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【ビッグバン】王者・良星がハイスピードバトルを制し王座防衛

佐野天馬がテクニックでリョウ・ペガサスを圧倒し王座獲得
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2017/12/03(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

飛び込んでくるリョウ(右)を強烈な蹴りで迎え撃った佐野(左)

谷山ジム
「Bigbang・統一への道 其の31」
2017年12月3日(日)東京・ディファ有明

▼第11試合 Bigbangフェザー級王座決定戦 ビッグバンルール 3分3R延長1R
○佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-27
●リョウ・ペガサス(アカデミア・アーザ/元RISEフェザー級1位)
※佐野が新王座に就く

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 リョウは各団体のタイトルマッチを経験し、これが8度目の王座獲得のチャンス。執念でベルトを獲得したいところ。その前に立ちはだかった佐野は2014年のKrush新人王トーナメントを制し、9月のビッグバンでは強敵ユウ・ウォーワンチャイを三日月蹴りでKOしている。

 1R、ジリジリと前に出て左ミドルを蹴る佐野に、リョウは左へ回り込みながら飛び込んでのパンチやローを繰り出す。佐野の至近距離からの左ハイがリョウの顔をかすめ、リョウは右目上から流血。ドクターチェックを受ける。右ローを蹴り続けるリョウへ、佐野は速く鋭い蹴りを見舞っていく。

 2R、リョウは左右へ回り込みながら右ローを蹴り続け、佐野も蹴り返す。佐野の右ハイを間一髪でブロックするリョウ。佐野はヒザ蹴りから左右フック、リョウを追い詰めてのパンチ連打。リョウは動き回ってパンチとローで応戦する。

 3Rもジリジリ前へ出てリョウを追い詰め、速く鋭い蹴りを見舞っていく佐野。リョウはボディブローと右ローを出すが、佐野のミドルやヒザ蹴りに追い込まれていく。ヒットさせてもすぐに打ち返されるリョウ。

 最後まで動き回って抵抗したリョウだったが、佐野がテクニックを見せつけて判定3-0で完勝。佐野が新王座に輝いた。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


ヘビー級らしい豪快なパンチを叩き込んでいったアリ(右)

▼第10試合 WBKF世界スーパーヘビー級王座決定戦 3分3R延長1R
○プリンス・アリ(イラン/フリー/元J-NETWORKヘビー級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ヤン・ジェグン(韓国/KHANジム/KMKクルーザー級王者)

 アリとヤンのスーパーヘビー級対決。アリは名古屋の格闘技大会『HEAT』でキックルール ヘビー級王者として活躍し、54戦のキャリアを持つベテラン選手。ビッグバン初参戦となった10月大会ではアレックス・ロバーツを1RでKOしている。対するヤンは5月にRISEでRISEヘビー級王者・清水賢吾と対戦し、KOで敗れたものの3Rまで攻め続けて健闘した。

 1R、体格で上回るアリがワンツーから左ハイキック、ヒザ蹴りのコンビネーションで前へ出る。ヤンは迫力あるアリの攻撃に下がらされるが、ローを蹴る。アリの首相撲からのヒザ蹴り、右フック、左ミドルなどが次々とヒットし、圧倒されるヤン。

 2R、アリの右ストレート、左右フック、左ハイをもらって何度もフラフラになりながらも、タフなヤンは倒れず右ロー、左ミドルを蹴り返す。

 3Rはヤンが前に出て右ローとパンチのコンビネーションをでアリを下がらせる。疲れが見えるアリもパンチを打ち返すが、ヤンの右ローで後退。アリの左ハイを喰らっても前へ出てパンチと右ローで攻めていくヤン。

 ヤンのタフネスと闘争心に手を焼いたアリだったが、判定勝ちで王座に就いた。

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