【ボクシング】メイウェザーがマクレガーに10RでTKO勝ち
大歓声に迎えられ、両手を挙げて先に入場したのはマクレガー。肩にはアイルランドの国旗がかけられている。メイウェザーは黒い覆面を被っての入場。場内はすでに総立ち状態だ。向かい合うとマクレガーの体格の大きさが目立つ。
1R、サウスポーのマクレガーがいきなり仕掛ける。ロープを背負うメイウェザーにボディから顔面へのコンビネーションパンチ。メイウェザーがボディを打つと、マクレガーは両手を背中に回して“もっと打ってこい”のポーズ。メイウェザーが右ストレートで入って来るとマクレガーは左アッパーをヒットさせる。
2Rも前に出るのはマクレガー。コーナーを背負ったメイウェザーに左ストレートなど連打を見舞う。マクレガーは構えを左右に変えて積極的にパンチを出していき、ヒットも奪う。メイウェザーは右ボディストレート。マクレガーはメイウェザーが右を放って来るとカウンターのフック&アッパーを連打。さらにバックを奪ってレフェリーに注意される。
インターバル中にカメラへ向かって舌を出しおどけるメイウェザー。3R、左ストレートで前に出るマクレガー。メイウェザーが頭を下げると鉄槌を落としてしまい注意を受ける。右ボディストレートしか目立った攻撃がないメイウェザー。マクレガーは左アッパーのカウンターを放つ。
4R、マクレガーの連打にメイウェザーは頭を下げてのクリンチ。マクレガーは左フックをヒットさせる。スピードを上げるメイウェザーは右ボディから左フック。徹底して右でボディを攻めるメイウェザー。マクレガーはジャブを出して後退し、メイウェザーは前進。
5R、左右に動いてジャブを出すマクレガーだが、メイウェザーのプレスに後退。ガードを固めて前に出るメイウェザーにマクレガーは細かくパンチを打つがクリンチする場面が目立つ。メイウェザーは徹底したボディ攻撃からワンツー、左フックをヒットさせる。
6R、マクレガーはバックに回ると後ろからパンチを見舞う。メイウェザーは後頭部へのパンチだとアピール。再開するとメイウェザーが一気に前へ出て右ストレートを度々ヒットさせていく。マクレガーも左ボディブローを返すが、メイウェザーの前進は止まらない。両者笑みを浮かべながらボディを打ちあう。
7R、前に出てくるメイウェザーにマクレガーは右フックを打ち込むが、メイウェザーは前に出て右ストレートを何度も打ち込む。クリンチを多用するマクレガー。右ストレート、右フック、ボディからのワンツーとメイウェザーがヒットを奪う。
8R、マクレガーはバックに回って背後からのパンチ。前に出てくるメイウェザーに対し、回り込んでパンチを細かく打つマクレガー。メイウェザーは左アッパー、右ストレートの上下打ち分け。
9R、マクレガーの右ボディブローにメイウェザーが大きく下がったが、これはローブローだった。再開後、前に出てくるメイウェザーに細かくパンチを打ち込むマクレガー。しかし、がっちりとガードした構えからメイウェザーが右ストレートを放つとマクレガーは大きく後退。左右連打に思わずタックルしてしまうマクレガー。メイウェザーの強烈な右ストレート、左フックがヒット。追い回される形に。
10R、メイウェザーの右ストレート、左フックが次々とヒットし、マクレガーは下がる。パンチを当てながら前へ出るメイウェザー。最後はメイウェザーの打ち下ろしの左ストレートでマクレガーが前かがみになったところでレフェリーがストップした。
世紀の一戦はメイウェザーのTKO勝ちに。これでパーフェクトレコードを50戦全勝27KOとし、元世界ヘビー級王者ロッキー・マルシアノの49勝(全階級を通じて無敗、引き分け無しのまま引退)の記録を抜いた。
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