【イノベーション】岩浪悠弥、WPMF世界タイトル戦で惜敗
Japan Kickboxing Innovation/岡山ジム
「第4回岡山ジム主催興行」
2017年10月15日(日)岡山・倉敷山陽ハイツ体育館
▼第16試合 ダブルメインイベント2 WPMF世界スーパーフライ級王座決定戦 3分5R
〇リティグライ・ゲーオサムリット(タイ/元WPMF世界フライ級王者)
判定3-0 ※49-47、49-48、49-47
●岩浪悠弥(橋本道場/INNOVATIONバンタム級王者、WBCムエタイ日本フライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
※リティグライが新王者に
初回からサウスポーのリティグライがパンチから左ローキックなど積極的にアタック。岩浪は見事なディフェンステクニックを披露し、ほとんど攻撃をもらわない。時折、ヒヤリとするパンチの交錯が見られたが、これも紙一重でかわしてみせる。時折、首相撲になってリティグライが唸りを上げて組み伏せようとしても、上背に勝る岩浪はものともしない。
だが、リティグライは、タイミング良く強い左ミドルキックを時折当てる。これが勝負を分けた。岩浪のパンチやローキック、ハイキックは、ヒットするが、速くとも軽く、重い攻撃は、あくまでリティグライの蹴りが印象的。
そんな展開で4R終盤には、ポイントリードを確信したか、それまで気迫で顔を強張らせていたリティグライが試合中に笑顔になる。
5R、岩浪が猛然とパンチを振るって前に出る。逆にこれを涼しく流すのはリティグライ。試合終了のゴングが鳴り、判定結果を待つ間、両手を挙げて小躍りするリティグライとコーナーでうな垂れる岩浪。結果は、やはり明確な3-0、リティグライのフライ級に続く二階級制覇とあいなった。
▼第15試合 ダブルメインイベント1 WPMF女子世界フライ級タイトルマッチ 2分5R
〇白築杏奈(138 KICKBOXING CLUB/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者/挑戦者)
判定2-0 ※49-49、49-47、49-48
●ノーンビウ・シットヨードシアン(王者)
※白築が新王者に。
試合で積極的に仕掛けるのは、挑戦者の白築。ワンツーストレートや右顔面前蹴りで攻め込むと、王者ノーンビウは、初回から早くも得意だという首相撲に持ち込む。
白築がパンチを打ち込み、そこから首相撲でヒザ蹴りの打ち合いという展開が試合の大半となるが、ここで白築は、初めての体験でもあるムエタイの組技地獄を耐え凌ぎ、技術ではノーンビウに劣ってもフィジカルと勢いで互角の攻防を繰り広げる。
4R、白築は、ヒザ蹴りの攻防でも手数で上回り始め、最終回は、更に勢いを増して責め立てる。2-0の薄氷勝利をものにしたのは、白築。
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