【ONE】のび太が2度目の王座陥落、22歳パシオにリベンジ許す
松嶋こよみ、元王者ガフロフを1R KO勝利▼フェザー級 5分3R
○松嶋こよみ(25=パンクラスイズム横浜)
TKO 1R 2分41秒
●マラット・ガフロフ(33=ロシア/元ONE世界フェザー級王者)
松嶋は2015年2月に修斗でプロデビュー。キャリア早期から海外団体で白星を挙げるなど、日本期待の新星として注目された。2016年9月から参戦したパンクラスでも粕谷優介やカイル・アグオンといった強豪を破り、フェザー級トップランカーに躍り出たが、今年4月の同級暫定王座決定戦で対戦相手のISAOに反則のヒザ蹴りを見舞ってしまい黒星。今回はONE初陣にして再起戦となる。
対戦相手のガフロフは昨年8月までONE世界フェザー級王座のベルトを巻いていた超強豪。同王座は3度目の防衛戦でマーチン・ヌグエンにKO負けして失ったが、それまでは2010年6月のプロデビュー戦から無傷の15連勝中だった。今年4月の再起戦を電光石火の一本勝ちで飾っており、その実力は健在だ。
1R、松嶋が序盤から積極的に左インロー、左ハイ、右ローを飛ばして先手を取る。ガフロフは左インローからの左右フックにつなげるコンビネーションを振るうが、松嶋は落ち着いてかわしていく。
すると、松嶋の左右ローを嫌がり後ずさりを始めたガフロフ。松嶋はすかさず右ストレートを入れながらのタックルでテイクダウンを奪う。ガフロフもすぐに下からのアームロックで応戦。松嶋はすぐに外して立ち上がる。
続くスタンド戦で、ガフロフは左ジャブから一気に間合いを詰めて左ローを蹴るが、直後に松嶋の強烈な右フックを叩き込まれてダウン。ヒザから崩れ落ちたガフロフに対し、松嶋が追撃のパンチをまとめたところで、レフェリーが試合を止めた。
ケージによじ上って喜びを爆発させる松嶋。前王者相手に初回TKO勝ちという最高のかたちで、松嶋が初陣を飾った。
▼フライ級 5分3R
○ダニー・キンガド(22=フィリピン)
判定3-0
●若松佑弥(23=TRIBE TOKYO M.M.A)
若松は2015年6月にプロデビュー。現在までに10勝2敗の好戦績を収め、主戦場のパンクラスでは若きトップランカーとして活躍してきた。今年2月には同団体のフライ級王座にも挑戦し、王者・仙三に5R・TKO負けを喫したものの、会場大熱狂の激闘を繰り広げてさらに名を上げることに。今回はプロ13戦目にして注目の海外団体デビュー戦となる。
対戦相手のキンガドは2014年11月にプロデビューし、翌年4月のプロ3戦目からONEに参戦。こちらも現在までに7勝1敗の好戦績をマークしている。唯一の黒星は昨年11月に元ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モラエスに喫したものだ。
1R、序盤は打撃となり、若松が強烈な右ローと右ストレートでキンガドを吹っ飛ばすなどペースを握る。なかなか打撃をヒットさせることができないキンガドは組みついて投げを打つ。若松は体が宙を舞うも、巧く受け身を取ってすぐに立ち上がる。終盤に若松は再びキンガドにタックルでテイクダウンを許し、チョークをしのぐ展開となった。
2R、互いのパンチがギリギリのところで空を切るスリリングな攻防が続き、タックルでテイクダウンも狙い合う。しかし、若松は前に出ようと踏み込んだところで、キンガドの狙いすました左の関節蹴りを被弾。若松は足の踏ん張りが効かくなり、パンチを打ち合った際にはヒザが一瞬落ちる場面も。
3R、巻き返したい若松は積極手に前に出て強烈な左フックを浴びせる。キンガドもタックルでテイクダウンを奪って譲らない。打撃戦になると、キンガドが右ローと左の関節蹴りで若松の前足(左足)を狙い、終盤には若松をテイクダウンして背後からパンチの連打を浴びせるなど優勢を保った。
持ち前の強打で幸先の良いスタートを切った若松であったが、キンガド必殺の関節蹴りを受けてからペースダウンして判定負け。若松はONE黒星デビューとなった。
▶︎次ページ:那須川天心と死闘を繰り広げたロッタンのONEデビュー戦
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