る。森はパンチの連打を見せるが、すぐに小嶋が右ミドルで反撃。
5R、勝負を懸ける森が右アッパーで飛び込むが、小嶋は首相撲に捕えてのヒザ蹴り。森も応戦する。離れると小嶋がやはり右ミドルから首相撲でのヒジとヒザ。ヒザ蹴りの連打で森は防戦一方に。小嶋は前蹴りと右ミドルで森を突き放し、森がパンチで入って来ると首相撲に捕まえてのヒザ蹴り連打。最後は勝ちを確信した小嶋がフットワークで森から離れ、試合終了。
判定勝ちで小嶋がデビュー以来無敗の8連勝で王座に就いた。
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