【ラウェイ】全試合KO決着、渡慶次幸平が再び拳を折るもKO勝利、東修平は無念のTKO負け
▼第3試合 61.00㎏契約 3分5R
●イェ・スィー・ニ(21=ミャンマー)
TKO 4R1分6秒 ※ギブアップ
○真虎斗a.k.a BASTA(29=TEAM BASTA)
真虎斗は今回がラウェイ4戦目。過去3戦は全てドローに終わっており、今回こそ初勝利を狙う。対するイェは「ミャンマーの天才児」の異名を持ち、戦績は驚異の50勝2敗25分。ラウェイ世界大会で三連覇の実績を誇るという超大物だ。前回大会では一休そうじゅん(ゴリラジム)からKO勝ちを奪っている。
1R、真虎斗が左右ローで前進。ガードを固めながら前進する真虎斗にイェが右フック・右アッパーを繰り出すが、真虎斗はお構いなしに頭突きで前進する。ロー、ボディに効いた様子を見せるイェ。中盤以降真虎斗はパンチに切り替え、至近距離で右アッパーを突き上げる。
2R、真虎斗は前進するが蹴りが出なくなる。イェは下がりながら左右フック、右アッパーを的確に真虎斗へヒット。時折体をかぶせながら左右わき腹へフックを叩き込み真虎斗の体力を削る。イェは至近距離で右ヒジを振るい、上のガードが堅いとみるや右ヒザを突き上げる。このラウンドでイェは右目下を、真虎斗は口の中を大きく切る。
3R、真虎斗は前進し、単発の左ローをイェの奥足へヒット。イェは強い左ジャブでけん制し、動きが止まった真虎斗に飛びヒザ蹴りを当てる。真虎斗が前進し前傾姿勢を見せるとイェはすかさず体をかぶせ右ボディをわき腹に連打。このラウンドでイェが左目付近をカットし、真虎斗は鼻血が目立つようになる。
4R、前進し左ボディフック、右ボディストレートを重ねる真虎斗。イェも左ジャブから右ボディストレートを突きさす。真虎斗の右アッパーが直撃し、動きを止めたところに左ボディ。間髪入れずに左ヒザをボディに打ち込まれたイェがたまらずダウン。赤コーナー側からタイムの要求があったが、1分ほど経過したところでイェがギブアップを宣言し、真虎斗のTKO勝ちが告げられた。
初勝利を収めた真虎斗は、試合後のリングで「世界大会三連覇の天才に勝った俺、どうですか?」と観客をあおった。そして自身のジムがある奈良では練習相手もおらず、恵まれた環境にいる人間にいつか見せつけてやろうと思っていたという目標を達成し「めちゃくちゃうれしいです」と満面の笑みを見せた。そして自身の誕生日が試合翌日の5月18日であると明かし、人生最高の誕生日を迎えられることを観客に報告し、感謝の言葉を述べた。
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