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【HEAT】石井慧がアームロックで王座奪取、試合後には相手の反則に怒りの抗議

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2019/03/03(日)UP

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パンチを当てていった将暉(右)が接戦を制した

▼HEATキックルール ライト級王座決定1DAYトーナメント 決勝戦 3分3R延長1R
●ヘンリー・セーハス(ボリビア/ブラジリアン・タイ)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10、10-9
〇将暉(RKS顕修塾)
※将暉が王座に就く。本戦の判定は29-28(セーハス)、29-29、29-29

 1R、強い右の蹴りを出しながらどんどん前へ出るセーハスに将暉はローで応戦。お互いにワンツーを当て合い、徐々に激しさを増していく。終盤には打ち合いとなった。

 2R、勢いよく前へ出て左右フックで攻めるセーハスに将暉は回り込んでの左ローと左ミドルで対抗する。将暉のパンチからの左ミドル、左ローに後退するセーハス。将暉が回り込んでセーハスの攻撃をかわし、自分の攻撃を上手く当てていく。

 3R、セーハスは飛び蹴りを繰り出していき、打ち合いを挑む。パンチのラッシュに下がる将暉だが、左ミドルでセーハスの身体をくの字にする。乱打戦の中、セーハスの蹴りが将暉の急所に当たり試合は一時中断。再開後、猛然と左右フックと飛び蹴りで攻めるセーハスに将暉も打ち合う。

 本戦の判定はジャッジ1名がセーハスを支持したがドロー。延長戦になると両者ミドルを蹴り合い、セーハスは左右フック、将暉は左ローで攻める。ガムシャラにパンチで攻めるセーハスに将暉は左ローでダメージを与えていき、判定2-1の僅差で勝利。

 なお、この決勝は将暉の1回戦が不戦勝となったため、セーハスが勝てば正規王者、将暉が勝てば暫定王者という取り決めで行われたため、将暉は暫定王者として認定された。


ダウン(右)が石井の練習パートナーを撃破

▼HEAT総合ルールヘビー級ワンマッチ 5分3R
〇チョン・ダウン(韓国/KOREAN TOP TEAM/HEAT総合ルールライトヘビー級王者)
TKO 3R 58秒 ※ヒジ打ち→レフェリーストップ
●サシャ・ミリンコヴィッチ(クロアチア/CRO COP TEAM)

 昨年9月のHEATでHEAT総合ルールライトヘビー級王者になったダウンが、ミルコ・クロコップ率いるCRO COP TEAMで石井慧の練習パートナーであるミリンコヴィッチを迎え撃った。

 1R、ジャブ&ローでジリジリと前に出るダウンに後退していたミリンコヴィッチだったが、タックルで組み付くとバックを奪う。しかし、バックを奪い返したダウンはスタンドへ戻り、ジャブを当てていく。終盤、ダウンが右のパンチを連続ヒットさせていき、ミリンコヴィッチは右ミドルを蹴ったが蹴り足をキャッチされてテイクダウンされる。

 2R、お互いにジャブを当て合う中、ミリンコヴィッチが組み付くがテイクダウンは出来ず。ダウンの右ストレートをもらったミリンコヴィッチは首相撲からのヒジ打ちで応戦。中盤、ミリンコヴィッチがタックルからバックを奪うが、それ以上は攻め切れない。

 3R、疲労の色が濃いミリンコヴィッチを、ダウンはパンチでケージ際に追い詰めるとタックルでテイクダウン。あっさりマウントを奪うと上からヒジを5連打。無抵抗のミリンコヴィッチを見て、レフェリーが試合をストップした。

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