【GLORY】王者リコが元UFCの“ビッグフット”にTKO完勝
GLORY 46 China
▼ミドル級(-85kg)タイトルマッチ 3分5R
○アレックス・ペレイラ(30=ブラジル/同級3位/挑戦者)
判定5-0 48-46、48-46、49-45、49-45、50-44
●サイモン・マルクス(30=カナダ/王者)
※マルクスが防衛に失敗、ペレイラが新王座に就く。
マルクスはWPMFやWBCをはじめとした数多くのムエタイ世界タイトルを獲得した実績の持ち主だ。昨年2月にGLORYミドル級王座に就いたが、9月に迎えた2度目の防衛戦でジェイソン・ウィルニスにTKO負けを喫して王座から陥落。だが、今年4月にウィルニスを判定で破り、王座返り咲きを果たした。今回が王座奪回後、初の防衛戦となる。
対するペレイラはボクシング出身で、194cmの長身から繰り出す多彩なパンチを武器としているファイター。今回がGLORYタイトル初挑戦となる。
1R、積極的に間合いを詰めてパンチを繰り出すペレイラ。マルクスは離れながらミドルやローを返し、マルクスのパンチを搔い潜っては組んでヒザ蹴りを入れる。終盤には両者が接近戦で鋭いパンチを交換する。
2R、ペレイラが圧力を増し、細かい左ジャブからアッパーやフックのコンビネーションで仕掛ける。ロープを背負わされるマルクスは右ミドルを返すが、直後に右フックを被弾してダウンを奪われる。
マルクスは立ち上がるが、試合が再開されるとペレイラの正確なパンチを打ち込まれる展開が続く。終盤にはペレイラがパンチから顔面とボディへのヒザ蹴りにつなげる攻めで、さらに畳み掛けた。
3R、なおも前に出てパンチをさまざまな角度から正確に打ち込むペレイラ。劣勢のマルクスはジャブで牽制しながら回り込んでミドルとローを返し、そこから一気に踏み込んで顔面とボディをフックで狙う。
4R、少し疲れた様子のペレイラをマルクスの右フックがたびたびとらえる。だが、5Rに入ると、ペレイラがゴングと同時にパンチで前に出て、飛びヒザ蹴りから右フックへとつなぎ、さらにパンチ連打で畳み掛ける。
ガードを固めたマルクスは、この猛攻で疲労したペレイラに対し、首相撲からヒザ蹴り連打を返し、右フックもヒットさせたが、大きなダメージは与えられずタイムアップを迎えた。
勝敗の行方は判定に。多彩なパンチのテクニックを駆使してヒットを重ねたペレイラが、ジャッジ5名全員の支持を受けて勝利、王座奪取に成功した。ペレイラは判定の結果を聞くと、何度も絶叫して喜びを爆発させた。
PHOTOS(C)James Law, GLORY Sports International
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